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韓国文化の紹介。

韓国の散歩道 住宅事情

2006-07-21 12:00:24 | 写真

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韓国の冬は厳しい。

今は整備されたオンドルがあるが、昔の家は、炊事の焚き物で出る廃熱を、煙とともに 

床下に通して暖をとっていた。

通風より、熱を逃がさないことを最優先し、開放部は極力小さくし、二重窓にするなどの

工夫を凝らしていた。

日本に較べて、朝鮮半島の梅雨は、それ程長くなく、湿気も大きく無いので、これで良か

ったのであろう。

今ではほとんど、見られなくなったが、土壁に瓦屋根を乗せた、平屋の家が殆どであっ

た。 

伝統的な家屋ではあるが、外国人に見られるには、余りに貧弱過ぎるといわれ、

政府の指導で、 モデル住宅が示され、全国的に広まった。3,4枚目がそれである。

レンガ張りの二階建て、水洗トイレ付きの、文化住宅である。

全国的には、この形式の住宅が一般的である。

ソウルなどの大都市では、土地の有効利用の観点から、2戸くらいの敷地をまとめて、

5,6階の小アパートを建て、最上部に大家の家を乗せ、他を分譲する方式が広まって

来ている。

5枚目の左下の建物がそれである。毎月の様に取り壊しと、小アパートの新築工事が

近所で行われている。

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韓国人達は、どう言う訳か、一戸建てよりもアパートが好きである。特に、都会の

エリートサラリーマン達はそうである。

ゼネコンが建設するアパートは、立地が良ければ、設計段階で完売する事も多い。

これらは、25階から30階建てが一般的であるが、最近は、もっと高層化が進んで

いる。

アパートは、35坪から60坪位が普通で、間取りは3LDK、4LDK程度である。

新婚さんが入居するアパートは、もっと小さく、大抵1から2LDKである。ここで

子供が学校へ上がるころまで生活することになる。

アパートは新郎が用意するのが一般的で、大抵の新郎は、親の厄介になる。

頭金を負担してもらい、後はローンに頼る。

韓国の不動産は、日本のバブルの様に、上がる一方で、借金は苦にならないようだ。

これがずっと続けばいいのだが。