秋祭り-牛鬼⑩

【秋祭り-牛鬼】

長く伸ばした「牛鬼」の頭を引き戻している様子です。

この頭（首木の扱い手）、
この様に駕籠の中からでは・・・外の様子がまったく見えませ～ん。

何時、どのタイミングで頭を出すのかは、
「牛鬼」の先頭を担ぐ担ぎ手からのサインで・・・頭の出し入れを行います。

「牛鬼」に向かって右側の先頭を担ぐ人だけが、
「牛鬼」を覆っている毛の隙間から・・・外の様子が解るのです。

あとの１４名の担ぎ手は・・・男臭い駕籠の中で、
黙々と「牛鬼」の担い棒を担いでいるだけで～す。
常に隣近所の様子に気を配りながら・・・、
しんどそうにしている担ぎ手がいれば・・・しばらくの間、肩を抜いて体力の回復を進めるよう協力しあっています。

こうした苦しみを共に乗り越えて行くことで、
「牛鬼」の担ぎ手には素晴らしいチームワークが出来上がりま～す。

秋祭りー牛鬼⑨

【秋祭り-牛鬼】

これが「牛鬼」の駕籠内部の様子です。

両サイドに７名づつに分かれて「牛鬼」の駕籠を担ぎ、
真ん中にいる人が「牛鬼」の頭（首）の出し入れを担当しま～す。

今、真ん中にいる人（頭：今年度の牛鬼のリーダー）が、
「牛鬼」の頭を出そうと首木（頭に連動した木の棒）を手にしているところで～す。

「牛鬼」は前へ進んでいますので・・・「牛鬼」より如何に早く前へ進むことが出来るかによって、
「牛鬼」の頭が急に飛び出してきたように・・・観客の目には映るのです。