孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

背景に人種差別を見る

2017年04月15日 | 外国ネタ
米ユナイテッド航空、が搭乗済みのアジア人乗客(69歳)を、自社社員を乗せるために無理やり引きずり下ろした映像は、かなりショッキングだったが、私はこの背景には人種差別意識があるな、と瞬間的に直感した。

 被害者はベトナム移民

白人職員が白人乗客にあんな手荒なでやり方をしたら、アメリカ社会ではその後生活できないほどの制裁を受けるだろうが、有色人種に対してならそれほどでもないことは、これまでも数々の同様の出来事が裏づけする。

なにせ、つい最近、1964年までジム・クロウ法というれっきとした人種差別法が存在していた国なのである。

因みに、1964年は東京でオリンピックが開催された年である。当時、私は小学生で、先生とクラスメートで、テレビのある理科教室に移動し、みんなで競技を観戦した記憶がある。

ジム・クロウ法は、黒人だけでなく、いわゆる白人以外の有色人種やその血が混じった混血も含んだ人種差別法で、電車やバスなどに乗るときは白人とは離れた座席に載らなければならず、停留所の待合所まで別々に区分けされていた。

学校は別々であったし、レストランで食事する時も白人とは別室に隔離させられる。白人女性が看護婦でいれば、その病院には入ることも許されない。

そういう法律がついこの間まで存在していた国では、今でもユナイテッド航空で起きたような、出来事が起きてもまったく不思議ではないだろう。

アメリカはそもそも移民で成り立つ国であるし、大量に移民を受け入れてきた度量の広い国だ、などという能天気なことを吹聴する電波芸者がいたが、この国の歴史と文化を少しでも知っておくべきである。

知った上でお付き合いすることが大切なのである。

若いのに範を示せ

2017年04月14日 | 社会観察
電車通勤になって暫く経つが、朝も帰りも当然赤の他人ながら、馴染みの顔が何人かできてきて、姿が見えない日は、「アレ?今日はあの人有給休暇でも取ったのかな?」などと、いらぬ心配などするようになってくる。

中でも女性の着こなしなどは、個性があって、しかも季節の変化に応じて着る物も少しずつ変化する。そんなところを観察していると、混んだ電車でも案外電車通勤というものは乙なものだと感じるようになるから面白い。

大体片道35分の通勤時間なのは、シンガポールに赴任していた時の地下鉄(といっても地上も走るが)通勤時間とほぼ同じせいもあるだろうが、当時を思い出して今と比較してしまう。

このブログにも以前書いたような記憶があるが、シンガポール時代、私は生まれて初めて電車で席を譲られるという経験をして、しかもそれが一度や二度ではなく、何度となくあったので、私はそんなに老けて見えるのかしらん、と心配になったものだった。

シンガポールだけでなくこの制度は台湾も同じで、何度も訪れた台北の地下鉄でも「博愛座」と表示された優先席があり、席の色も他とは違っていて、誰でも外国人でも簡単に理解できる制度だった。

  照れ臭い名前だが。

私は、毎朝の通勤電車で、この優先席が空席ならためらわず座ることにしている。ただ、もしも優先すべき乗客が乗ってきたら、すぐにでも立ち上がろうという覚悟を持った上で、堂々と座っている。

座っていて、やはりシンガポールや台湾のときの光景を思い出して、比べてしまうのだが、これにははっきりと違いがあると感ずる。

  JR東海の優先席

それは、日本の電車ではほとんど目にしない優先席に座っていた人が、立ち上がって席を譲るという光景を、シンガポールや台湾では結構頻繁に目にしたことだった。

私の電車の利用頻度から見ても、日本ではかなりその確率が低いのではないかと推察してしまう。同時に、それはなぜなんだろうかと、「なぜなぜ」分析を始めてしまうのである。

  見てみぬフリ

シンガポール時代、何度か私が経験して少し驚かされたのは、私とそれほど大差ない世代と思われるご婦人に席を譲られたことであった。

そのご婦人は、下車される時立ち上がって、少し離れたところで吊革にぶら下がっていた私の袖を引っ張り、「私は降りるから、あなたここにお座り」という素振りで、席を譲ってくれたのだった。

そこまでされると、無下に断るわけにもいかず、礼を言ってから座ったのだが、やはりその後「なぜ自分なんだ?」と、首を傾げてしまったのだった。

台北旅行の時も、空いた席がない状況の地下鉄に乗った際、高校生くらいの若者がサッと立ち上がって席を譲ってくれることがあったが、私はシンガポール時代の学習経験があったので、素直にほほ笑んで「シエシエ」な~んて礼も言えるのだった。

この両国と日本を比べると、その違いは教育に起因するのだろうか?それとも民度の違いなのだろうか?道徳観?宗教観?・・・

特に外国の電車で車内放送を通じてしつこく訴えているわけでもなく、国を挙げてのキャンペーンを張っているわけでもないのに、この差は何なのだろうか。

行き着いた私の結論は、日本の大人に原因がある、ということだ。

若者を、ケシカランと責めるのは容易だが、その前に大人たちが若者たちに模範を示す必要がある。言葉だけでなく、行動でもって垂範してみせることがなさ過ぎる。

電車の優先席に座って、スマホでマージャンゲームに興じているいい大人は、見飽きるほどいるではないか。白髪頭の高齢者が乗ってきたら、サッと立ち上がって席を譲って見せなさい。

言われた高齢者も、素直に礼を言って席に着きなさい。そういう光景を一度でも目にすれば、若者から若者に次第に伝染していくことだろう。

・・・と思いたいが、如何だろう。

新・一億総白痴化百景

2017年04月13日 | 社会観察
ウィキペディアによると・・・

『一億総白痴化とは、社会評論家の大宅壮一が生み出した流行語で、「テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ていると、人間の想像力や思考力を低下させてしまう」という意味合いの言葉である。』そうだ。

