私と同じようにデンマーク人と結婚している友人Mさんと食事に行った。彼女はコペンハーゲンに住んでいて、7歳の男の子と1歳の女の子がいる。
話題はいつものようにデンマークのことをあれこれ話したのだけど(なぜか褒めることよりも文句が出てしまうのよねー)、今回はムハンメド風刺画問題の話はやはり最初のトピックスだった。
そしてメインは子育ての話。彼女の上の子が少しだけデンマークの学校で、デンマーク語ができるにも関わらず「外人」と悪口を言われたことがあったそう。外人だけでなく、Perkerと言われたという。
まだ実際にひどい経験をしたことはないけれど、ハーフの子どもを育てるということは同国人同士のカップルにはない難しい局面がある。
まずは言葉の問題がある。どの言語を第一言語にするかだけど、両親は互いに自分の言語を第一言語にしてもらいたいという気持ちがあり、それが学校選びにつながる。学校はインターナショナルスクールにすれば第一言語が英語になってしまう。それをいいと思うのか、いや、違うと思うのか。日本の学校に行けば日本人になるので夫があまり嬉しくないし、逆だと完全なデンマーク人になるので私が受け入れられない。それから仮に第3国に住んだ場合、マイナーな国である日本とデンマークは現地校がないことが多いので、インターかあるいはその国のパブリックというところで悩んでしまう。
それからアイデンティティの問題。完全な日本人でもなく、完全なデンマーク人でもない。これは大人になればかなりのアドバンテージになる可能性もあるのだけど、成長の過程ではただでさえ自分のアイデンティティを確立していく中で悩んだりするのに、より複雑になるかもしれない。
いじめや差別の問題も恐らくどこに住んでもあるだろう。相手はそんなに深い意味はなくても、受けるほうは本当に傷つくだろう。それに打ち勝つ精神力が備わっている子どもはいいけれど、なかったらどうするのか。最終手段として転校をしなくてはならないようなことにもなるのかもしれない。
私は普通の日本人として生まれ育ってきたので、こういう問題には経験がなく、どんなことが問題になるのかも予想しきれないし、果たして問題が発生したときに私のこれまでの経験があまり解決の役に立たないかもしれない。
子どもを育てることはそれだけでもかなりの責任の重さにときとして呆然とするほどなのに、親としてさまざまなことに対処できるのか不安に思う。
まあ、普段はあまり悲観しているわけでもなく、ただただ子どもと向き合って、普通に子育てしている。2つの文化、2つの言語を持つことはそれでも非常に羨ましくもあり、たくましく、この子たちは両者の中でうまく生きていけるんだろうなあとなんとなく信じている。それにとりあえずは2人兄弟で自分と同じ環境の人がもう一人いることは、きっと支えになるに違いないとも思っている。
話題はいつものようにデンマークのことをあれこれ話したのだけど(なぜか褒めることよりも文句が出てしまうのよねー)、今回はムハンメド風刺画問題の話はやはり最初のトピックスだった。
そしてメインは子育ての話。彼女の上の子が少しだけデンマークの学校で、デンマーク語ができるにも関わらず「外人」と悪口を言われたことがあったそう。外人だけでなく、Perkerと言われたという。
まだ実際にひどい経験をしたことはないけれど、ハーフの子どもを育てるということは同国人同士のカップルにはない難しい局面がある。
まずは言葉の問題がある。どの言語を第一言語にするかだけど、両親は互いに自分の言語を第一言語にしてもらいたいという気持ちがあり、それが学校選びにつながる。学校はインターナショナルスクールにすれば第一言語が英語になってしまう。それをいいと思うのか、いや、違うと思うのか。日本の学校に行けば日本人になるので夫があまり嬉しくないし、逆だと完全なデンマーク人になるので私が受け入れられない。それから仮に第3国に住んだ場合、マイナーな国である日本とデンマークは現地校がないことが多いので、インターかあるいはその国のパブリックというところで悩んでしまう。
