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ロシアによるウクライナ侵攻 ろばとおおかみ

2022年03月24日 | 
 

ろばが牧場で草を食べていますと、おおかみが、こちらをめがけてかけてくるのが見えました。

これはいけない、と思ったろばは、知恵をしぼって、いそいで、足をいためたふりをして歩いていました。

(ろばは、だいたい、のろまでばかだという評判ですが、ほんとうはりこうなのだそうです、このろばみたいに。)

やがておおかみは、ろばのそばまでやってきましたが、

「なぜ、そんなに足をひきずってるのか。」とたずねました。

そこでろばは、

「じつは、さっき生け垣をとびこえたとき、足に大きなとげがささりました。ですから、もし、わたしをめしあがるつもりでしたら、まず、とげを先にぬきとっておくのがいいでしょう、のどにささるとやっかいですから。」と返事しました。

おおかみは、それをきくと、それもそうだと考え、ろばのうしろへまわって、足をもちあげ、目をさらのようにして、ろばのひづめのあいだをしらべていました。

そのすきを見すまし、ろばは、足に力をこめて、おおかみの口をけりあげ、中の歯を、みながたがたにしてしまいました。

そこで、すっかりまいったおおかみは、こうかいしながらいいました。

「いや、ぼくがこんなめにあうのも、あたりまえのことだ。お父さんからは料理のしかたを教わったのに、医者のまねなんかやったんだから。」

これは、じぶんの性質にあわないことに手をだすとしくじるものだ、という話だといわれていますが、どうでしょうか。

 

講談社 青い鳥文庫

北風と太陽 イソップ童話集

イソップ 作  呉 茂一 訳

 

りこうなろばが、知恵を絞ってまちかまえている。

足に力をこめて、おおかみの口をけりあげる為に。

ウクライナの中に、りこうなろばが沢山いる。

そして、ロシア以外の周辺の国にも、りこうなろばが沢山いて、おおかみの歯をがたがたにするために、知恵を絞っている。

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