そして、その原点は、週刊東京の論評で・・・

『テレビに至っては、紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴組が毎日ずらりと列んでいる。ラジオ、テレビという最も進歩したマスコミ機関によって、『一億白痴化運動』が展開されていると言って好い。— 「週刊東京」1957年2月2日号「言いたい放題」より』

この『一億白痴化』の中程に「総」がつけられて広まり流行語となったのが『一億総白痴化』であるそうだ。

それから60年近く経って、一億人が全員白痴になったとはいえないだろうが、それにかなり近い数が予言通りになったのではなかろうか。決して突拍子も無い、デタラメを言った言葉ではないことだけは確かだと言える。

数学者の藤原正彦氏は、子供のうちは何が何でも母国語の読み書きと、ソロバン(算数)に力を入れて教えるべきで、英語などとんでもないと喝破する。

さらに、子供のうちはなるべくテレビを見せてはいけないとも。目から入る映像は刺激が強く、思考する力が養われないのだ。

地上波テレビ番組の劣化は加速度を増しているようだ。

さらに、テレビ以上に国民の脳を劣化させつつあるのが、スマホだと思う。毎日の通勤電車で観る光景は、その白痴化状況を充分すぎるくらい物語っている。電車を待つ乗客たちはみんな首を30度くらい前に傾け、スマホを持つ手の親指を器用にコソコソ動かしている。

  白痴化光景その一

高校生や十代の若者ならまだ許せる。しかし列の中にはハゲ頭のオヤジや、禿げていなくとも、白髪が目立ちすぎるジジイがスマホに夢中になっているのには相当イラつく。

列が進み始めたのに気が付かなかったりすると、後ろにいる私は、靴を脱いでジジイの後頭部を引っ叩きたくなる衝動に駆られる。スマホで何をしてるかと見ると、マージャンゲームだったりするのだ。

こんな風だから、電車に乗ってからもその光景は続く。

  白痴化光景その二

ひと頃、ネクタイ姿のビジネスマンが電車に座ってマンガ本など見ていると、よくテレビのご意見番などが、「まったく最近の若いビジネスマンたちは・・・」などと苦言を呈したものだが、スマホの場合は、老若男女すべて例外なしだから不気味だ。

お陰で、最近の私は帰りの電車内で座ることができた時は、向かい側の光景をシゲシゲと観察するという、『楽しみ』ができたようだ。

  白痴化光景その三

スマホのお陰で、インターネットを利用すれば、知りたいことはほとんどすべて、知りたい時にその場で調べることが可能となった。それではその分人間は利口になった

スマホは、その便利さ以上に、脳味噌を腐らせるようなもっと大きな弊害を助長する仕掛けがある。その仕掛けがもたらす刺激は子供だけでなく、分別ある大人をも白痴化するようで、これは現代の麻薬であると言えよう。

能天気とは正にこの光景

2017年04月13日 | マスゴミ関連
昨日の朝、カミさんが一言「真央ちゃん、引退だって・・・。」と教えてくれた。

私の返事も一言「いまさら・・・。」だった。

だいたい私は、野球選手やサッカー選手やレスリング選手などが、全盛期を過ぎてもやめられずに、ウダウダ現役であり続けることを、不快感を持って見ていた。

「引き際の美学」などという言葉もあるが、まるで薔薇の花のような洋花が、満開を過ぎてヨレヨレになっても茎にくっ付いて、落ちようともしない姿が、大嫌いだった。

ありふれた表現を使えば、「パッと咲いて、パッと散る」のが粋だと思っている。

  抜けた雰囲気が魅力?

兼好法師も『徒然草』の中で、「萬の事も、始め終りこそをかしけれ。」と書いている。(第百三十七段)すべて、始めと終わりに風情がある、と。

真っ盛りより、始めと終わりがいいんですよ。

いつもこういうシーンを見せられて感ずるのだが、いつから日本人はああいう言葉を平気で人前で言うようになったのだろうか。

『感動をありがとう』」

こういうのは、西洋の男が女に対して恥ずかしげも無く言う「アイ ラブ ユー」とまったく同じで、我々日本人は口に出して言うことは無かったように思う。

昨年のブラジル五輪のとき、支那の選手が水泳の会場だったか、観衆の面前で女性選手に求愛し抱き合ったのを報道していた。

その映像を数人の女性メダリストたちに流して見せてから、フジテレビの司会者が横にいたバドミントンの松友選手に「ああいうのを見て、女性アスリートとしてはどうですか?」と聞いたとき、松友選手は、間髪を入れず、毅然として『私は嫌ですね。』と答えていた。

私は、この一言で完璧に彼女にやられました。(今でもガラケーの待ちうけ画面にしてます)



引退するとなると、それを惜しむ声を次々を流して、「国民よ、お前らも彼女の引退を悲しめ。惜しめ。」と催促するようだったが、中でも興醒めだったのは、大の男がこの程度のことで、グズグズ泣くのを見せられることだった。

  泣く、という芸??

今のこの御仁から、「泣くこと」を取ったら、鼻毛くらいしか残らないんじゃないかと思わせるくらい、何の芸も無い方だと思うのだが、それより増してこの方を見たくもないのは、かれがあの歴史上の戦国武将の末裔だと触れ回ることだ。

親族は、袖を引っ張ってたしなめると言う気持ちにはならないものか。少なくとも今後テレビには出て欲しくない存在である。



しかし、隣国からはミサイルが飛んできて、アメリカの空母艦隊がこちらに向かって北上中だというのに、まったくオメデタイ国民だこと。

カーテシ?カーテンじゃないのか?

