昨日は午後から、桐生市新里町のぐんま昆虫の森へ
真夏のような暑さだった昨日、園内ではたくさんの子供たちの歓声が聞こえてきました。
賑やかになってきた樹液酒場にて
コクワガタ ♂

ノコギリクワガタ ♂


ノコギリクワガタの大あごは、体の大きさによって形が様々です。
この個体は小型なので、大あごが直線的ですが、大型の個体の大あごは湾曲し迫力満点です。昆虫は成虫になると成長しないため、幼虫時代にどれだけ豊富にエサを摂れたかで成虫の大きさが決まります。
樹液酒場横の園路に落ちていたノコギリクワガタの頭部

鳥(おそらくカラス)に襲われたのでしょう。立派な大あごも鳥に対しては無力ですね。合掌・・・。
シロテンハナムグリ

暗緑色~銅色の金属光沢の体に、小さな白点を散りばめた模様がきれいです。
大型のハナムグリの仲間ですが、花よりも樹液が好きなようです。
コムラサキ


オオムラサキを小型にしたような蝶ということなんでしょうが、オオムラサキに比べるとかなり地味です(^^;)
幼虫の食草はヤナギ科の木です。
頭部のアップ

クルクルと巻かれたストローがよく見えます。
昼間の昆虫酒場の要注意人物、スズメバチ
ヒメスズメバチ

雑木林でスズメバチの羽音がすると、そこに樹液があると分かるので、便利な存在でもあります。
いたずらに刺激しなければ安全ですが、無用な手出しは危険! お子様連れのお父さんは注意してあげて下さいませ。
水辺にて
オオシオカラトンボ ♂

シオカラトンボに似ていますが、一回り大きく、青灰色のボディーが力強く見えます。
こちらはオオシオカラトンボの♀

メスもシオカラトンボ♀(むぎわらとんぼ)よりも強そうに見えますね。
夏の赤唐辛子 ショウジョウトンボ ♂

赤とんぼというと普通はアカネ属のトンボを指します。ショウジョウトンボは体は真っ赤ですが、アカネ属ではないので、赤とんぼではありません。
(ただし、「赤とんぼ」というのは、学術的な用語ではないので、定義はあいまいで、ショウジョウトンボ等を含めて赤とんぼとしている場合もあります)

池の上で、♂同士がぶつかり合い、バチバチと音がするくらいの激しい縄張り争いをしていました。
産卵中のギンヤンマのペア

前にいるのがオス、後がメスです。メスが腹部を水中に入れ、植物に卵を産み付けます。
こちらも産卵中のクロイトトンボのペア

昆虫は交尾した後は、そのまま分かれてしまうことがほとんどですが、トンボはペアでつながって産卵したり、産卵しているメスの近くでオスが見張りをしていることが多いですね。
これはナゼでしょうか?
トンボは嫉妬深い? それとも産卵中のメスが危険な目に遭わないようにボディガード?
実は、トンボの世界には「精子置換」という精子競争があるのです。
オスはメスと交尾する際に、先にあった他のオスの精子を掻き出し、それから自分の精子を渡します。
つまり、トンボのオスは交尾しても自分の遺伝子を残せるかどうか分かりません。メスが産卵する前に他の雄と交尾してしまうと、自分の精子は捨てられてしまうのですから。
オスは交尾した後は産卵するまで、しっかりとメスを見張っておく必要があります。
これが、トンボがペアで産卵する理由です。
原っぱにて
ツチイナゴ

