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花、蝶、ペット、旅行など。
韓国文化の紹介。

韓国の散歩道 百済の都 公州、扶余 1

2014-12-12 00:24:41 | 旅行記




古朝鮮時代は、檀君朝鮮、箕子朝鮮、衛氏朝鮮の三朝に分けられるが、檀君朝鮮、箕子朝鮮は、神話、伝説の時代であり、学問的には、
定説とされていない。
殊に、檀君朝鮮は、太王四神記に象徴されるように、まったくの神話である。

大昔、天上の桓因(帝釈天)に庶子桓雄がいた。
桓因は、桓雄に命じて、乱れた地上を治めさせようとし、天府印を持たせて、従者とともに、太白山の神壇樹のもとにに降ろした。
桓雄は、諸神を率いて、乱れた人間を教化し、世を治めた。
時に、1頭の熊が人間になりたいと申し出たため、桓雄は、課題を与えて、修行させた。
熊は、無事に、その課題をクリアーして、人間の女になった。
さらに、女は、子を身ごもりたいと願い出たため、桓雄は、人間に変身して、女と結婚し、生まれて来たのが檀君である。
成長した檀君は、平壌に都を定め、国を朝鮮として1500年に亘り統治した。
これを檀君朝鮮と言う。

一方、中国には、周が興り、武王の時代、庶子箕子を朝鮮王に任じたため、檀君は、蔵唐京に逃れ、さらにアサダル山に隠れて、山神となって、
1908歳で没した。(三国遺事「古朝鮮」)
このように、檀君朝鮮は、まったくの神話である。

箕子が建国した朝鮮は、箕子朝鮮であるが、殷に代わった周の武王の時代、紀元前12世紀も、伝説の時代であり、学説的には、定かではない。
周の制度を持ち込んで、朝鮮諸公を治めたとされる。
やがて、周が、周辺異族に滅ぼされると、秦漢の時代に、東北部の民族が箕子朝鮮の国境付近に流入し、一大勢力を形成するが、この中で、
衛満が勢力を伸ばし、前2世紀初頭に、箕子朝鮮を倒し、衛氏朝鮮とした。
衛氏朝鮮は、前108年に、前漢によって滅ぼされるが、衛氏朝鮮に就いては、比較的史実に基づいた資料が残されており、このころから、実際の朝鮮
の歴史が始まったと見る学者が多い。

前漢は、朝鮮に、楽浪、帯方など4群を置き、郡県制をしいて治めたが、次第に、高句麗の勢力が強くなり、漢の郡県制度は衰退し、高句麗が、これにとって代わって行った。

一方、朝鮮半島の中部には、韓民族を主とする馬韓、弁韓、辰韓の三韓があったが、この中で、馬韓の伯斉族が力をつけ、百済を建国する。

半島南東部には、新羅が興り、ここに、高句麗、百済、新羅三国が鼎立して、朝鮮半島を治め始めた。
三国時代のはじまりである。

百済の始祖オンジョ王は、高句麗の始祖とされる朱蒙(チュモン)の次男として生まれたが、朱蒙が、別に、最初の地、北扶余で生んだ子を、太子(次期王)として呼び寄せたため、オンジョとその兄ブルは、家臣、民を引き連れて、南へ逃れ、漢江の漢山城(今のソウル近辺)に都を定めた。
オンジョは、高句麗と同じ扶余の出身であったため、姓を扶余とした。(三国志「百済本記」)

高句麗と百済は、楽浪、帯方2群の争奪をめぐり争いを繰り返した。
371年、百済の近且古王は、北の高句麗を撃ち、故国原王を戦死させるが、4世紀末、高句麗に広開土王が即位すると、勢力は逆転する。

392年、高句麗の南伐がはじまり、漢山城の攻防で、百済のチンサ王が戦死し、百済軍は、漢江南部に後退する。
さらに、396年、次のアホワ王も、高句麗軍に大敗して、和を乞う所となった。

