あんまの投資活動日記!

住宅ローンを背負ったサラリーマンが投資活動をネタに体験談や雑感を綴ります。

経済変化_⑤ファミレスの発展と衰退

2009年02月10日 | 日記
 ファミレスは80年代から増えてきた様に思う。
 『デニーズ』だとか『すかいらーく』とかが代表的なお店だ。
 原価コストを削減する為に工場生産した食品を主に提供する。
 店で簡単に調理してお客に出すので味にブレが無い。
 反面、手の込んだ料理に比べると味の面で負けると言う特徴がある。
 綺麗で明るい内装で和食,洋食,中華,デザート,なんでもござれのメニュー構成。
 主に家族連れをターゲットにしたレストランであった。
 しかし家族連れだけなく若者層にも支持されて、
 深夜まで営業したりした事もあり、全国に広がっていったと思う。
 
 90年代はそこいら中にファミレスがあったように思う。
 ファミレスが台頭してきたので、外食業界は大きく変化したようだ。
 小規模経営の外食店が大幅に減った。
 個人経営の店は今でも多くあるが、
 味や値段あるいは量で客に満足するものが無いと
 ファミレスに客を取られて淘汰されてしまう。
 
 80年代後半からファミレスは多様化した。
 和食専門、イタリヤ料理専門、とか各社のオリジナリティを出して他店と差別化を図った。
 料理の種類ではなく値段でも差別化をする店が出てきた。
 サイゼリヤは料理を安く提供する。その代わりイロイロなコストカットをしている。
 ドリンクバーを導入して、ホール従業員の作業を減らしている。
 店に行くと分かるのだがホールでオーダーを取る従業員は1人とか2人だ。
  
 実はアタクシ90年代前半まで、ファミレスで4~5年バイトしていた。
 バブルの頃は物凄く忙しかった。
 店の規模も大きかったがホール従業員は土日の夜で10人程居た。
 調理場も最低10人は居た。
 それがバブルが弾けるとあからさまに客が減っていった。
 売上がドンドン減ると同時にイロイロな事が変化した。
 例えば、ハンバーグは手でこねて焼いていたが、
 冷凍の成型加工した物に変わった。
 こうすると調理作業が楽になる。
 調理場に人間を減らす事が出来る。コスト削減だ。
 
 しかしまぁそのファミレスは上場廃止になって事実上倒産した。
 アメリカ進出や投資有価証券の失敗が主な原因だが、
 味などのサービスが低下した事も客離れに繋がったと思う。
 
 2009年現在、ファミレスは非常に厳しい業界になっているそうだ。
 先にも書いたドリンクバーは安くて良い。
 しかし店によっては若い人達のたまり場になってしまい
 ファミリー層が入店しにくい店も少なくないそうだ。
 
 客も舌が肥えて、ファミレスから遠ざかっている。
 庶民も以前より外食が減っている。
 そうする事によって、『たまぁに食べる外食なら美味しい所!』と言う意見もある。
 洋食を食べるなら専門店。和食を食べるなら専門店。
 中華だろうが、焼肉だろうが、美味しい専門店を重視する客が増えたのだ。
 それと同時に手の込んだリーズナブルな料理店が増えた事もある。
 そちらに客が流れているのは自然の流れとも思える。
 
 一方ファミレスは洋食もある和食もあるイタリヤ料理に中華も!あれもこれも~!
 と便利は便利なのだけど、クオリティが高くは無いので、どうしても専門店に
 勝てない図式になるのだろう。
 
 そういえば、個人的にもここ数年は全くファミレスに行かなくなったなぁ。
 外食産業も大きな変革期に来ているかも知れない。
 
 ここまで色々過去を振り返ってみた。
 ナカナカ経済の変化と言うのは自分に直結していて面白いのだ。
 次回はweb関係の変化を見てみたいと思う。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 経済変化_④コンビニの発展 | トップ | 経済変化_⑥webの発達 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