まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

新春に 鋭く矢羽根は 鬼を撃つ

2010年01月03日 | 民俗
 前日もまた・・・自治会長さんと11時過ぎまで話し込んでいたので、朝の間はゆっくりと寝るつもりでいたのに、七時半過ぎにけいこばぁからの電話で起こされた・・・。

 「今日は早くに戻って来てよ~。お客さんがお待ちかねなんやから・・」

 一度、起こされたらもう寝られない・・・。お布団を片づけてお掃除をして、「今日こそは帰らねば・・・」みたいなことやね・・。

 

 この日はお隣の「立石:たていし」という集落での「ももてまつり」に行こうと誘われている・・・。気分的にはどうでもいいのだけれど、自治会長さん同士の約束があるみたいで・・・。

 午前中は散歩をしたり、部屋の片づけをしたり、食材を片づけたり、生ゴミの片づけをして・・・。お昼前から立石八幡神社に向かった・・・。島にはいくつもの神社があるが、「はちまんさん」というのは、ここの立石八幡神社しかない。

 ここも・・・廻船問屋だった「尾上吉五郎」さんが大旦那となって寄進を続けてきた神社で、古くは天霧城から落ちのびてきた香川氏が建てた神社だとか。由緒あるお宮さんらしい。

 

 だから・・由緒あるようなお作法で「ももてまつり」が行われる。ここは・・きちんと袴姿に裃をつけている。この三人が「三将弓」というらしい。奥から「はやのはや」「中」「とやのとや」というらしい。

 一連の神事があって弓を打つが、まずは「三将弓」から・・・。

 

 まずは・・この大的から・・。ま、準備運動みたいなものだろうか・・。でも、最初はこの大的を外して山の中へ飛び込む矢が続出する。やがてには的に当たるようにはなるんだけれど。

 的に当たればごほうびが出るらしい・・。

 

 で、これが「笹」というもので、ここに賞金が飾られる。一等が2500円、二等が2000円・・・みたいに六等まである。

 とやのとやを務めた若い衆の多度津水産高校ほかで弓道をやっていた川上くんが一等から三等を独占・・・。賞金6000円と清酒3本を射止めた。さすがやね・・。

 私は四等で1000円と参加賞・・・。ま、ゲストやからね・・。

 

 で・・13時からはじめて・・、14時半には行事も終わってお片づけ。ここは厄除とかはないらしい。とにかく・・・一等から六等までが決まればそれでおしまいみたい・・。同じ島なのに、それぞれのやり方があるみたい・・。

 で・・・心配してくれた横瀬さんの好意で・・・よこせ丸で丸亀港まで送ってくれて・・・。時間的には16時40分過ぎでないと船がないので、一刻も早く帰りたいと言う思いを叶えてくれて・・・。15時過ぎに江の浦港を出港・・。

 

 多少の風と波とがあったけれど、それを突き切って・・・20分ほどで丸亀港に着き、15時半・・・。一気に走って・・・17時前には自宅に到着・・。やれやれだわ・・。

 あとはお荷物を片づけたり、着替えたり・・データを整理したりして夕食には間に合って・・・。

 

 あとは食べたり、飲んだり、お話したりといつものパターン・・。

 

 どうにか・・皆さんともお会いできてやれやれ・・・。皆さんは、明日の朝にはもうお帰りになるというので短い時間だけれど、それなりに楽しんでいただけたのやろうか・・・。

 

 ということで、お正月の予定行事はこれでおしまい・・。なんだかんだとあったけれど、ひとまずこれでしめくくり。また・・・362日の日々の暮らしが始まるわけやね・・。

 でも・・早くも娘家族は今週末からの「三連休」を楽しみにしているみたい・・。

 私は・・たってき・・七日の日の県立病院の定期予約診察が難関・・・。ここんところずっと飲んでばかりだだからね・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

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