ふわり、ふわりと風のふくままに・・日記

感性がキラリと輝くような毎日を過ごしたいけれど、現実はなかなか思うようにはいかない。小さな喜びに敏感でありたい。

夏の終わり…って変ですが

2010-09-14 11:36:31 | 日々の出来事
 昨日までの《夏》まだ続いているの!という空気と今日の空気はちょっと違う。
陽射しはある。どうも30度近くの気温もあるらしい。熱中症の心配もまだした方がいいらしい。でもカラッとした秋の風を感じることができる、ような気がする。と言って《秋》という感じでもない。そう…この感じは「夏の終わりが近づいていますね」という挨拶がちょうどいいような気がする。

 日曜日、妹からメールで「この夏、一回も《葛桜》を食べていないので買い物で見つけたら買って来てくれる?」といわれた。確かに今年暑いから夏菓子もまだあるかも知らない。実際先週近所の商店街の和菓子屋さんにはまだあった。だから何とかなるかな、と思って出かけた。近所の和菓子屋さんになかったら、今日は渋谷まで出るのでどこかにあるかもしれないと思いつつ…。

 近所の和菓子屋さん、水羊羹はまだありました。葛桜はさすがに先週で終えたそうです。秋のお菓子をお求め下さいよ、と言われた。で、渋谷に行って買い物の主目的である市場で鰯と鯛を買って、九州物産展を覗きたかったのでその道すがらデパ地下の和菓子売り場を覗いてみる。こういうところは生菓子は置いていないのだと改めて知りました。焼き菓子など日持ちのする和菓子はありました。そして、そしてもう夏のお菓子はない。そうよねぇ、デパートは季節を先取りしなくちゃね。

 九州物産展では、大好物のちりめんじゃこをゲット。たかがちりめんじゃこ、されどちりめんじゃこ…好みの味に出会うことの方がまれなので、出会った時には多めに買って冷凍しておく。母は柔らか思考なので、特に東京では私好みを食べる機会が減った。塩甘でちりちりっとしているじゃこ。カリカリじゃなくて…品のいい美味しさ。同じお店で「イワシが好きなら」と勧めてくれたのが、丸干し。硬くなくて柔らかくなくて、塩辛くなくて…これはあまり多くても後困るので10本だけ。ついでに鯵の干物、本当に美味しそうだったので一本といったら「そんなぁ、負けるから買っておいたらそんじゃないよ」と乗せられて3本。後、小さい時に食べた懐かしい鹿児島のかるかん、小さいパックを三つ。長崎のカステラの切り落とし、疲れた時に時々食べたくなるのよね。

 そして、のれん街の和菓子屋さんを覗きこみながら、プラプラ…栗蒸しようかんとか、栗きんとんとか、秋の半生菓子、そうよねぇ、和菓子は季節を先取りしなくてはねぇ。デパートだしねぇと諦めかけて、かろうじて水羊羹のあるケースを見つけて、仕方ない妹にはこれで我慢して貰おうかと顔をあげたらありました《葛桜》がショーケースの上に。この暑さで17日まで置くことにしたそうです。妹と母と私の分三個ゲット。妹はとても喜んで食べてくれました。その顔で、あっちこっちへ行った甲斐がありました。

 アップした写真は分かりにくいし、食卓の並べ方としてはなっていないのですがその日の夕食。
母の所望した鰯のつみれ汁、残りの鰯を使った酢じめ、もずくと胡瓜の酢のもの、妹の作った冬瓜とベーコンのスープ煮、玉子豆腐でした。デザートは山形のあの「サクランボ小学校」の山形東根産の桃でした、美味しかったです。