多くのバッタは卵で冬を越しますが、ツチイナゴは成虫で冬越しします。成虫はもう姿を消します。この個体も元気がありませんでした。
植物
ヒメコウゾの実

甘くて美味しい実です。ちょっとトロピカルフルーツっぽい味 (^^)
オカトラノオがたくさん咲いていました。

山野の日当たりのよい場所に生育する多年草。清楚な感じのする花ですね。

マダケの竹の子の先に付いていた水滴

ぐんま昆虫の森
真夏のような暑さだった昨日、園内ではたくさんの子供たちの歓声が聞こえてきました。
賑やかになってきた樹液酒場にて
コクワガタ ♂

ノコギリクワガタ ♂


ノコギリクワガタの大あごは、体の大きさによって形が様々です。
この個体は小型なので、大あごが直線的ですが、大型の個体の大あごは湾曲し迫力満点です。昆虫は成虫になると成長しないため、幼虫時代にどれだけ豊富にエサを摂れたかで成虫の大きさが決まります。
樹液酒場横の園路に落ちていたノコギリクワガタの頭部

鳥(おそらくカラス)に襲われたのでしょう。立派な大あごも鳥に対しては無力ですね。合掌・・・。
シロテンハナムグリ

暗緑色~銅色の金属光沢の体に、小さな白点を散りばめた模様がきれいです。
大型のハナムグリの仲間ですが、花よりも樹液が好きなようです。
コムラサキ


オオムラサキを小型にしたような蝶ということなんでしょうが、オオムラサキに比べるとかなり地味です(^^;)
幼虫の食草はヤナギ科の木です。
頭部のアップ

クルクルと巻かれたストローがよく見えます。
昼間の昆虫酒場の要注意人物、スズメバチ
ヒメスズメバチ

雑木林でスズメバチの羽音がすると、そこに樹液があると分かるので、便利な存在でもあります。
いたずらに刺激しなければ安全ですが、無用な手出しは危険! お子様連れのお父さんは注意してあげて下さいませ。
水辺にて
オオシオカラトンボ ♂

シオカラトンボに似ていますが、一回り大きく、青灰色のボディーが力強く見えます。
こちらはオオシオカラトンボの♀

メスもシオカラトンボ♀(むぎわらとんぼ)よりも強そうに見えますね。
夏の赤唐辛子 ショウジョウトンボ ♂

赤とんぼというと普通はアカネ属のトンボを指します。ショウジョウトンボは体は真っ赤ですが、アカネ属ではないので、赤とんぼではありません。
(ただし、「赤とんぼ」というのは、学術的な用語ではないので、定義はあいまいで、ショウジョウトンボ等を含めて赤とんぼとしている場合もあります)

池の上で、♂同士がぶつかり合い、バチバチと音がするくらいの激しい縄張り争いをしていました。
産卵中のギンヤンマのペア

前にいるのがオス、後がメスです。メスが腹部を水中に入れ、植物に卵を産み付けます。
こちらも産卵中のクロイトトンボのペア

昆虫は交尾した後は、そのまま分かれてしまうことがほとんどですが、トンボはペアでつながって産卵したり、産卵しているメスの近くでオスが見張りをしていることが多いですね。
これはナゼでしょうか?
トンボは嫉妬深い? それとも産卵中のメスが危険な目に遭わないようにボディガード?
実は、トンボの世界には「精子置換」という精子競争があるのです。
オスはメスと交尾する際に、先にあった他のオスの精子を掻き出し、それから自分の精子を渡します。
つまり、トンボのオスは交尾しても自分の遺伝子を残せるかどうか分かりません。メスが産卵する前に他の雄と交尾してしまうと、自分の精子は捨てられてしまうのですから。
オスは交尾した後は産卵するまで、しっかりとメスを見張っておく必要があります。
これが、トンボがペアで産卵する理由です。
原っぱにて
ツチイナゴ

多くのバッタは卵で冬を越しますが、ツチイナゴは成虫で冬越しします。成虫はもう姿を消します。この個体も元気がありませんでした。
植物
ヒメコウゾの実

甘くて美味しい実です。ちょっとトロピカルフルーツっぽい味 (^^)
オカトラノオがたくさん咲いていました。

山野の日当たりのよい場所に生育する多年草。清楚な感じのする花ですね。

マダケの竹の子の先に付いていた水滴

ぐんま昆虫の森