まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

寒氷 砕いて手水の 宮参り

2010年01月23日 | 自然
 昨夜というか・・今朝の夢見が悪くて・・朝方から眠れなくて困った・・。

 ご法事を頼まれて・・「ああ、ええよ~」と安請け合いしてお勤めを始めたら・・「聖典」という「経本」が真っ白なんだ・・・。「げげげ・・・」大勢のお客さんがいるのに・・さすがに・・ご法事のお経はそらんじてはいない・・・。

 「ちょっと・・」と、中座をして・・別の経典を取り出して・・お経典を開くと・・・やはり・・真っ白・・・。ま・・なんとかお経らしく読み始めたが・・・後ろから・・ざわめきが・・・。そりゃそうだわなぁ・・。幾らなんでも・・通常のお経は・・聞きなれているから・・間違ってるとわかるというもんだ・・・。大無量寿経が般若心経とごっちゃになったみたいなもんだから・・・。

 

 22日午前の衆院予算委員会で、自民党の茂木(もてぎ)敏充幹事長代理に「「朝三暮四」の意味を知っているか」と尋ねられた鳩山首相は、「よく知ってます」と前置きした上で、「朝決めたことと夜決めたことがすぐ変わるという意味で、あっさりと物事を変えてしまうことだ」と自信満々に「「朝令暮改」の意味を説明した。

 朝三暮四は、猿にトチ(どんぐり)の実を朝に3つ、暮れに4つ与えると言ったら猿が少ないと怒ったために、朝に4つ、暮れに3つやると言ったら喜んだという中国の故事。

 茂木氏は、前政権が昨年4月に成立させた補正予算の一部を、鳩山政権が執行停止した一方で、補正予算案に停止した事業を盛り込んだと批判する狙いで、朝三暮四の意味をただし、「朝と夕で数を変えることでごまかすということだ」と政府を批判したものらしい。そうした予算委員会では周囲からざわめきが起きたらしい・・・。そういう情景が夢になったような・・・。赤っ恥状態・・・。

 それから・・しばらくは眠れない・・・。でも・・なんだかんだと・・七時過ぎまで寝てはいたのだけれど・・。変な・・夢やったねぇ・・・。

 

 だから・・寝覚めが悪い・・・。

 というのも・・先日来の・・「竹」でもない「茅」でもない「茅萱」でもなく「荻」でも「ススキ」でもない・・あの植物は何か・・・。という・・疑問。で・・、市内にある本屋さんに行ってみた・・。しかしのかかし・・・「山野草」でもなく「野の花」でもなく「樹木」でもなく「里山の植物」でもなく・・・「果樹」でも「竹林」でもない・・・。調べようがないのだ・・・。観葉植物でもないし、庭園の花でも樹木でもない。海辺の植物でも水辺の植物でもない・・・。

 

 「青春時代は・・道に・・迷っているばかり・・」という歌があったけれど、老人になっても・・・迷い道・・いろいろ・・なんだな・・。

 それはそれとして・・。今日もあちこちと走った結果・・、このお店に落ち着いた。

 

 東かがわ市松原になるんだろうか、県立白鳥病院東にある「陣内うどん」さん。ここは一般店で・・お店に入って・・好きなテーブルについて待っていれば注文を取りに来る。

 今日は・・「梅若うどん」というものを注文した。ここのメニューも決まっていて・・そうそう・・珍しいものはない。だから・・少し趣向を変えて・・「梅若」というしゃれたものにしてみた。

 

 かけうどん(300円)にわかめが乗れば「わかめうどん」で350円。そこに梅干しが一個入れば・・「梅わかうどん」で・・400円。梅一個が50円もするんかね・・。ま、計算上はそうなんだけれども、わかめの潮の香りと梅の酸っぱさが混じって・・・、それはおもしろいっていうか、へんな・・・ていうか・・・微妙な味だったなぁ・・。

 ま・・、トッピングの妙・・・みたいなもんだろうか・・。

 

 ま・・、病院帰りというか、地元のおじさんやおばさんたちが気楽に立ち寄れるお店ではあるなぁと感じた。ご飯物もあるし、おでんもあるが、さすが・・天ぷら類は見えなかった・・・。セルフとは少し違うお店ではあるなぁと思った。

 

 ということで、今夜は・・お経を間違えずに読めるように(爆笑)・・早目にお休みすることにしますわ・・・。あんまり・・早く寝ても・・・またぞろ・・変な夢を見るしねぇ・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

みかんの花咲く丘 - 川田正子

2010年01月23日 | 自然
みかんの花咲く丘 - 川田正子


 今日の朝、NHKラジオを聞いていたら、滝田栄さんが出ていて、この「みかんの花咲く丘」をリクエストして・・、私も久々にこの歌を聞いた・・・。



 昨年の暮れに、塩飽の牛島に行ったのだけれど、牛島はかつて「みかんの島」と呼ばれたことがあった。島中にみかんの木を植えて・・「みかんの島」にしようとしたことが教科書に載った。

 みかんの島

 瀬戸内海の牛島・・・・といっても、いったいどこにあるのか、わからないかたも多いと思います。牛島は、四国の丸亀市のおきにある、周囲4キロばかりの小さな島です。
 牛島の近くには、たくさんの島があります。それらの島は、たいてい、みかんの島です。山のいただきまでかいこんされて、だんだん畑になっています。そこに、みかんの木がいっぱい植えられています。わたしたちの牛島も、そうしたみかんの島の一つです。
 ところが、牛島は、もとは、みかんの島ではありませんでした。戸数が50戸、200人ばかりの島の人々は、山林の間のわずかな水田にたよってくらしてきました。くらしはらくではありませんでした。
 それに、人口は年々ふえてきました。そこで昭和10年に、山にだんだん畑を開いて、みかんの木を植えることが始められました。初めは、数人の人だけで始められたことでしたが、やがて、みかんの木を植えるのは、島を生き返らせることだという考えが島じゅうの人の間にゆきわたりました。それからは、おとなも子どもも総出で働いて、毎年、毎年、みかん畑をふやしてきました。ことしも、3月に1500本のみかんの木を植えました。来年もまた植える予定で、今もかいこんが続けられています。わたしも、学校から帰ると、すぐ、つるはしをもって山へ出かけます。山をたがやすのは、なかなかほねのおれる仕事です。しかし、わたしたちのてつだいが、やがては島をゆたかにするのだと思うと、つるはしのひと打ちひと打ちにも力がこもります。
 わたしたちの牛島が島じゅうみかんの木におおわれる日も、遠くはないでしょう。

  「新しい国語」   昭和36年1月10日発行  東京書籍株式会社

 しかしその後、瀬戸大橋の工事やら高度成長時期に入り、人々は島を出てしまい、みかんの島は雑草に覆われ、つたに呑みこまれてしまい・・思い出と郷愁だけが残ってしまった。

 みかんの花が咲いている・・・。そんな歌がしみじみと思い出されたことだった。

じゃぁ、また。

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