405年、アホワ王が死ぬと、内乱状態となり、百済は、倭の協力を得て、腆支王を即位させて治めたが、高句麗との勢力関係は変わらなかった。
百済のクロ王は、北魏に支援をもとめて、勢力の挽回を図ったが、これが、高句麗の怒りを買うことになり、475年、再度の高句麗南進により、
クロ王は戦死、百済は、漢江のはるか南の、錦江中流まで、後退を余儀なくされた。

以上が、百済が扶余の地に都を定めるまでの、大まかな経緯であるが、この地における、百済の、繁栄と滅亡の歴史は、次回に譲ることにする。

韓国の散歩道 住宅事情

2014-10-15 00:58:00 | 旅行記

昔の韓国朝鮮の家屋と言えば、瓦屋根が湾曲した、土壁の家屋を思い出す。

今でも、韓ドラの歴史ものを見ていると、よく登場する。

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朝鮮半島の冬は、厳しく長い。

その割に、梅雨はあるけれども、日本ほど、じめじめした期間は長くはない。

朝鮮の家屋は、夏の風通しよりも、冬の寒さを、どうやって凌ぐかに重点を置かざるを得ない。

できるだけ、開口部を小さくして、熱を外部に逃さない構造となる。

いわゆる、韓屋(ハノク)という家屋である。

外観などを、気にしている余裕はない。

高度成長期になると、経済的な余裕も出来てきて、政府が、文化住宅モデルを公表して、支援

するようになった。

従来の韓屋が、みじめすぎて、外国人観光客にみられるのが恥ずかしいと感じ始めたからであ

る。

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最近の戸建住宅であるが、昔の政府推奨の文化住宅よりは、外観も中の間取りや設備も、格

段に向上している。

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昔は、この様に、門を構えて、塀をめぐらした住宅が一般的であった。

見にくいが、右奥の建物が住宅である。

最近は、路上駐車が禁止される区域が多くなって、門を取り壊して、駐車場にするところが多い

い。

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この辺も、路上駐車禁止のはずであるが、車が無いのであろうか、別のところに、駐車場を借

りているのであろうか。

ソウルの戸建住宅は、次第に、住みにくくなっている。

売り払って、郊外のアパート(日本で言うところのマンション)団地に移る家庭も多い。

韓国では、戸建て住宅の人気は、あまり高くはない。

皆、アパート団地に憧れる。

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団地のアパートを買う金の無い庶民たちは、市内のアパートを買って住む。

5,6階の建物であるが、日本で言えば、都会の町中アパートに相当する。

広い戸建なら1戸、普通は、2戸くらいの家主が、共同で建てる。

自分達は、最上階の部屋に入居して、家主兼管理人となる。

アパートを建てる金は、ゼネコン業者が銀行から借りて立て替え、入居者も、業者が斡旋する。

入居率が、ある程度あれば、家主も、業者も、銀行も良い商売らしい。

景気のいい時はいいが、いったん悪くなると、建てたはいいが売れなくなり、自転車操業の業者

は、夜逃げ同然、家主は破産、不動産は、銀行の物になる。

銀行だけがいい思いをするのは、いつの世でも、どこの国でも同じである。

日本でも、今でも、お美味い話を落ちかけて、終いには、土地を吸い上げる(○○建不動産)の

様な不動産屋、ゼネコンがいると聞く。

気を付けなければならない。


韓国の散歩道 ソルロンタン

2014-10-06 00:15:00 | 旅行記

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ソルロンタン。

牛肉スープ粥。

牛肉、牛ホルなどを、長時間良く煮込んでスープをとる。

このスープで、牛肉を鍋で煮て沸騰させ、ご飯、麺などを入れる。

キムチ、カクテキと食べると美味しい。

ナムル(葉茎野菜)をいれてもよい。

少し涼しくなって来たので、ソルロンタンを食べたくなった。

カクテキを造ろうと思ったが、ムウ(韓国大根)が無い。

仕方なし、日本の大根で代用した。

大根をサイコロ状に切り、濃い目に塩を振り、揉む。

暫く放置して、出汁を捨て、軽く水洗いする。

ネギ、タマネギの千切り、コチュカル(唐辛子粉)、塩、砂糖、ダシダ(日本のだしの元でよい)、

有れば、キムチの素、ミリン、酢を混ぜたヤンニョム(薬念:漬物の素)を造り、大根に混ぜ合わ

せる。

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牛肉、牛ホルを煮込んで取ったスープに肉を加えさらに煮込む。

