My Favorite 《ゴールデンイーグル&Sleeping lion》

私の好きな有名人、本、食べ物、ちょっと一言、感謝する事、etc

引出しから出た人間2

2012年05月28日 | Weblog

私は毎日アファメーションを続けた。

その中の一つが、私の背中には白くて大きな翼があると言い続けた事。

私はその翼で、どこへでも好きな所へ飛んでいけると宣言した事。

目を閉じて毎日アファメーションを続けていたら、数週間後 確かに私は空を飛んでいた。

今まで自分が行ったこともない新しい土地へ飛行機で降り立った。

新幹線にも乗り、一日で日本の国土の三分の一位は軽く移動していた。

自分の足で歩いていないので、なんだか地に足がついていない気分だった。

 目的の場所へと向かう途中、ずっと下を向いて勉強していたせいか、新幹線のスピードの速さについていけず、気分が悪くなってしまった。飛行機も鼻と耳が悪いせいか、いつも離陸と着陸の時には耳が痛くなってしまった。

そんな自分にとってはとてもミラクルなことを経験した後で、暫くしてからまさかの坂を転げ落ち、直後まさかの坂を急上昇した後で、私は兼ねてからずっと抱き続けてきた自分の夢を掴むことが出来た。

 ずっと夢に描いて、ひたすら勉強してきたことが実現された。

今までに馴染んだ土地で、新しいことに挑戦する。

新たな夢を掴むために。

  夢を掴んだ後で、私は気が付いた。

どんな環境に置かれようとも、自分が引出しの中にいる人間だと思えば、引出しという枠の中で縛られるのだと。

反対に、自分が置かれている環境がとても苦しいものであったとしても、自分の心が自由であれば引出しの中には存在しないということを。

 

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引出しから出た人間1

2012年05月26日 | Weblog

去年読んだバーナード・マラマッド氏のレンブラントの帽子。

レンブラントの帽子の中で、『引出しの中の人間』とはタクシーの運転手レヴィタンスキーのことを指していた。

彼は自分が置かれている環境という引出しの中で生きていた。

 

私はあの本を読んだ後に、自分も引出しの中の人間なのではないかとふと考えるようになった。もしかしたら私も、自分が置かれている環境という名の引出しの中にいるのではないかと。その時から少しずつ感じていた違和感。

去年の年末、自分の置かれている環境に心理的にかなり追い詰められていた時に、ある人からの『挑戦してみましょう』という言葉に背中を押されなければ、ずっと引出しの中にいたことだろう。

私が引出しの中から外に出ると決意したときから、何かが少しずつ動き始めた。

 

自分が今までに築いてきた環境から外へ出る。

家族や友人や今までの慣習などといった、私に馴染んだ環境から離れていく。

冷たい風を遮る壁や、自分を支えていた地盤が全てなくなることに対する不安。

その不安を打ち消そうと、私は毎日アファメーションを続けた。

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