2017年04月11日 | 英語関連
先週末から、自動車計器の組込みソフトウェアのアプリケーションの説明書を英訳している。パワーポイントで60ページ分あり、最初ざっと見ただけでも、ソフトウェアやその分野の技術用語や略語がページに溢れていて、あまりやる気が起きなかった。

それでも、言われた限りは「できません」とか「やる気が起きません」などと言う訳にはいかず、嫌々ながら英訳し始めたのだった。

通常の文書ならA4サイズで1枚1時間もあれば英訳できるのだが、先週の金曜日は1日で6ページしかはかどらなく、昨日はそれが5ページ、そして今日の成果はサボったわけでもないのに、たった4ページだった。

言い訳ではないが、この説明書を作成したのは今のチームリーダーだそうだが、意味不明な主語の分らない日本文や、適当に省略したような略語が頻出しているのが遅れの原因だといえる。まず、原文の日本語の意味を理解することが難解なのだ。

SWはスイッチのことかと思えば、なんとソフトウェアの略だそうだ。

金曜日には、表に、『D席・カーテシ・開/閉』とあった。まず、D席??暫く考えてから、これは次に出てくるP席と併せて考えたところ、ドライバー席と助手席のことだと理解できた。つまり、Driver/Passengerの座席を意味している。

ところが、「カーテシ」とは何ぞや?カタカナなので、外来語のようだ。ところが次に出ていた、開/閉という文字に影響されたのか、とっさに、「ああ、きっとこれは多分カーテンのことで、カーテシと誤記したのだろう」と早とちりしてしまった。

そこで、その表の中は、『D-seat・curtain ・open/close 』と訳して次に進んだのだった。

ところが、今日の午後4時ごろだった。日本文の中に「・・・カーテシの場合は提示情報を云々・・」と、「カーテシ」という言葉が再び出てきたのだ。

もしかしたら、「カーテシ」は「カーテン」の誤記ではないのかもしれない。不安がココロをよぎったので、通りかかったIさんに聞いてみた。

「Iさん、カーテシって何のことですか?以前も出てきて、開/閉という言葉と並んでたんですがね。」

私は、そのページを示してそう言うと、Iさんは「ああ、カーテシですか・・・。」と言う。「ええ?!カーテンの間違いじゃないんですか?」と私。

「カーテンじゃないですよ。カーテシですよ。多分、英語だと思うんですが何のことかは知りません・・・」と申し訳なさそうに言うIさんに礼を言って、私は『カーテシ』という言葉をググってみた。

すると、『カーテシーランプ』という言葉がヒットした。その意味は、『カーテシーランプ (Courtesy Lamp) とは、自動車の照明の一種で、サイドドアの内側下部に備わっており、足元を照らすことと後続車への警告灯の役割・・・』とあり、カーテシではなく、カーテシー(Courtesy) のことだと判明した。

Courtesy という単語なら知っていた。意味は、礼儀、作法、丁寧などといった意味であり、attitude of courtesy というと、「礼儀をわきまえた態度」という意味になる。

何ゆえ、カーテシと尻切れトンボのように切ってしまったのか不可解だが、まあ仕方が無い、許そう。昔の人はよくこういう事をする。注文(offer)のことを昔の商社マンは、オッファと言って、「乙波」などと表記したそうだ。

暗い時の乗り降りに、洋服をドアに挟んでしまわないように、足元を照らす照明を、カーテシーランプと名付けたのなら、なかなか粋な命名ではないか。

  車のドアの足元照明。

Iさんにもカーテシーランプのことを伝えて、改めてお礼を言い、「今日のブログのネタが見つかりましたよ。」と言うと、Iさんは何のことか分らず、キョトンとしていて面白かった。

お天道様のお導きか。」

2017年04月11日 | 社会観察
ジャガイモの不作で、ポテトチップスが生産できないらしい。

今日のスーパーやコンビにではこのジャンクフードの買占めが起きることは、ほぼ間違いないだろう。

  体に毒は承知之介


このジャンクフードは芋の粉と同時に油を舐めているのと同じだから、食べ過ぎれば体にいいわけがない。しかし、一旦口にすると後を引くから困る。

台風を直撃させて、北海道のジャガイモ畑に被害を与え、ここらで少し日本人のポテチ好きを見直させよう・・・。

お天道様がこう考えての結果がいま起きていると思えば、お天道様に向かって頭を垂れるべきなのだろう。

小池、小池と充分騒いだのだから、ここらでコイケ屋さんも一息ついてくださいな。

すさまじきもの・・・前に座った女子社員

2017年04月09日 | 社会観察
先週は、通勤電車の中で明らかに新社会人だなあと、分る格好の男女がかなり目立っていた。いわゆる、濃紺や黒のリクルートスーツをまとっていて、髪型もキチッと整え、バッグも見るからに新品である。

私のバッグと思わず見比べて、「ああ、このバッグを買ったのはもう12年前になるかなあ」などと、過去を振り返ってみるのだった。

その日は入社式なのだろうか、みんな少し緊張気味に見えるのだが、仕事への期待に胸が膨らむ様子が手に取るように感じられ微笑ましかった。

  初々しさも僅かなり


恐らく、次の日からは新入社員研修なのだろう、帰りの電車の中では、その日に受けた講習の資料らしきものを熱心に復讐する新人社員たちがいた。

そして、さらに数日立つと、会社の雰囲気にも慣れたのか、新たな配属先でのOJTが始ったのか、帰りの電車の中で、同僚社員と活発におしゃべりする女子社員がいた。

そして、金曜日となった。

5時50分発の電車は、立錐の余地もないほど混みあっていたが、数駅過ぎると席も空いてくる。私は遠慮せず空いた処に尻を押し込んで座ると、反対側の席にはいつも一緒になる例の女子社員たちがいた。

