義母に日本の苺の季節はいつなの?と聞かれました。デンマークより暖かい日本で4月にこんなにたくさん苺を見かけるのは、義母にとって新鮮なようです。
デンマークでは苺の旬は6-7月ごろでしょうか。6月ごろスーパーマーケットに苺が出回りますが、それはだいたい他のEUの国から来たもののようで、味がいまひとつね、などと言われています。そして7月ごろになると、待ちに待ったデンマーク産の苺が並び始め、必ずDanske Jordbear デンマークの苺!と表示してあるのがなんだかデンマーク人の気持ちを表わしているような気がして、ほほえんでしまいます。
デンマーク人にとって、苺は単に大好きな果物というだけでなく、これから本格的に夏が来る、というサインのひとつなのではないでしょうか。
それにしてもデンマークと苺、よく似合うのです。空の青さ、自然の緑色、そして赤い苺はとてもきれいで北欧的な色合いだと思います。日本の苺ももちろんかわいらしいのですが、デンマークで見る苺のほうがなぜかおいしそうに見えてしまいます。(実際の味は私は日本のほうがやはりおいしいような・・・。どうかな?)
うちの子供たちは恐ろしく苺が好きなので、この季節にはよく苺を買っておきます。これでこの後デンマークに行けば、他の子よりもかなり長期間、苺が食べられます。ラッキーですね。脱線して、これでオーストラリアなどに旅行すれば1年の半分くらい苺を食べ続けられるのかな、なんて苺を追いかける旅を考えたら一人で楽しくなってしまいました。
さて日本もよく「国産」という文字をスーパーで見かけますが、デンマークではよく「Danske」という文字を見かけます。やはり国産のものはおいしくて安心して食べられるものという認識なのでしょうね。