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茹でたソーメント、カクテキ。

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ソーメンを入れ、刻みネギを乗せれば出来上がり。

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お好みで、塩コショウを入れて、塩味で食べる。

ご飯で作ったのは、これ。↓

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ソーメンの方がしっくりするかな?

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台風が近づいている。

潮岬の近くまで来ているらしい。

東海地方は、これから、午前中が危ないらしい。

今までは、風も無く、雨も降らず、静かであったが、そろそろ、外が、騒がしくなって来た。

雨が降り始めて来た。

風も出始めた。

関東地方は、午後から、夕方にかけて大荒れとなるようだ、

進路にあたる地方の皆さん、お気を付け下さい。

一昨日の夕焼け。

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明日から、2日ほど、ブログは、お休みをいただきます。

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台風の落とし物。

台風一過、良い天気になりました。

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土手の花達はどうなったかと心配になって見に行きましたが、何とか、持ちこたえて熟れたようです。

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マリーゴールドの大株は、やはり、雨の重みと、風で、やられていました。

百日草、ひまわりは、しなやかに、耐え抜いた様です。

栗は、大分落ちたようです。

拾いに行った近所の人のおすそ分けです。

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韓国の散歩道 鴨の丸焼き

2014-10-04 00:18:00 | 旅行記

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鴨と言ってもオリ(家鴨)である。

オリの丸焼き、これが、またうまい。

焼酎のアテには、最高でる。

オリの有名店は、郊外に店を構える。

裏庭に、池をつくって、家鴨を飼うのである。

オリが食いたくなると、このような店へ行って、ハンマリ(1匹)を、3人で食う。

店は、客の注文を受けて、池の家鴨を捕まえて来る。

もう、10年以上昔のことだが、二人の娘が、まだ、独身の頃であった。

上の娘が、名古屋の建築設計事務所に勤めながら、一級建築士を目指していた。

所長と言うのが、変り者で、中部地区でも、独特の建築士として、有名で、TVのビフォー アフタ

ーにも出たことが有る。

韓国の建築スタイルにも興味があり、和建築のルーツは韓国の韓屋にあるかも知れないと言う

ので、一度案内してやるから、出て来なさいと言ったら、行くと言って、娘二人と、3人でやっ

て来た。

韓国内の、有名な、韓屋村(ハノクマウル)を案内してやったら、おおいに、喜んでくれた。

夕食に旨いものでも食わせてやろうと、連れて行ったのが、オリの店である。

皆で、うまいうまいと言いながら食っていた。

食べ終わったころ、この店のオリは、美味いはずだ。裏の池で飼っているオリだからな。と、

言ったら、所長が、うん、そういえば、さっき、グエーと言う、鳴き声がしたな。

と言った。

それを聞いて、娘は二人とも、嫌な顔をして箸をおいてしまった。

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お口直し。

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韓国の散歩道 鶏の丸焼き、土手の百日草まだ頑張る

2014-10-03 00:18:00 | 旅行記

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鶏屋である。

1マリ(匹)10000ウォン(1000円)、2マリ15000ウォンと書いてある。

サムゲタンの材料らしい。

横では、焼いて商売もしている。

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炭火焼きである。

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やはり、ガスや電気で焼いたものに比べて、この方がはるかに美味い。焼酎も上手く飲める。

 

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土手の百日草、まだまだ頑張る。

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