なんだか少し疲れているようで、小声でボソボソおしゃべりしていたが、決して楽しそうな雰囲気ではなかった。まあ、期待が大きいと、失望度合いもその分大きくなるから、会社なんかそんなもんだよ、とアドバイスしたかったが、私はただ二人をそれとなく眺めていた。

しかし、どう見ても週初めの、あのハツラツとした面影は見られず、若々しさなど微塵も感いられない。なぜなのか、と思ったら、理由がわかった。

それは、彼女たちの座り方だった。二人とも、スカートから出た二つの膝小僧が左右15cmほど離れているのだ。別に卑猥な目で見ていたわけではないが、あの格好は実にだらしなく見えて、興ざめだった。

清少納言なら、きっと『すさまじきもの 膝をはなしてすわりたる女。』とかいう書き出しで、リズミカルな文章で鋭敏に摸写することだろう。

私は、「お嬢さんたち、その格好、お里が知れますよ。」

こう一声掛けたいのを堪えるのが大変だった。

文科省の愚策、再び

2017年04月09日 | 英語関連
先週の朝刊に、『政府の達成目標遠く』【中高生英語力 伸び悩み】という見出しの記事と共にグラフが出ていた。

グラフは2本の折れ線グラフが、どちらも右肩あがりの傾斜を描いていた。しかし、よく見ると縦軸の目盛りは1%刻みで、最高点は36%あたりだった・

  一見、右肩上がりだが・・・

文部科学省が全国の公立中学・高校の生徒の英語力を調べた、平成28年度の状況結果を公表していたのだった。

私は英検という試験の実態がよく分らないので何とも言えないが、当初は1級、2級、3級、4級の4段階あって、今思い出すと私の通っていた中学校では、確か2年生の時全員が4級を受験したと思う。

その後、しばらくしてから、1級と2級の間に、準1級ができ、そして2級と3級の間に準2級が設けられたはずだ。

カミさんが高校生のときは、全員が卒業までに2級に合格するというノルマがあったそうで、カミさんもそのノルマを達成したそうだ。

しかし、新婚旅行で行ったアメリカ西海岸では、旅行中ハローとサンキュウしか、カミの口からは発せられなかったのを覚えている。したがって、英検2級などその程度なのかと、おぼろげながら想像できる。

2級よりレベルが低い準2級で36%程度なのだから、かなり英語力は低いと言うべきだろう。
平均値だけでは、その集団のばらつき具合が分からないが、英語大嫌い、英語など見たくも無いというアレルギー患者はどのくらいいるのか興味がある。

  外人を補助員(ALT)にする?

文科省は「東京五輪なども見据え、卒業段階での割合を平成29年度までにそれぞれ50%にすることを目指している」そうだが、グラフを見ればそれが容易ではないことが、小学生でも分るだろう。

「新学習指導要領では小学5,6年で英語が教科化されるなど、今後現場での取り組みも大きく変わる。徐々に計画に近づけていってほしい。」と、まるで他人事のような事を言っているようだ。

現場が大きく変わるといっても、現場の教師は英語を教えるレベルの力量が明らかに不足しているのは、改めてデータを出すまでも無かろう。

ルールをいじって計画を作成すれば結果が出せるとでも思っているとしたら、お役所は馬鹿どもの集まりである。

それとも、市井の塾や予備校や英会話教室がなんとかするだろうと高を括っているのではないか。

ほんのちょっと前、文科省はゆとり教育という、天下の愚策を犯して、その影響はどうだったか総括していないのか。文科省ならその程度の学習能力が備わっているのかと思いたいのだが、このお役所はどうもそうではないらしい。

通販会社の若社長の言うなりになる時点で、舵取りを誤ったことは多くの知識人たちが口を揃えて言っていた。英語化は国を滅ぼす愚策である。

傷口が広がらないうちに、思い直すべき重要課題であろう。


塩取るな やれ薬飲め 魚食え

2017年04月09日 | 社会観察
医者の勧める薬は、処方箋がないと金を払っても売ってくれないので、月に一度は行きたくなくても、その処方箋欲しさに町医者に掛からなければならない。

その度に、40分から1時間ほど待合で、咳き込む年寄り達や、嫁さんに連れられた老婆などと一緒に順番を待ち、名前を呼ばれたらカーテンで仕切られた診察スペースに入る。

「どうですか?」という、いつもの町医者のPC画面を見たままの問いかけに、「特に何も・・・」などと答えると、お体裁程度に聴診器を胸に当てたり、浮腫はどうかな、などと呟きながら私の足首をつまむ。

カルテ代わりのPC画面に何か入力してから「じゃ、いつものようにお薬出しときますね。」と言って約1分間の診察は終わる。

ここまでなら、まあ何とか我慢できるが、その後白衣に身を包んだ薬剤師どものいる薬局に行ってまた待たされるのは、いつもウンザリさせられる。

血圧を下げる薬だの、血液をサラサラにする薬だの、果たして本当に飲み続ける必要があるのかどうか、行く度にどうも腑に落ちないところがある。それは、多分そのときは何の自覚症状がないからなのであろう。分ってはいるが、腑に落ちない。

  40分待って1分診療

職場が変わって電車通勤になったので、前の晩に youtube の動画いくつかの音声を i-pod にアップして、通勤電車の中で聴くのが実に有意義な時間で、一日で最も充実した時なのだが、最近は中部大学の武田邦彦さんの話が大変興味深く、毎日欠かさない。

先日の動画は聞いていて、思わず『ほうぉ~!』と声を出してしまった。

それは、長野県の話だった。長野県は、長寿日本一の県だそうだ。しかも、男女ともである。平均寿命は男性が80,8歳、女性は87.1歳でいずれも全国平均よりも1歳も長生きであるというから驚く。

