まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

あじさいに 旅の終わりを 話しかけ

2014年06月10日 | たまには旅など・・。

 成田市の朝は曇っていたが、やがてには晴れてきた。気温は18度から25度、湿度は76%から82%。風は2mから3mの南南東の風が少し。

 

 旅はおおまかでアバウトなところがいいのかも知れないが、いつものくせで6時前に目が覚めるがすることがない。テレビはカードを買わないといけないが、わずか1時間か30分ほどしか見ないのにもったいないと言うし、散歩をすると言っても山の中のホテルだし・・・。

 

 7時半から5人は揃って1階の食堂に降りてバイキング方式の朝食。洋食系の人が多いなぁと思った。

 

 ゆっくりと食べましょうね・・・と言われても、そうそうは食べられない。30分もすればおなかがいっぱいになる。三日目ともなると、面白い話も出て来ないし。30分ほどで失礼して旅のまとめの支度。JR成田駅に向かう送迎バスは10時10分だというので、これまた・・・手持ちぶさたな時間。ここは朝のお風呂がないのだそうだ。

 

 11時前、JR成田駅からは、お店のならぶ参道を歩いて、「成田山新勝寺」に向かう。ま、成田といえば「成田山」なのだろう。この頃になると空は晴れてきて暑くなってきた。ま、雨に降られるよりかはマシだなぁ・・という声があちらこちらで。ここは外国人の観光客も多かった。

 

 で、ここがお土産物屋さんの「米屋総本店」。羊羹がおいしいのだとか。ここでは無料のお茶が飲み放題で、休憩しながら試食品を食べながら休憩している人が多い。けいこばぁはお土産用の羊羹をたくさん買っていた。

 

 成田山新勝寺は真言宗智山派の大本山だとか。だからと言う訳でもないが、あんまり、お寺や建物などには興味がない。ま、でかいなぁ・・と思う程度。この仁王門の大提灯は大きくてものすごく重いらしい。この提灯は「魚がし講」が寄進したもので、「魚がし」と書いてある。800Kgもあるそうだ。

 

 これは狛犬というもの。普通は「神社」の参道に座っているものだが、ここにはあちらこちらに狛犬が奉納されている。このカラフルな狛犬は一級品。火消しの組が寄進したものらしい。

 

 これは「獅子山」という形式。溶岩を組み合わせて岩山を作り、そのあちらこちらに獅子を配置してある。山のてっぺんに親獅子がいて、そこから突き落とされた子獅子がよじ登っている様子が再現されている。こういう狛犬が、これでもか、これでもか・・と並んでいる。讃岐のこんぴらさんよりも数は多い。

 

 このドハデな建物は三重の塔。まぁ・・・というような感想。

 

 正面にそびえているのが「大本堂」。ちょうど、「御護摩」のおつとめ中だった。お坊さんが大きな御幣でお祓いをしているのが印象的だった。ここはなんでもアリなんだなぁと思った。

 

 おつとめの終わった法中がお戻りになるところ。

 

 お昼は参道の古いお蕎麦屋さんに入って、さっぱりとざるそば。ここには冷房がなくて、古めかしいウチワを貸してくれたのがおかしかった。このお店はおじいさんとおばあさんの二人だけでやっているものだから、実にのんびりとしたお店だった。

 

 昼食が終わると、JR成田駅から成田空港・第二ターミナル駅に向かって、そこで皆さんとお別れ。時間は14時半。出発時間は18時10分。4時間ほどの待ち時間。することもないし、行きたい所もない。ただ、待ち続けることしかない。

 

 フライト3時間前になると、この端末機で自分で発券する。予約番号や手荷物の数、預ける荷物の有無などをタッチしていけば「搭乗券」が出て来る。その後、保安検査を受けて、ただ、時間を待つばかり。

 

 フライト30分前になると搭乗手続きと言っても、搭乗券のバーコードを読み取るだけ。送迎用のバスに乗って、臨時駐機場に並ぶ一群の航空機の中の一機の前でバスを降りて搭乗する。

 

 これからが大変。フライト予定は18時10分だが、この時間帯は離陸ラッシュらしく、プッシュバックが始まったのが18時20分。そこからエプロンを右に左に走って走って・・・。各社の飛行機が大名行列みたいにエプロンをのろのろと・・。離陸したのは18時50分。松に着陸したのが20時。ようやくに戻ってきた。

 

 今日の掲示板はこれ。「実行するところに成功があり これを忘れるところに失敗がある!」というもの。安田不動産の創始者安田善次郎は生前、処世に関する様々な本を書いている。その中で彼は、自分がお金持ちになれた理由をいろいろと述べている。善次郎は最晩年「この二十年間守り通した処世の信条は?」という雑誌社の質問に対して、「勤倹、克己、一にもってこれを貫く」、また別のところでは「人生は克己の二字にある。これを実行するところに成功があり、これを忘れるところに失敗がある」と答えている。現代人はとかく、自分のいまあるがままの姿をめてもらいたいといった風潮が見受けられるが、立派な人間になったり、成功したりするためには、自分に打ち克つという意志の力を持たなければいけないということを、善次郎は教えているのだろう。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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