フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

確定申告

2011-02-23 | 日記

私も人並に「頭の痛い確定申告」の時期がやってきた。興味半分で、所管の税務署に行ってみると、ものすごい人だ。少し、尋ねたいことがある、というと「番号札を取って並んでください」と言われる。「時間はどのくらいですか」と聞くと「1時間~2時間ぐらいです」との返事。「それほど難しい質問ではないので簡単に聞きたいのですが」、というと、「質問内容は分かりませんので、それはできません」と言われる。

こんなことに、2時間も待ってられないので、それなら、自分の判断で申告するしかないか、と思い家に帰る。

自宅のパソコンで国税庁のホームページを開き、確定申告の画面を出す。色々書いていてややこしいが、冷静に見ると、私が書かねばらなないことは、余り難しくないようだ。記入の仕方のコーナーがあるので、それに従い、必要事項を記入していく。
少し、ややこしいところもあったが、税額計算は自動化されているので、その分助かる。
必要事項を全て入力し、ダウンロードすると、嬉しいことに税金が還付されることが分かった。「ふむふむ」これだけ還付されるとなると……と、色々作戦をめぐらす。

これで明日税務署へ提出しよう。記入していて、確定申告の内容自体は、問題になるようなことはなにもないと思われるのだが、やはり初めての経験なので、なんとなく人並みに頭が痛くなった。

今日の夕食は、先日白浜で買ってきた金目鯛の一夜干しだ。淡白だが甘みがあり、上品な味わい。身もぽろっと取れて食べやすいのがよかった。


春の日差し

2011-02-22 | 日記

今日もいい天気だ。外に出ると、春の様な陽気だ。
このまま暖かくなることはないのだろうが、春への確かな手ごたえを感じた。

夕方から、大阪市内に出かける。今日は、以前の職場のOB・現役の同窓会がある。結構多くの人が集まっていたのには驚いた。最近は飲むといっても少人数なのでこれだけ多くの人と接触すると、やや疲れる。「お元気そうですね、どうしていますか?」というのが挨拶だ。下手をすると、顔は覚えているが名前が出てこない人が結構いる。やはり、世間との交わりから離れるとこうなるものなのだ。

「八ヶ岳で何されているのですか?」と聞かれると、「木を切ったり、花を植えたり、フルートを吹いたり、料理を作ったり」と答ると、皆さん一様に「へー」と驚いていた。やはり、私の生き方は、少し理解しにくい世界のようだ。

「奥さんも一緒に行かれているのですか?」と聞くので「もちろん」と答えると、「それはいいですね。私もそういう暮らしをしたかったが、妻が嫌がるので」という人もいた。


南紀白浜で劇的な出会い

2011-02-21 | 旅行

今朝もいい天気だ。広い太平洋を見渡すとさすがに清々しい。早速露天風呂に入る。海からの風に当たると冷えるが、熱い温泉に浸かると、実に気持ちがいい。遠くの海原を見つめて、ただボッーとする以外にないだろう。

朝食はバイキングだ。料理の種類が特に多いということはないが、朝からそれほど食べることはできないので、これもまあまあか。ゆっくり食べていると、私たちが最後の客になった。

食後ロビーで海を見ながらコーヒーを飲んでゆっくりする。ここでも、他にお客さんもいない。

今日はおばあちゃんを連れて白浜観光に行こう。まずは、「三段壁」だ。絶壁の端の方で磯釣りをしている人がいる。海からの風は暖かかった。


次は、白浜の名の由来通りの白良浜。真っ白な砂に、太平洋の透き通った波が打ち寄せていた。

その後は、白浜の「岬めぐり」だ。夫婦岩の様な円月島が美しい。

そうこうしているうちに12時を回ったので、昼食を食べに白浜に来た時はいつも行く「とれとれ市場」に行った。平日でも団体客なので満員だ。入り口ではマグロをさばいている。