山ばかりで海はなく、夏暑く冬寒い。海がないから新鮮な魚介類はふんだんに手に入らないだろう。山あり谷ありであるから、坂道も多いだろう。

なのにどうして長野県は日本一の長寿県なのだろうか。

コンビニやスーパーが少なくて、食品添加物の害を免れているだとか、高地なので気圧が低くそれが影響してるとか、野菜ばかり食べているからだとか、まあ学者はいろんなこじ付けをするようだが、武田さんの示したデータは興味深いものだった。

それは、老人医療費として一人当たりが一年に費やす金額だった。

長野県はそれが67万円で全国で最も少ない。因みに、全国でトップだった福岡県は、それが102万円だった。その差は35万円で、この差は驚くほど大きい。

更に、それに関連して、長野県には老人医療専門医の数が全国で一番少ないのだそうだ。

武田さんに言わせると、『以上のデータから言えるのは、もしかして「医療が病気を作っている」または「治療が寿命を縮めている」のではないか、ということだ。』

【老人医療が寿命を縮めている】【老人医療を推し進めると、長寿にならない】

データからはこう読み取れるわけだ。

ここまで聞いて、私は「医は算術なり」と考える医者がウジャウジャいる昨今、しかも専門馬鹿の医者ばかりで、ジェネラリストがいなくなった昨今を思い浮かべてみて、なんとなく分る気がしたのだった。

最期に、武田さんは取って置きのデータを示してくれた。

それは、食塩の摂取量のデータで、長野県の男性の一日当たりの食塩摂取量は、12.6gで全国2位。女性は、11.1gでなんと全国1位なのである。

厚生省は、それをいくつにするよう勧めているのか。 

  減塩?何それ?
 

6g以下なのである。

長野の名物、野沢菜漬けはお茶受けに最高だが、非常に塩辛い。毎日ああいうものを食べている長野の老人が全国一の長生きをするというのだから、医者や役所の言うことなど信じられなくなってくる。

血圧を下げる薬は絶対に欠かさないように、などと私も耳にタコができるほど言われているが、それが癌を引き起こす危険はないんですか?など聞ける雰囲気ではない。

態度にこそ出さないが、私が処方箋を出してもらう若い町医者は、「言われた通り、出す薬を飲んでいればいいんですよ。」と言いたげだと察する。

「いったい、どこから一日6gという数字は出てきたんですかね?」

健康志向はネタになる

2017年04月08日 | 社会観察
私はどうも略語が苦手で、横文字でも日本語でも、元の言葉の意味をしっかりと理解しないと、まったく頭に残らない性質(たち)である。

ガラケーなどつい最近意味を知ったし、「リア充」などは目にこそすれ、読み方すら分らないでいる。

英語の言葉もカタカナになるとすぐに短く略されて、「ポリコレ」などと使われる。花咲じじいの、ポチがここ掘れのことかと、ボケてみたくなるが、何とポリティカル・コレクトネス。例の差別言葉規制の意味であった。

そして、ごく最近お目にかかったのが、「難デキ」である。これは最近某週刊誌がスクープした、結構ショッキングな記事から知った。

答えは、「難消化性デキストリン」という澱粉の一種の食物繊維で、魔法の成分という異名をもつ優れものらしい。いや、『だったらしい』と言うべきか。

これもトクホという略語で広く人口に膾炙している、【特定保健用食品】に多く使用されているので、あのマークのついた飲み物などはすっかり一般化している。

  効果ナシ!!


消費者庁の定義によれば、特定保健用食品とは「許可等を受けて、食生活において特定の保健の目的で摂取をする者に対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をする食品」とされている。(下線部がお役人らしい表現)

上の写真の飲み物は、通常の飲み物より値段が張る。それというのも、トクホの御威光が影響しているためで、テレビコマーシャルでも盛んにそこを強調している。

この難デキは、見た目は白い粉で、これをチョちょっと加えることで、『脂肪の吸収を抑え』『糖の吸収をおだやかに』するので、『食後の血糖値が気になり始めた方』におすすめ出来る、というわけである。

 トンデモ成分だ!

私はもう十数年前だったか、ヘルシア緑茶がテレビで宣伝され始めた頃、何かでどこかの大学の食物栄養学の教授が、あんな物買うより、一日一杯少し濃い目のお茶を飲めば同じことだ、と書いていたのを読んで、そちらを信用していた。

更に、彼女はそこで、バナジウムを含んだミネラルウォーターが売れれていて、いかにも癌を抑えるだのなんだのと効能をうたっている。

しかし、マウスの実験では確かに効果はあったのかもしれないが、人間に換算するとしたら、毎日風呂桶一回分の水量を飲み続ける必要があると、書いていたので、あのテレビCMは詐欺じゃないか、と憤慨したものだった。

同時に私は、トクホという制度を作った側にも、自分たちの天下り先を確保するという、あざとい役人勘定が作用していると感づいていたので、店に行ってもトクホのマークが付いた商品などは手にしなかった。

役人と販売する企業側との狡猾なわなにマンマと引っ掛かっていた消費者こそ、いい面の皮であったわけだ。

では、事実はどうだったのか。

2010年、筑波大学の鈴木正成名誉教授(故人)と京都薬科大学講師の沼尾成晴氏は、日常の食事と共に、市販の難デキ入り飲料、グァバ葉茶ポリフェノール入り茶飲料、普通の水出し煎茶を200ccずつ飲んでもらった結果、血糖値の上昇を抑制に有意差を示したものはなかったという。

同じく、脂肪に関しても、メーカーの提出した試験結果には「まやかし」があって、科学的にはありえないと、食物栄養学の専門教授らの精査によって、楽々と脂肪吸収抑制効果のあるといえる試験結果でないことが論破されたのだった。

今回、千葉大学名誉教授の山本啓一氏(生理学・生化学)や、群馬大学名誉教授の高橋久仁子氏によって見事に嘘が暴かれたわけだが、もう少し早く何とかならなかったものかと悔やまれる。

松谷化学工業は兵庫県伊丹市にあり、難デキの国内シェア8割を誇る会社だ。ここの試験データを食品メーカーは使い回しして、トクホ申請していたようで、知ってか知らずか、非科学的な試験データが一人歩きして、いつの間にか市場規模が6300億円以上にまで大きくなっていたわけだ。

 儲かりました!