それからアイデンティティの問題。完全な日本人でもなく、完全なデンマーク人でもない。これは大人になればかなりのアドバンテージになる可能性もあるのだけど、成長の過程ではただでさえ自分のアイデンティティを確立していく中で悩んだりするのに、より複雑になるかもしれない。
いじめや差別の問題も恐らくどこに住んでもあるだろう。相手はそんなに深い意味はなくても、受けるほうは本当に傷つくだろう。それに打ち勝つ精神力が備わっている子どもはいいけれど、なかったらどうするのか。最終手段として転校をしなくてはならないようなことにもなるのかもしれない。
私は普通の日本人として生まれ育ってきたので、こういう問題には経験がなく、どんなことが問題になるのかも予想しきれないし、果たして問題が発生したときに私のこれまでの経験があまり解決の役に立たないかもしれない。
子どもを育てることはそれだけでもかなりの責任の重さにときとして呆然とするほどなのに、親としてさまざまなことに対処できるのか不安に思う。
まあ、普段はあまり悲観しているわけでもなく、ただただ子どもと向き合って、普通に子育てしている。2つの文化、2つの言語を持つことはそれでも非常に羨ましくもあり、たくましく、この子たちは両者の中でうまく生きていけるんだろうなあとなんとなく信じている。それにとりあえずは2人兄弟で自分と同じ環境の人がもう一人いることは、きっと支えになるに違いないとも思っている。
はたまた他のデン人の知り合い(日本人と結婚して離婚して2人の子持ちで今も日本在住)は、子供達にデン語を教える事はせず(デン語を教えるなんてむだ!と)、インターナショナルスクールに入れて英語と日本語のみにしてました。
でも兄弟がいるっていうのは絶対にいいですよね。弟君としては特に心強いんじゃないかなと思います。
でも本当に国際結婚ってお互いの国への引っ張り合いのようなところがあって、同国人同士の結婚だったらこういうところは楽だろうななんて思ってしまいます、はい。
しておくべきと思ってます。小さい時に日本語を教えなかった父親の言い訳かもしれませんがね、
やはり日本人としての文化というものだけは伝えたく、同時に日本の枠にとらわれないで生きていって欲しいと思うからですが、最終的には本人の意思になるでしょうね。
Norhavnさんのお子さんたちはデンマーク語ベースなのでしょうか?そしてデンマークに住むことを決めたのでしょうか?ハーフであることをどう受け止めているのでしょうか?(すみません、つい大先輩と思って質問ばかりですね・・・。)
でも今日本にいるデンマーク・日本人のハーフの子供たちはインターナショナルスクールに行っていて、英語ベースの子がけっこう目に付きます。私はどうしても日本ベースでしか考えられないのですけれど・・・。
なぜなら私たち家族は今のところデンマークに移住することは考えていませんが、今後海外の第三国に転勤になるようなことがあったら、将来夫はデンマークへ、私は日本へ、子供たちはその第三国が気に入ってそこに住む、なんてことになったら嫌だなあとたまに想像してしまうのです。
だからデンマーク・日本両方の国を誇りに思いながら、一緒にデンマークで住んでいることはとても素晴らしいことだと思いました。
私が思うに、混血児程、国際的な場面を背負って立つ人材は居ないのではと考えます。何よりも、言語直観面で優れて居るので、彼等を生かした制度を作るのが急務かも知れません。混血児は、日本人で在って、日本人でに非ずですので、より良い世界の架け橋と成る様な気がします。言語も大事ですが、親御さんが互いの文化を仕込むのも一案かと存じます。乱文失礼致しました。然し、現行制度で、混血児の位置付けが曖昧な点は是正の余地が在ると思います。
バイリンガル教育研究者さんのおっしゃるような人材に育ってくれれば、私も一番と思います。
なかなか難しそうですが、せめて文化という面だけでも夫と私が日々の中で伝えて行こうと思います。
言葉はやはり両方に住むのが一番なのでしょうね。
バイリンガル教育研究者さんのアドバイスはもう少し大きくなったら役立ててみたいと思います。