孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

店が古けりゃ良いってもんじゃない。

2017年04月08日 | 社会観察
もう10年以上前になると思うのだが、緑茶のカテキンがもてはやされて話題になり、ヘルシア緑茶だとか、トクホだとかいう新語が盛んに語られ始めた時期があった。

それより更に10年以上も前だったと思うが、全国一のお茶の産地である静岡で知らない人はいないほど歴史あるお茶屋さんが、自分の工場で製造して販売していたお茶に、何と人工調味料や緑色の着色剤を使用していたことが発覚した事件があった。

ありていに言うと、いつのお茶だか、どこのお茶だか分からない安物の荒茶という原料の茶葉に、味の素と緑色の色素を混ぜて製茶に仕上げ、体裁のいい袋や缶に詰めて、【創業天明元年】○○堂の静岡茶などとして売っていたのだ。

 江戸時代に創業が自慢

どのように発覚したかというと、製茶工場の外に使用した化学調味料とか着色料の空き缶などが大量に詰まれてあったのがバレたからだった。

この事件は、当時かなり地元では話題になり、私の記憶では、周囲の反応は、「あの店でやってるなら他の店も同じ事をやってるだろうね。」というものだった。

お茶の生産量は静岡が全国一だが、その割合は50%を切って、今では多分35%位で2位の鹿児島とほとんど差は無いだろう。しかし、店で売られている緑茶はその7割近くは「静岡茶」と表示されているそうだ。

 お茶は捨てる部分がゼロです

貿易統計を調べれば、中国から緑茶が年間何十トン輸入されているか調べればわかるだろうが、果たして店先で「中国産緑茶」と表示された煎茶は売られているのだろうか。知らない方は平気だろうが、実情を聞くととても飲む気にはなれない。

この静岡というお茶の産地にも、支那人が流暢な日本語を操って、支那産の緑茶を営業して廻っているそうだから、はて、いったいどこで使われているのだろうか。

専門業者に訊いても、「さあ、どうだかなあ・・・」とお茶を濁されてしまうのがオチだろう。


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