こういう、健康食品やサプリメントに関する「まやかし」は、この世に溢れている。胃で吸収されないコラーゲンを、これを食べると肌がツルツルになるなどと言うのは、もはや信ずる方がまともではないと思うのだが、溺れるものは藁でも掴むのだ。

日曜日の早朝にBS放送を観て御覧なさい。もはや嘆かわしい事態です。

 一度買うとしつこいんです。

ただ厄介なのは、『プラセボ効果』が現実に存在することだ。プラセボとは偽の薬のことで、例えばただの小麦粉を、「これは高価な鎮痛剤で、すぐに効果が現れます。」と言って飲ませると、スーッと痛みが消えることがあるそうだ。

人間は、信じ込むことで自分の体を治癒させる力があるというなら、もしかして、「薬など飲まなくても、血圧は上がらない」と頑なに思い込めば、それで案外効果があるのかもしれない。この考え、ちょっと虫が良すぎるか・・・。

メールは英語で!?マジ??

2017年04月08日 | 英語関連
もうかれこれ5~6年前になるだろうか、楽天の社長が英語を社内公用語にすると宣言して、「業務での日本語禁止」「全社員TOEICスコア600点以上」「規定されたスコアに届かなかった役員は退職してもらう」など、次々とアホらしい指示を打ち出したのだった。

そして、つい最近には、社員のTOEICスコア平均点が800点となったと、大喜びしているのが報道されていた。さらに、今月に入って、新入社員360人の入社式のことがニュースになっていて、全員TOEICスコアが800点以上だったというから笑った。

通販会社に入社したはずが、英語、英語と尻を叩かれ、TOEICのスコアを上げるためなら、仕事をしなくてもいい、会社が金を出すから英会話学校で勉強しろ、と言われ続ければ根っから英語が嫌いだった社員は、とてもいたたまれなかったろう。

 社内にはいろんな外人が

『大山鳴動して鼠一匹』という西洋のことわざがあるが、みんな英語のテストでいい点が取れて良かった、良かったと喜んでいる割には、この会社、海外の業績は散々な結果に終わっているようだ。

欧州やアジアに進出したものの、昨年には次々に拠点を閉鎖・統合・売却しているようだが、これというのもすべて社員の英語の力不足の所為であったのだろう。

実は、異動した私の今の職場は、ソフトウェア開発業務の一部を海外に外注化したところで、そことのやり取りは、すべて英語となっている。その窓口担当者は8名ほどいるようで、私の配属先の3名の日本人社員は、30歳前後の威勢のいい若者たちだ。

  こんな感じの職場

私が配属した初日に、いきなり(私の二つ隣の机から)私宛にメールが送信されてきて、「この部門では基本的にメールは英文でやり取りしています。何かおかしなところがあったら、訂正してください。」

恐らく、こんな意味の英文だった。多分、こういう状況だから、お前も従えよ、と言いたかったのだと解釈した私は、正直言って「ドン引き」して、二の腕にサーッと鳥肌が立ってしまった。

しかし、こういうメールを送りつけられたからには、無視するわけにもいかないので、まず送信された英文メールの間違いを一つ一つ横線で訂正して正しい英文に直してから、返信をクリックした。そして、英文で次のような返信メールを送った。

『皆さんの英語学習に対する熱意には感服いたしました。最初は、ドン引きしたというのが、私の偽らざる印象でしたが、『郷に入っては郷に従え』の格言通り、今後は日本人同士でも英文でメール送信させていただきますので、よろしくお願いします。』

グループ内全員に送信したのだが、私の推測では、一度読んだだけでは理解できない言い回しではなかったかと思ったが、意外とそれに対する反応は速かった。

少し後になって知ったのだが、どうも彼らは英文メールの読み書きには、ほとんどがGoogle翻訳を利用しているようであった。

Google翻訳は、左に日本文を入力して、「英語」をクリックすれば、瞬時に右側にその翻訳文が表示されるから便利だ。和訳の時は英文を貼り付けて、「日本語」をクリックするだけでよい。

ただし、英訳の時は、入力した日本文が正しい文章でなかったり、主語が省略されたりしていると、翻訳された英文も頓珍漢な物になってしまうので、かなりコツがいる。

すでにメーリングリストに私も含まれているため、今では一日に数十通のメールが送られてきて、海外の担当者たちと、あるいは社内でどんなやり取りをしているか除き見ることができる。

先日も、前に座っている、Yさんが送ったメールの主語が、[I and you ]だったので、お節介かとは思ったが、『Yさん、多分言い易さからだと思うけど、英語ではこういうとき、[I and you]ではなくて、[You and I]と、I を後ろに持ってくるんですよ。』とアドバイスした。

『あっ、そうなんすか!分りました!』と元気よく返事してくれたので、安心したのだが、それが昨日のことだった。Yさんの送ったメール文を見て、椅子から滑り落ちそうになり、あわてて机にしがみついてしまった。

Yさんは、私の忠告を素直に実行してくれたのだったが、彼の英文はこう始っていた。

[ Hi! Steve-san, You and we will have .... ]

この、ハーイ、XXX さんというのは、日本人同士のメールでも必ず使われるフレーズで、私は目にする度に胃液が逆流して、ほとんど吐きそうになってしまうのだが、Yさんのメールで一人バカ受けしたのは、次の [You and we ] だった。

