↓でホプ(居酒屋)について触れましたので、ついでに、韓国の酒場事情をUPして見ます。
韓国の酒場で、真っ先に思い浮かべるのは、キーセンハウスでしょうね。
キーセンハウスと言う呼び方は、そもそも、駐留米軍が、付けたもので、韓国古来のものでは
ありません。
米軍の後、経済発展をした、日本人観光客達が、大挙しておしかけ、一躍有名になりました。
キーセン(芸妓)は、もともと、舞踊、詩歌、音楽などの、教養に富んだ、才女で、酒席に出て、
これらの才能で客の相手をするのが普通でした。
客質も高く、貴族や、金持ちの大尽などで、庶民の遊びとは縁遠いものでした。
座敷に、座蒲団を敷いて客をもてなす、チャブドンヤ(座蒲団屋)など、高級料亭の様な店でし
た。
20年ほど前までは、いわゆるキーセンハウスも、ありましたが、次第に少なくなり、座敷に上
がりこまないで、靴のまま飲み食いさせるスタイルが一般的になりました。
この様な店をルームサロンと言いましたが、ソウルでは、一部の超高級のホテルか、江南方
面の、高級歓楽街にしか見られなくなりました。
一般客を相手にする、この様な店は、いまでは、ナイトクラブとか、ルームクラブなどが主にな
っています。
これでも、庶民が自前で遊ぶには、高過ぎますので、もっと、低レベルの、ビジネスクラブ、
ノレ(歌)クラブ、ミインチョン(美人村)、バーなど、さまざまな酒場が現れて来ました。
もちろん、女気の関係ない、ホプ、民族酒場などもあります。
安い酒を飲むには、大衆食堂で、ソジュやマッコリを楽しむのが一番ですね。