孫ふたり、還暦過ぎたら、五十肩

最近、妻や愚息たちから「もう、その話前に聞いたよ。」って言われる回数が増えてきました。ブログを始めようと思った動機です。

テレビや新聞を疑え

2015年03月17日 | マスゴミ関連
勤め先では、各グループごとに朝礼をやり持ち回りで一人ずつ一分間スピーチをすることになっています。話題は各自自由で、趣味の話しをしたり、家族の話をしたりいろいろです。

その中で、よくNHKでこう言ってたたと話題にするのが癖のような青年がいます。先日も、「NHKで、日本では一時期政府の命令で、銀行に預けたお金が引き出せないことが起きて、それがまた起こるかもしれないと言ってました。みなさん、注意してください。」とのことだった。

私は、NHKはほとんど見ないので何を言ってるのかまったく分からなかったが、話しの内容よりも彼がいつもNHKのことを話題のソースにすることが奇異に感じたのだった。

NHKに限ったことではない。およそどのテレビ局も、公正中立の立場に立って番組作りをしているとは思えない。ある民放局の日曜日の朝の報道番組など、実に偏った内容で、世論を思い通りの方向に誘導しようとしている意図がアリアリで、見るのもおぞましいが、話の種になりそうなので、つい見てしまう。

マスメディアに対する信頼度の調査が数年前に行われたが、その時の結果は予想をはるかに上回ったものだった。アメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリアなどの先進国の場合、信頼度は20~30%位なのに対して、日本は70%を越えていたのだ。

つまり、テレビや新聞雑誌が報道することを信じているいる人は、日本の場合10人中7人いるのに対して、欧米の先進国ではそれが2~3人しかないという結果でした。

数十人のデモ行進のニュースを朝昼晩のニュースで報道することがあるかと思えば、数千人のデモ行進があっても、まったく一言も伝えないこともあります。つまり、テレビ局や新聞社が国民に知らせたくないことは、意図的に報道しないのです。

逆に、どうでもいいようなことでも、大袈裟に何度も何度も報道して、明らかに印象操作をしていることもあるのです。メディアの報道することを見抜く能力を、メディア・リテラシーと呼ぶそうです。英語教育などより、子供の頃からこういうことこそ学校で教えていくべきだと思います。

因みに、メディアに対する信頼度が日本と同じレベルにある国は、中国や韓国でした。

瞬間、一目惚れ・・・

2015年03月17日 | 日記
確かオリンピック誘致のプレゼンの時、誰かが言っていたと思うが、「日本は何か落としても、ちゃんと戻ってくる」という、世界でも珍しい国なのです。

もちろん、必ずそうなるということではないでしょうが、確かに戻ってくるケースは多いのではないでしょうか。最近も、アメリカから輸入した小麦の中からスマホが見つかり、スマホの中の情報から持ち主を何とか特定して、返送したら受け取った持ち主がまさか・・・と仰天したという、微笑ましいニュースが報道されていた。

きっと、そういう体験をした人は、それだけで日本に対する好感度が一気に上がったに違いないでしょう。なくなった物が返ってくれば、こんなに嬉しいことはないからです。

富士山で、外国人登山客の登山指導をしていたときに、下山した青年三人が、オドオドした様子で臨時派出所に立ち寄ったことがあります。日本語があまり流暢ではなかったので、若いおまわりさんに通訳頼まれました。すると、彼らは下山途中で、財布を拾ったといって届けにきたインドネシア人たちでした。

財布には、何種類かのカードと数千円の現金が入っていました。おまわりさんは、手馴れた様子で、落とした場所と状況を確認し、落とし主が名乗り出てきた場合のために、彼らの名前と住所、連絡先を尋ねました。すると、彼らはお礼など要らないからと、それを辞退して帰って行きました。

インドネシアの青年たちもなかなk捨てたものじゃないなあ・・・と感心して言うと、おまわりさんは、「何か名乗れないヤバイ事情があったんすかネェ。」と、妙に職務に忠実で少し拍子抜けしました。

4年ほど前にマレーシアのクアラルンプールで博物館に行ったとき、私はポケットにデジカメがないことに気がつきました。一通り博物館を見学して、中で何度か動画を撮ったので、博物館の中でデジカメをなくしたのは明らかでした。面倒でしたが、入り口からもう一度廻った通りのコースを辿りました。

ウィークデーだったせいか、見学者はまばらでした。急ぎ足で、途中立ち寄ったトイレとか、休憩のために腰掛けたベンチなどを注意深く探しましたが、私の愛用のデジカメは見つかりませんでした。

私はデジカメ本体より、その中に保存されていたたくさんの写真と動画が惜しくて、失意に暮れて帰ろうとしたとき、入り口に案内嬢が立っていたのを思い出しました。そこで、急ぎ入り口に戻り、その案内嬢に事情を話しました。

若い彼女は、注意深く私の話を聞くと、そのデジカメは何色だったか、大きさはどのくらいでカメラのブランドはなんだったか、と矢継ぎ早に聞いてきました。私は曖昧な記憶を辿りながら、何とか答えると、彼女は、残念ですがそういうカメラはここには届けられてはいませんねぇ・・・と、済まなそうに言いました。

でも・・・と彼女は続けて、「こういうカメラならさっき届けてくれた人がいましたよ。」と、カメラについている紐の先をつまんでぶら下げたカメラを、机の中から出して見せてくれました。いたずらっぽい笑顔で、ちょっと首をすくめながら・・・。

そのカメラこそ、まさしく私が通販で買った中古の愛用のデジカメでした。私はその瞬間、一気に彼女に一目ぼれ・・・じゃなかった、マレーシアという国が大好きになったのでした。