昼食は、大トロ入りの上握りを注文した。これには、魚の身が入った赤出汁がついている。

色々見ていると、「○○さんでは」と声をかけられてびっくり。なんと、私が属していた関西笛の会のフルートアンサンブルのメンバーではないか。例年、白浜でやっている「クエ鍋合宿」を今年もやっていて、たまたま昼食を食べに、「とれとれ市場」に来たとのことだ。余りの劇的な出会いにしばしば驚くだけ。皆さんから、「清里にいると思いましたよ」とのこと。それもそうだ。皆さんから、今からでもいいから合宿に参加しませんかとのお誘いを受けたが、おばあちゃんと一緒に来ているのでと、丁重に断りした。

その後は、最近開通した南紀田辺ICから一路帰阪の途に着いた。


5分咲きの南部梅林

2011-02-20 | 旅行

今日から明日にかけて、温暖な白浜温泉にいくことになった。91歳になる妻の母、おばあちゃんが白浜は行ったことがないので行きたいというので、急きょ決まったものだ。ネットで平日割引の温泉を探すと手ごろなところがあったので予約を入れた。

白浜に行くのなら、ついでに南部梅林に寄っておこう。阪和道を南部ICで降りて、梅林を目指す。直ぐに南部梅林の近くに着いたが、そこからは大渋滞。1時間ほどかかって、やっと梅林の入り口に着いたが、駐車場が満杯だ。入り口でおばあちゃんと妻を下ろし、私は、車をさらに奥のグラウンドまで運行させる。これに30分ほどかかったのにうんざりした。

500円の駐車料を払いやっとのことで車を止める。そこから、梅林を目指して坂を登るのだ。かなり登ったところで、今度は入場料を取るゲートが出てきた。入場料一人250円。これには驚いた。吉野山の桜を見るのにお金がかからないのに、南部梅林を見るのにな何故入場料がかかるのであろうか。文句を言っても始まらないので、払って入ってみると、今までと同じ坂があり、梅林を見渡せるところに出てきた。確かに斜面は一面の梅の木で梅が咲いている。梅は5分咲きで、まだ少し早いといった感じ。ただ、実梅=南高梅の白梅ばかりなので、見栄えというか、彩に乏しさを感じた。おばあちゃんの脚力のことを考えると、これ以上登るのはしんどいので、戻ることにした。南部梅林は、日曜は絶対だめで、平日に行くべきであった。

白浜のホテルに4時過ぎ到着。空港近くの山の上なので、すこぶる景色は良かった。夕暮れの白浜温泉が一望に見える。

日没もなかなか美しかった。大浴場からも日没が見れたのは良かった。

温泉は、85度の源泉かけ流し、塩素イオンが多く、泉質は無色・無臭だが、ぬるぬるしていた。このホテルは、省力化に努めいて、浴衣はロビーに置かれていて自分で選んで部屋に持っていく。部屋の冷蔵庫は何も入ってず、客が自分で好きな飲み物を持ちこむシステムだ。夕食は、立派とは言えないが、まあ、普通か。料金が料金なので、贅沢は言えない。


ローマ人の物語「第12巻 迷走する帝国」読了

2011-02-19 | 濫読

今日は、天気がいま一つとの予報だったが、意外といい天気になってきた。日差しも暖かそうだ。庭に出ると、フクジュソウが奇麗に花を広げていた。

そんなにいい天気なら、午前中はウォーキングに出よう。散歩コースのため池には、カモ類が沢山羽を休めている。少し大きめのカモが寄ってきた。よく名前が分からないが、くちばしの先が黄色いのでカルガモかな。


午前中は、ゆっくり1.5時間ぐらい歩いた。万歩計では9500歩だ。1日10000歩ならまずまず合格ラインだ。

昼からは、「ローマ人の物語第12巻」を読む。紀元211年カラカラ皇帝~紀元284年のカリヌス皇帝までの紀元3世紀のローマを扱っている。第12巻の表題は「迷走する帝国」。ほとんどの皇帝が次々と部下の兵士から暗殺されていく。ローマ帝国は北からの蛮族=ゲルマン民族の侵入、東からのペルシャ王国の勢力の伸長などに見舞われる。帝国内部は、ガリア帝国の独立、現シリア=パルミア王国の独立など帝国が3分されるという危機が訪れる。そうした帝国の危機の中で人々は、最後の救いを求めて、キリスト教への信仰を強める。紀元30数年のキリストの死去以後250年近く経って、急速にローマの世界にキリスト教の教義が広まっていったことの意味を考えさせられた。