Yさん、律儀に「自分」を含む we を後に持ってきたつもりだったろうが、この言葉だと「あなたと私たち」という意味に解釈され、we には you も含まれていることになる。一言、we とするだけで充分だったのだ。

この指摘は敢えてしなかったが、今後この手の滑稽な間違いを忠告すべきか控えるべきか、悩むことになりそうである。

楽天から社員の英語のレッスン業務を請け負った大手英会話スクールの社長がどこかで述べていた。その社長曰く・・・

『コミュニケーションツールとしての英語で、欧米だけで無くアジアの人たちとも話すのだから、発音や細かな間違いはまったく気にすることはない・・云々』

こういうセリフはよく聞くのだが、これは英会話に四苦八苦している人向けの気休めの言葉としては理解できるが、私は絶対にこうは言いたくない。

どうせ、ほんのちょっとの手間で修正できるのだから、最初から正しい英文を作り、話すことが絶対大切だとこれまでの経験から強く感ずる。

お世辞でも、「あなたの英語は、これまで会った日本人の中で一番正しくてきれいです。」と言われれば、誰しも悪い気はしないだろう。


店が古けりゃ良いってもんじゃない。

2017年04月08日 | 社会観察
もう10年以上前になると思うのだが、緑茶のカテキンがもてはやされて話題になり、ヘルシア緑茶だとか、トクホだとかいう新語が盛んに語られ始めた時期があった。

それより更に10年以上も前だったと思うが、全国一のお茶の産地である静岡で知らない人はいないほど歴史あるお茶屋さんが、自分の工場で製造して販売していたお茶に、何と人工調味料や緑色の着色剤を使用していたことが発覚した事件があった。

ありていに言うと、いつのお茶だか、どこのお茶だか分からない安物の荒茶という原料の茶葉に、味の素と緑色の色素を混ぜて製茶に仕上げ、体裁のいい袋や缶に詰めて、【創業天明元年】○○堂の静岡茶などとして売っていたのだ。

 江戸時代に創業が自慢

どのように発覚したかというと、製茶工場の外に使用した化学調味料とか着色料の空き缶などが大量に詰まれてあったのがバレたからだった。

この事件は、当時かなり地元では話題になり、私の記憶では、周囲の反応は、「あの店でやってるなら他の店も同じ事をやってるだろうね。」というものだった。

お茶の生産量は静岡が全国一だが、その割合は50%を切って、今では多分35%位で2位の鹿児島とほとんど差は無いだろう。しかし、店で売られている緑茶はその7割近くは「静岡茶」と表示されているそうだ。

 お茶は捨てる部分がゼロです

貿易統計を調べれば、中国から緑茶が年間何十トン輸入されているか調べればわかるだろうが、果たして店先で「中国産緑茶」と表示された煎茶は売られているのだろうか。知らない方は平気だろうが、実情を聞くととても飲む気にはなれない。

この静岡というお茶の産地にも、支那人が流暢な日本語を操って、支那産の緑茶を営業して廻っているそうだから、はて、いったいどこで使われているのだろうか。

専門業者に訊いても、「さあ、どうだかなあ・・・」とお茶を濁されてしまうのがオチだろう。

雷雲、雷、雷雨で豊作

2017年04月04日 | 社会観察
注連縄(しめなわ)、その由来を知ってからずっと疑問に感じていたことが、スーッと解決したようなニュースだった。

  この意匠の見事さ

昨日の昼休みに何となく見たネットのニュースは、午後になっても何だか心をウキウキさせてくれているようで、こういうのを朗報っていうのだと感じた。

以下、産経ニュースから抜粋・・・・・・・・・


「雷の多い年は豊作」伝承は本当だった!島根の高校生が実験で突き止める

産経新聞 4/1(土) 14:38配信

「雷の多い年は豊作」伝承は本当だった!島根の高校生が実験で突き止める
「雷の多い年は豊作」伝承は本当だった!島根の高校生が実験で突き止める

 ■松江 カイワレで、学会誌掲載

 「雷の多い年は豊作になる」という言い伝えは本当か-。この疑問の解明に松江市の池田圭佑さん(18)が開星高校(同市)に在学中、カイワレダイコンと放電装置を使って取り組み、「雷を受けると植物は成長する」との実験結果をまとめた。この研究成果は学会誌に掲載され、専門家からも評価を受けた。

  古代人は知っていた

 池田さんは、校内にある実験用の放電装置で落雷と同様の状態を作り、カイワレダイコンの成長の様子を調べた。この結果、種子に50秒間放電してから育てると、放電しなかった種子に比べて成長が約2倍速かった。

また、放電を5分間続けた水道水と、通常の水道水を使って栽培したカイワレダイコンの成長の違いをみたところ、放電した水で育てた方が通常の水に比べて芽の伸びが約2倍になった。

 使った水を分析すると、放電した水は通常の水に比べ、窒素量が約1・5倍だった。窒素は肥料の3要素の一つとされることから、「放電で空気中の窒素が水に溶け込み、成長の違いに影響した」と結論づけた。

(中略)

 京都大大学院エネルギー科学研究科の岸本泰明教授(プラズマ・核融合科学)は、種に直接放電することで成長が促進される原因は不明としながらも、「放電によって空気中の窒素が水に溶け込み、カイワレダイコンの成長が促進されたことを実験で突き止めた点は素晴らしい」と話している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  出雲大社の注連縄

注連縄が、雷雲と雷雨、紙垂(しで)が稲妻を表わしていると知ったのは、つい最近だったが、それ以来注連縄を見るたびに、古代人は経験則から雷と豊作の因果関係を知っていたのだろうか、と言う疑問が鬱積していた。

