この日の試合前半は、琉球ゴールデンキングスのケヴェ・アルマ選手が大事な場面で活躍して波にのっていた。
宇都宮ブレックスの比江島選手は、このままで終わるのか?
そう思っていたら、4クォーターでこの日初3P。
宇都宮が調子に乗り始めるかと思っていた時に、D.J・ニュービル 選手がシュートをしにいった直後転倒。倒れているD.J・ニュービル 選手の右足に、琉球のジャック・クーリー選手がのる形に。ジャック・クーリー選手は4ファールに。そしてD.J・ニュービル 選手もテクニカルファールに。
試合が進んでD.J・ニュービル 選手がシュートするときに、ジャック・クーリー選手がファールを取られて、まさかのファールアウト。
驚きの展開。
だけど宇都宮も、ギャビン・エドワーズ選手がファールアウト。
その後は、D.J・ニュービル 選手と比江島選手が3Pを決めて、70対68で宇都宮が2点リード。目が離せない状態に。
残り23秒でファールされた比江島選手は、フリースローを2つ決めて72対68に。
その後も、宇都宮と琉球がそれぞれ点を取りあって、残り2.9秒。
宇都宮が勝利するかと思ったのも束の間。
残り2秒で琉球ボールになり、宇都宮の竹内選手がまさかのファールに。
これまた驚きの展開に。
その為、琉球ゴールデンキングスのケヴェ・アルマ選手が、フリースローを3本打つことに。
1本目は決まり2本目は外れて73対71に。
3本目は落として、2点狙いに行った琉球。
だけど、最後は宇都宮のグラント・ジェレット選手が阻止。
宇都宮ブレックスが、73対71でBリーグ王者に。
試合終了後アイザック・フォトゥ選手が、亡きケビン・ブラスウェル HCの笑顔の遺影を掲げている姿は、とても感動的だった。
この試合 最後の最後まで驚きの展開で、バスケットボールのファンの一人としては試合内容が面白くて、これだからバスケの試合はいいのよねと、感慨深げに浸ってしまった。
D.J・ニュービル 選手は、ファイナル賞とMVP賞を受賞。
素人の私から見ても、バスケの上手い選手だった。
宇都宮は、やっぱり選手層が厚い。
若手は思い切りのいいプレーをして、ベテランは勝負所でベテランの経験値を活かして勝利した。亡きケビン・ブラスウェル HCも天国で笑っていることだろう。