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韓国文化の紹介。

韓国の散歩道 鉄道

2006-07-18 09:00:03 | 写真

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ソウルー釜山間に、高速鉄道KTX(日本の新幹線)が登場して、ようやく、高速鉄道時代

が幕を開けた。

最初の3枚は、KTXである。18両編成で、新幹線よりやや大きめである。

ソウルー釜山間を焼く2時間半で走り、在来線の超特急が走っていた4時間半を大幅に短

縮した。

4枚目は、在来線の超特急、セマウル号である。

韓国の長距離区間は、電化が遅れているため、汽車、電車共に、ディーゼル機関車か、

ディーゼルカーである。

セマウルのセは新しい、マウルは、村の意味である。ようやく、経済成長の途につき始め

たころ、新しい韓国の始まりの願いを込めて建設された。フランスの技術で開発されたデ

ィーゼルカーである。

線路は、旧日本軍が、 主に軍用を目的に施設した、京城ー釜山間の在来京釜線をその

まま使用している。

韓国の地方の線路は、韓国国鉄の技術で施工されており、軟弱地盤によると見られる事

故が起きている。京釜線での事故はほとんど無い。日本の技術の優秀性もあるが、重量

兵器を輸送するが為の、特別仕様となっているのであろう。

この鉄道用の枕木の為に、朝鮮中の松が伐採され、戦後、朝鮮の山々は、禿山ばかり

であった。

韓国政府は、国土の復興に注力し、植樹を盛んに奨励した。山だけではなく、全ての木の

伐採は厳しく規制され、木一本首一つと言われたこともある。

現在の緑豊かな、韓国の山々を見ると、そんな時代があったなどとは、考えもおよばな

い。

セマウル号の他に、特急ムグンファ号(ムグンファは韓国の国花)、急行トンイル(統一)号

がある、いずれもディーゼル機関車である。

ソウル近郊は、全て電化されており、サラリーマン達の足となっている。

ソウルの地下鉄は8本、現在9本目を建設中である。最後の写真が、最新の8号線の

電車である。

KTXの開発にあたり、日本とフランスの間で、激しい受注合戦が繰り広げられたが、最終

的に、フランスに軍配が上がった。

技術的には、日本の新幹線が高く評価されたが、フランスになったのには、昔のわだかま

りも一因では無いかと考えられる。

車両部分を除き、制御関係、架橋関係は、全て国産技術である。