東北を中心とした地震から3週間がたちました。改めてここに書くまでもないのですが、日本はこれまで経験してこなかったようなことがどんどん起きています。輪番停電、放射能漏れへの恐怖、たくさんのイベントの中止、先日の日本代表対Jリーグのサッカーの試合などのスポーツや芸能人・有名人のチャリティ活動といったことももちろんありますが、ここ、東京でも一人ひとりの生活にさまざまな影響が出ています。
何より、私達の気持ちが、ぐっと地面に引き付けられているような感じが毎日しています。毎朝、新聞を開く前に重い気持ちになります。新聞に載っているのは全面ほぼ地震関係のことで、知るべき現実を突きつけられます。友達からはご両親と連絡が取れないという話を聞き(後で取れて本当にほっとしました)、原発からの避難圏に入っているのに、仕事の都合上避難できないという義両親の話を聞き、また、親戚の避難先を探していて、などという話も聞きます。そうか、こういう状態なんだ、と気持ちが地面に引き付けられます。
普通の生活をしっかり送ろうと心がけているのですが、友人達も私もこのところミスが多く、多分これも一種の軽いショック状態なのかもしれません。なんだかやけにぼーっとしちゃっていて、友達に何度「縦書きだよ」と言っても横書きで書いてきたり、卒園式では仲のよい友達との写真はおろか、自分の子どもの写真まで皆撮り忘れているし、私もいろいろなことの考えがまとまらず、一向に家事やら勉強やらが進まないという状況が続きました。先週の半ばくらいからは、このぼけーっとした状態は少しずつ抜けてきて、ありがたいことに回復傾向にありますが・・・。でもまだ、都会的な楽しみ、例えばショッピング、映画、友達とのディナーなどには行くような気持ちにはなれないでいます。デパートの売り上げがかなり落ちているということですが、納得です。
さて、今、私の周りで一番よく話題に挙がるのが節電でしょうか?我が家は23区内で停電から逃れているという状況ですが、それでも子ども達も含め、できるだけ電気を使わないようにしています。しかし、家庭での節電も必要ですが、やはり企業、工場、店舗などの使用を抑えるほうが効果的だろうと思います。今出てきている案、企業が業種ごとに休みの曜日を変えるなどが実現したら、かなり効果的なのでは? それからデパートなどはそれでもかなりの暖房をつけ、従業員が半袖で仕事をしているというところもまだあるようで、そうした空調の温度設定などももう少し気遣うとよいのにと思います。
実際にさまざまな照明の暗い場所を体験してみて、暗くて寂しいなと思うこともありますが、例えばマンションの廊下や駅などですと、今まで明る過ぎたのではと思うことがしばしばです。我が家の中はもともと暗くて、人がいる場所しか電気をつけないのですが、それはその方が落ち着くからです。駅などでもちょっとほの暗い感じが神経に優しいような気がするのですが、どうでしょうね?場所によっては照明を落とした場所で人々が親密な気持ちになるというよさもあることでしょう。この際なので、少し明るさと暗さのことを考え直してみるといいのではと思いました。照明のことだけでなく、そもそも、電気をできるだけ使わない生活をするべきだったのだと思います。ましてや、オール電化などというリスクの分散のない住宅なども、いけないとは言いませんが、私はこわいなと思うのです。電気がない生活をしようなとどは私ももちろん思いませんが、電気がなくなることもあるということを、子ども達にもきちんと教えたいと思います。
本当に、このような事態になって、私は今改めて、いえ多分初めて真剣にエネルギーのことを考え始め、福島の人、あるいは原発の近くに住む人の思いを知り始めています。
(長くなりましたので、大使館の話はその②へ)
何より、私達の気持ちが、ぐっと地面に引き付けられているような感じが毎日しています。毎朝、新聞を開く前に重い気持ちになります。新聞に載っているのは全面ほぼ地震関係のことで、知るべき現実を突きつけられます。友達からはご両親と連絡が取れないという話を聞き(後で取れて本当にほっとしました)、原発からの避難圏に入っているのに、仕事の都合上避難できないという義両親の話を聞き、また、親戚の避難先を探していて、などという話も聞きます。そうか、こういう状態なんだ、と気持ちが地面に引き付けられます。
普通の生活をしっかり送ろうと心がけているのですが、友人達も私もこのところミスが多く、多分これも一種の軽いショック状態なのかもしれません。なんだかやけにぼーっとしちゃっていて、友達に何度「縦書きだよ」と言っても横書きで書いてきたり、卒園式では仲のよい友達との写真はおろか、自分の子どもの写真まで皆撮り忘れているし、私もいろいろなことの考えがまとまらず、一向に家事やら勉強やらが進まないという状況が続きました。先週の半ばくらいからは、このぼけーっとした状態は少しずつ抜けてきて、ありがたいことに回復傾向にありますが・・・。でもまだ、都会的な楽しみ、例えばショッピング、映画、友達とのディナーなどには行くような気持ちにはなれないでいます。デパートの売り上げがかなり落ちているということですが、納得です。
さて、今、私の周りで一番よく話題に挙がるのが節電でしょうか?我が家は23区内で停電から逃れているという状況ですが、それでも子ども達も含め、できるだけ電気を使わないようにしています。しかし、家庭での節電も必要ですが、やはり企業、工場、店舗などの使用を抑えるほうが効果的だろうと思います。今出てきている案、企業が業種ごとに休みの曜日を変えるなどが実現したら、かなり効果的なのでは? それからデパートなどはそれでもかなりの暖房をつけ、従業員が半袖で仕事をしているというところもまだあるようで、そうした空調の温度設定などももう少し気遣うとよいのにと思います。
実際にさまざまな照明の暗い場所を体験してみて、暗くて寂しいなと思うこともありますが、例えばマンションの廊下や駅などですと、今まで明る過ぎたのではと思うことがしばしばです。我が家の中はもともと暗くて、人がいる場所しか電気をつけないのですが、それはその方が落ち着くからです。駅などでもちょっとほの暗い感じが神経に優しいような気がするのですが、どうでしょうね?場所によっては照明を落とした場所で人々が親密な気持ちになるというよさもあることでしょう。この際なので、少し明るさと暗さのことを考え直してみるといいのではと思いました。照明のことだけでなく、そもそも、電気をできるだけ使わない生活をするべきだったのだと思います。ましてや、オール電化などというリスクの分散のない住宅なども、いけないとは言いませんが、私はこわいなと思うのです。電気がない生活をしようなとどは私ももちろん思いませんが、電気がなくなることもあるということを、子ども達にもきちんと教えたいと思います。
本当に、このような事態になって、私は今改めて、いえ多分初めて真剣にエネルギーのことを考え始め、福島の人、あるいは原発の近くに住む人の思いを知り始めています。
(長くなりましたので、大使館の話はその②へ)
おかえりなさい。地下鉄、そんなに臭かったんでしたっけ?
それはさておき、どこの街もけっこう海外では暗いことが多いですよね。一律にしないで、明るくていいところ、暗くていいところをこの際なので、よく考えてみたいものです。
でもNYの夜景の光の美しさは捨てがたいな~。