松江市の池田君は、この私のなんとなく鬱々とした心のわだかまりのようなものを、科学の力で吹き飛ばしてくれた。

そして、短絡的かもしれないが、日本人の古代からの自然との係わり合いの密接さが、これまで以上にグッと強いものに感じられるのだった。

科学を超越するような神秘性には、感服させられる。

紅白歌手、ドサ廻りのチラシ折込

2017年04月02日 | 芸能関連
今日の朝刊にあった折込チラシの中に、カラフルだがいような衣装を着た女性の写真が目に付いたので、(まるで小林幸子みたいだな・・・)と思って手に取ってみると、何と『小林幸子コンサート』のチラシ広告だった。

まだ、三月も先のコンサートのチケット割引のチラシで、きらびやかな衣装を着た彼女の写真と共に【いまチケットが入手困難な小林幸子コンサート!!】、【新たな感動のステージ、ついに幕開け!圧倒的「小林幸子の世界」!!】などの活字が躍っている。

  紅白の衣装、その一

【紅白歌合戦でしか見られない、あの衣装が目の前で見られました!!】というフレーズがチラシ中央に印刷されています。

  紅白の衣装、その二

よく見ると、『びっくり!歌と衣装の素晴らしさに驚きの連続!』(65歳、神奈川県)
とか、『テレビではこの感動は絶対伝わりません!言葉に出来ない素晴らしい体験!』(52歳、岩手県)。

さらに『あまりの綺麗さに会場中がどよめくんです。こんな光景初めてみました!』(64歳、ふj福島県)などなど、他にもいくつかの体験談が、びっくりマーク!をふんだんに使って載せてありました。

もしかして、どこかに小さな活字で、【※個人の感想であり効果・効能を示すものではありません。】という但し書があるんじゃないかと思って探しましたが、どうもそれはありませんでした。

SS席 : 8000円のところ、6800円 (本日より5日間!!)
S席 : 7000円のところ、5500円 (同上)

全席指定の特別割引なのだそうで、ペラペラのB4紙の右隅には、印刷された切り取り線付きの郵便はがきに住所氏名連絡先を記入して、切り抜いて投函し、予約するシステムのようでした。

港町・焼津市の文化会館にあの小林幸子がやってくる、ということで、さぞかし地元の暇を持て余す老人たちは心弾んでいることだろうが、私は多分還暦をとうに過ぎた小林幸子がこうして日本全国をドサ廻りしているんだなあと知って、何か哀れさを感じた。

  還暦過ぎには見えません

それは、そのペラペラの胡散臭い折込チラシが、少しみすぼらしく安っぽい感じで、書かれている内容も、胡散臭い健康食品のチラシみたいだったことが大きく影響していたのだと思う。

地元漁師町の老人たちにとっては、いい暇つぶしになり、しかも冥土の土産としては丁度いい、話の種になることだろう。


民主主義とは税金の無駄使いの事か

2017年04月02日 | 政治ネタ
二重国籍の野党第一党の代表村田氏は、ネット上では彼女の支那人のような名前を簡略して「R4」と表記されているようである。

支那人らしく、敢えて漢字で揶揄するとすれば、憐憫の『憐』と、痴呆の『呆』の字を当てて、【憐呆】がピッタシで、名は体を表す如しとなるのではなかろうか。

というも、先日の記者会見で、「森友学園で政府をあれだけ執拗に追及しても、政府支持率はほとんど下がらず、それどころかご自身の政党の支持率は下がってしまっている状況だが・・」と問われたのに対して、彼女の口から出た言葉は。。。

『世論調査の支持率は、マスコミの仕事なので解説したくない。』

というもので、このセリフはいつかブーメランとしてご自分の眉間に突き刺さるかもしれませんな。お楽しみです。

新聞社各社によって多少の差はあるが、傾向はほぼ似たようなものだ。野党第一党の支持率は確かに下がっていて、消費税以下となっている。

ネット上でも、かなり回答数の多い調査データが閲覧できる。3月の月例調査によると、何と1.6%で共産党にもかなり水をあけられた結果となっていた。

~~~~~~~~~ 以下、抜粋。

ドワンゴが運営する動画サービス「niconico」で、「月例ネット世論調査」を2017年3月22日(水)21時23分に実施し、
開始から約300秒間で55,213人の回答を得た結果を公表した。

Q1 今、あなたは安倍内閣を支持しますか、支持しませんか。  ※( )内は前月比の増減
 
   1.支持する                       :55.1%(-3.0)
   2.支持しない                      :18.1%(-2.9)
   3.どちらとも言えない                  :26.8%(+0.0)

Q2 いま、あなたが支持している政党はどこですか、あるいは支持する政党はありませんか。

自民党 43.9 %
民進党 1.6 %
公明党 1.6 %
共産党 2.4 %
日本維新の会 2.8 %
自由党 0.6 %
社民党 1.1 %
日本のこころ 2.6 %
その他の政党 1.4 %
支持政党はない 42.2 %

~~~~~~~~~

いくら政権担当能力が無いことはすでに証明済みといっても、まともな人間には学習する能力が備わっているはずだ。

しかし、彼らを見ていると、どうも学習する能力などまったく持たない別世界の生き物のような気がしてくる。

こう育てたのは、彼らを選んだ有権者たちと、彼らの御意向を「忖度」するマスコミ各社であって、みんな罪は同罪であろう。

しかし、何度も繰り返すが日本に向けて弾道ミサイルが何発も発射される事態に、膨大な税金を無駄遣いして、小学校の用地がすべったころんだと騒いだあげく、自分のところの議員に、ブーメランが戻ってきて慌てふためいているというコメディを展開した。

連日の報道で、この政党の議員先生たちのお顔は大分御馴染みになった。



どうか、心ある有権者のみなさん、それにこれから選挙権を得るという若者たち。

次回の選挙では、こいつらには一票入れないでください。もうそれだけで、母国のために充分役立つ行為をしたことになります。