孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

本当は怖い、日本共産党(その二)

2016年05月15日 | 政治ネタ
あのまま、同郷のよしみで先輩の誘いに乗って民青に加わっていたとしたら、私も今頃は共産党員として、デモや選挙に動員されたりしていたかもしれません。

下宿の隣にいた大学院生の先輩に、今はとても感謝しています。その先輩はなんでも「近代経済学」の研究室に所属していたそうで、当時の大学で教えられていた「マルクス経済学」とは真っ向から対抗するような学問だったそうです。

ソ連も解体して、回答はすでに出たと思うのですが、共産党はいまだに革命の目標は捨てないでいるそうで、日本ではオウム真理教や中核派、革マル派などと同列の、公安当局の監視対象になっているそうです。







ネットで「公安調査質」の公式ホームページをみると、いろいろ情報が閲覧できて、日本共産党がヤバイ集団かが分かります。」



選挙権が18歳からとなって、共産党や民維新党などは、反日マスゴミと共に若者をターゲットに置いて、支持者獲得に躍起になっているようですが、そそっかしい若者達はそういう集団の歴史を調べようともせず、丁度私が学生のとき、よろめきかけたように、ヤバイ集団の仲間入りしてしまうことになりかねません。

自分の経歴をみすみす穢すことの無いよう、周囲も見守って、適切なアドバイスをあたえてやる必要があると思います。

 党首は「恣意」。名は体を表す、ですね。

彼らの主張することで一番利するのは誰か、と考えることだけでもブレーキがかかり、洞察力に磨きがかかってくるものです。

どこかの高校では教師が自ら校門で政治的なビラ配りをしていた、とニュースが報じていました。こういう出来事がニュースで報道されているうちはいいのですが、都合の悪いことは「報道しない自由」もあるのだ、と反日マスゴミは言い切るご時世です。

周囲の良識ある大人たちは、自分の息子や娘の言動には、これまで以上に気を配る必要があると思います。

本当は怖い、日本共産党 (その一)

2016年05月15日 | 政治ネタ
今春大学生になったばかりの若者達中には、5月頃になると、何となくやる気が無くなって脱力感や強い孤独感を感じたり、人との付き合いが面倒になって、部屋に引きこもりがちになったりする症状が現れる場合がある。

こういう症状を「五月病」と呼ぶのだそうだが、私の場合も同様の症状を患った記憶がある。

高校三年の終盤は、今考えてもよくまああれだけ勉強したものだと思うくらい、受験勉強に没頭したものだ。その反動なのか、大学一年の5月頃には、全くやる気が失せてしまって、正に「燃え尽きて」しまった感覚だった。

そういう心理状況のときに、学内で偶然知り合った3年先輩の同郷の方と話す機会があり、いろいろ相談に乗ってもらったりした。

そのうち、下宿にも来たりして良き相談相手の先輩として頼りにしたものだった。特別運動部や文化部サークルに入ることも無かったので、付き合う人は同じ下宿の数人の新入生達くらいで、自分でもこれではいかんなあ、と薄々感じてはいた頃だった。

あるとき、その同郷の先輩が、「看護学校や保育専門学校の女学生たちと行う、ハイキングやダンスパーティーに参加しないか?」と誘われた。

看護婦や保母さんになるための専門学校がいくつかあって、よく私が入学した大学の学生達と交流していたようだった。

「まだ、日光へは行ってないだろ?」「ハイキングの後はコンパもあるよ。」などと楽しそうなことを次々教えてくれた。私は、即答せずにおいて、食事のときに同じ下宿の学生達にそのことを話題にして、反応を観る事にした。

すると、私の部屋の隣にいた先輩がいろいろ言ってくれた。その先輩は昨年4年生のとき国家公務員試験に合格したのだが、面接で不採用となったそうで、大学院に入って今年再挑戦するために、勉学に励んでいる方だった。

偶然、私と同郷の先輩のこともよく知っているようで、名前を呼び捨てしていた。

「○○は、民青の活動家だよ。県看や国看(県立・国立の看護学校)や保専(保育専門学校)は、民青の巣なんだよ。」

先輩は、食事しながらそう言ったのだが、私にはまったく理解できなかった。

「ミンセーって何ですか?」と、岡山県出身の私と同じ新入生のひとりが聞いた。

先輩は、「共産党の下部組織だよ。学内の生協は民青が牛耳ってる。」と教えてくれるのだが、そう聞いてもみんな理解できない様子だった。私もさっぱり内容が理解できなかった。

食事が済んだ後も、みんな部屋に戻らず先輩から学生運動や過激派のことなどをいろいろ聞いた。そういえば、大学の正門でヘルメットにタオルで顔を隠した人たちが、通学する学生にビラ配りをしているのを時々目にしていた。

数日後の晩、同郷の先輩が私の部屋を訪ねてきた。そして、それまでより少し突っ込んだ話をして、サークルみたいなもんだから、一緒に合同ハイキングやダンスパーティーで楽しもうよ、と積極的に勧誘してきたのだった。

ベニヤだけの薄い壁なので、話し声が隣の部屋の先輩に聴こえたのか、大学院生の先輩が、「よおっ!」と言いながら私の部屋に来て、話に加わった。

雑談が次第に合同ハイキングのことや生協活動のことになり、そのうち「マルクス経済学」とか、「資本主義」、「共産主義」などそれまで私があまり耳にしなかった言葉を発しながら、先輩二人が議論し始めた。

私は、ただただ二人の話を聞いているだけであったが、内容が分からないまでも、隣の部屋の先輩が、同郷の先輩をやんわり批判しているような雰囲気で、そのうち論破されたような感じで同郷の先輩の方が部屋を出て行った。

隣の部屋の先輩は、「ああいう民青の連中は、この時期仲間を増やそうとかなり積極的に勧誘してるんだよ。若い異性との交流という餌で釣るんだ・・・。」と、私を軽くたしなめるようにアドバイスしてくれたのだった。

私は、女学生との交流という餌にパクッと食いつく方向にかなり傾いていたので、先輩の話が分かってくるにつれて、内心忸怩たる思いと一緒に、楽しみを奪われたような少し惜しい気分の入り混じった感情に満ちていた。

(この話、続く・・・)