デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

買い物の楽しみ、ロッペマーケット!

2007-01-11 21:51:42 | デンマークの家具・物・たべもの

 デンマークにはジョージ・ジャンセン、ロイヤルコペンハーゲン、ホルメゴー、ローゼンダールなどの代表的なブランドがいくつかあり、もちろんそういった品々は素敵です。が、小さな国ですのでブランドの数が限られていること、そしてなかなか高級であることから、何度もデンマークを訪れていると、買い物に行き詰ってきてしまいます。高級品を次から次へと買うほどお金もないし、必要なものはすでに買ってしまってあるし、家具は大きすぎて買えないし、電気製品も日本で使えるかどうかわからない、そしてお鍋は重すぎるし・・・ということになります。

 そこで何を買うかというと、消耗品(キャンドルやペーパーナプキンなどが日本より安い)や食べ物(デンマークでしか買えないものはたくさんある)、本(デンマーク語の本はデンマークでしか買えないでしょうね、多分・・・)となります。さらに、今回確信したことは、やはり私にとってはロッペマーケット(フリーマーケット)に勝るものはない、ということでした。

 前回のデンマークで気づいたのですが、安くて、現在お店に並んでないようなものもたくさんあり(デンマークは小さい国で製品が限られているので、実は大抵どこでも同じ品ばかりで飽きてしまう)、そして前の持ち主についていろいろな想像を膨らませながら買い物をするのは、なかなか楽しい時間です。ロッペマーケットの場合は別にこれを買おうと決めているわけでもなく、気ままにじっくり物を見ては楽しむという中で「これは!」と思うものを買うので、変なプレッシャーがないところも気に入っています。

 しかしながら今回は冬で、ロッペマーケットの季節ではないので残念だなあと思っていたのですが、ある日、義母の家の前のショッピングセンター内で何人かだけのさみしいロッペマーケットが開催されていたのです。買い物のついでに見に行くと、上の写真のお皿を見つけました。お値段は10クローナ(200円)。この日本の絵が描かれたお皿は裏に「久」という文字と山形の線が描かれており、この絵は手書きでかなりきめ細かく描かれています。売られていたときには壁掛け用の針金がついていたので、誰かが壁に飾っていたかもしれません。いつの時代の、どんな人が描いたお皿かはわかりませんが、なんだか遠い国で日本の古いものを見つけ、しかも丁寧に描きこまれた絵を見ていると懐かしい誰かに再開したような、私がこのお皿を日本に帰してあげられるような、そんな気分になりました。

 もしかしたらこういった日本の古いものが意外とデンマークに眠っているかもしれませんね。それが何かのきっかけで、無造作にそのへんのロッペマーケットで売られていることが時々あるのではないでしょうか。そういう物との出会いが何とも楽しく、わくわくするデンマークのロッペマーケットです。


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