僕も今まで色々な『大人』に出会った。
『このヒトの人生良いなぁ。素晴らしいなぁ』って思った事も多々ある。
飲み屋のマスター
仕事に厳しくて常に、料理と酒を研究している。
オフの日には色々な美味しい料理屋に行って料理やら値段やら原価やら研究しているんだ。
本当に料理が好きだから、店で出す料理も抜群に美味い。常連さんも多い。
そして日本中ないしは世界を旅して美味しい物を食べて、楽しみながら研究している
別の飲み屋のマスター
前記のマスターの様に料理の研究をするわけじゃない。
でもそれなりに美味しい料理をだして繁盛している街の飲み屋だ。
このマスターのビックリする事は、1年を11ヶ月と考えて、11ヶ月しか働かない。
8月になるとバイクで一ヶ月旅に出てしまうのだ。
大工の友人
高校時代の友人だが、ガキの頃から大工になりたかったそうで、
仲間で会社を立ち上げた。んで仕事で千葉の田舎に家を建てた。僕も簡単な作業を手伝った事がある。
結局、家は売れなかったららしいが、自分の建てた家を買い取って住んでいるらしい。
他にも会社の社長の運転手さんや高校時代の友人でエアコン工事の会社を立ち上げたヤツ、
50代で会社を辞めて今はゴルフ三昧のシングルおじさん、トラックの運転手から営業職に出世した友人。
等々沢山居るのだ。
彼等を見ていると本当に幸せそうだ。羨ましい。
彼等は本当に自分の好きな事を一生懸命やっている。あるいはやっていた。
自分の好きな事を見つけて、それこそ必死で頑張って自分の趣味の技術を磨いているのだ。
次に思う事は『学業成績と幸せはあまり結びつかないのかもなぁ』と薄っすら思えてくる。
勿論、立派な学校を卒業して立派な会社で働いている人はスゴイと思う。
その人自身がハッピーだと思うならそれはそれでOKであって否定する気は全く無い。
むしろ尊敬する。
ただ会社人間の高給取りのヒトを見て、僕の場合『羨ましい』と言う感情があんまり湧いてこない。
上記の様な経験からすると自分の子供に
『学校の勉強をしなさい!』
と言う気が全くしない。
むしろ『沢山遊んで、色々経験しろ!』と言いたい。
その次に
『自分の好きな事を見つけなさい。好きな事をトコトンやって磨きなさい』
と言いたい。
まぁ子供が、親の思い通りの人生を歩むとは思っていないけどね。
そんな風に思っている今日この頃である。