まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

梅雨避けて お遍路ぽつんと 眠りこけ

2014年06月17日 | ふるさと散歩

 さぬき市地方は気圧の谷や前線の影響で雲が広がり、雨が降ったり止んだりの一日になった。気温は18度から25度、湿度は82%から72%。風は1mから3mの南風が少し。明日の18日は、前線上を通過する低気圧の影響で雲が広がり、昼前にかけて雨となる見込みらしい。

 

 しわく広島の「英国士官レキの墓に関する統括的考察」の試作版ができあがったので、関係者に郵送することにした。県立図書館や国立国会図書館への贈呈版はこの秋を目途に準備する。

 

 その準備ができたら、今日は観音寺へ向かうことにした。長距離のドライブのため、奥方に同乗してもらうことにした。最近は「徘徊」するようになって、山の中に迷い込んだりすることがあるもので。ま、迷ったら、奥方だってどうにもならんのだけれど。

 

 で、およそ1時間40分ほどかかって、観音寺市粟井町にある粟井神社に着いた。ここが香川県では一番多くのアジサイが見られるところだという。ここにはおよそ3,000株のアジサイが植えられており、種類も豊富だし、色もまたさまざま。

 

 今日は雨になったけれど、大勢の見物人が集まっていて、幼稚園児もいるし、介護施設のマイクロバスも次から次へとやってくる。拝観コースは、右に進んで、神社拝殿脇から本殿裏手の遊歩道を上って、藤目城址を見て左手の坂道を戻ってくるもの。

 

 ここには三対の狛犬がいるが、この狛犬が、香川県では一番不細工な狛犬。彫りも浅くて、手抜きをしたような狛犬。硬くて掘れなかったのかなぁとも思ったりする。全体にずんぐりとしていて、バランスも落ち着かない。

 

 この頃からお昼前にかけての雨が激しかった。

 

 ダムマニアの私は、久々に「粟井ダム」を見るために山道をくねくねと登って行った。この道筋は、四国霊場66番札所雲辺寺からのへんろ道があって、歩き遍路のお四国さんが降りてきていた。雨具を着てのお遍路も大変だ。

 

 『柞(くに)田川』の支流である『粟井川』は雲辺寺山に端を発する流域面積12.9k㎡、総延長6kmの二級河川である。『粟井ダム』はこの川に2001年に新造された21世紀生まれのダムであり、重力式コンクリートダムとしては香川県で一番若いダムである。ここは、四国堰堤ダム88ヶ所巡りの72番堰堤でもある。ちなみに、我が家近くの「大川ダム」は、第85番堰堤となっている。

 

 ダムから下がってきて、国道377号線を琴平方面へ戻って来る途中で、なつかしいお店を見つけた。こちら方面に来たらここに寄る仲間も多かったお店だ。

 

 国道377号線沿い、三豊市山本町財田西にある「まなべうどん」という一般店。そんなにおいしいお店でもないのに、駐車場はいつもいっぱい。お店の中も満席状態。どこがいいのかよくわからない。

 

 時間も時間だし、場所柄食堂もレストランもない所なので、久々にここに寄ってみた。私はわかめうどん小(330)にした。奥方はいつもの「かけうどん小」におでんを幾つか・・・。でも、相変わらず、味がわからない・・。お店の麺がよくないのか、私の舌がいけないのか。

 

 今日の掲示板はこれ。「未熟ということは大切なんだよ。僕だって未熟。天狗になったらおしまいだよ。」という歴史小説家の池波正太郎さんのことばから。「未熟だ」という自覚があるから、自分を成長させようと心がけるもの。また、未熟だから、成長する余地もある。そして、今は成長の途中なのだから、多少問題があっても、「まだしかたがない」と思えてくる。でも、「いつかは・・・」という希望もあって前進するるわけだ。 『自分を実際以上に考えることと、真価以下に見つもることとは、共に大きなあやまりである』と、ゲーテも言っている。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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