今朝のザルツブルクは、かなり強い雨が降っている。やはり昨日は、ましなてんきだったのだろう。いよいよ今回のドイツ旅行も終わりが近づいてきた。今日はフランクフルトへ戻らねばならない
旅行かばんに荷物を詰め込むのが厄介だ。旅の先々で思い出の品物を買っている間に大分荷物が膨らんでしまった。それでも、なんとか詰め込むことができた。
朝食はたっぷりと食べておこう。チェックアウトをすると、「ザルツブルク滞在税」というのを支払わねばならなかった。ひとり1.1ユーロ、4日間で8.8ユーロになる。まだ雨が降っているのでタクシーで中央駅まで行こう。ホテルで呼んでもらうとすぐにやってきた。一人目は、運転手の右側に座るのだが、それを忘れて、後ろの座席に座ってしまった。駅までの料金は10ユーロ。
長旅になるので昼食用のサンドイッチを買いに、駅中スーパー「SPAR」に入る。ここのサンドイッチはパンもハムも実においしい。
電光掲示板を見ると、9時2分発ミュンヒェン行きRJ260の乗車ホームは2DFだ。2番線のDからFの間に止まる、ということのようだ。
程なく列車がやってきた。
列車は空いていたので、「予約席」と表示のある4人席に座ろう。「予約席」であってもmay beで、必ず予約されているとは限らないからだ。この席は折りたたみのデスクがあるので、飲み物を置いたり、ノートを使ったりするのが便利だ。
駅を出ると、4日間見慣れたザルザッハ川の鉄橋を渡った。モーツァルト橋を渡った思い出深い川だ。折からの雨で濁流の流れが速い。
懐かしいミュンヒェンには10時50分に到着した。自転車で列車に乗り込んで旅をする人が多い。
ここでフランクフルト行きICE720に乗り換える。23番ホームだ。
この列車は1等車の乗客には飲食物の注文を聞きに来る。昼前になったのでコーヒーとアールグレイの紅茶を注文して、サンドイッチを食べる。
フランクフルトには、14時過ぎに着いた。この駅の勝手はわかっているので歩きやすい。ホテルは駅の南側すぐ近くなので便利だ。チェックインして荷物を部屋に置いて、早速フランクフルトの街を歩こう。前回は、ライン船下りに行ったので、フランクフルトの街中はまったく行かなかったからだ。
まずは、ゲーテハウスに行こう。市電11番に乗ってヴィリー・ブラント・プラーツで降りる。そこから公園を歩くとシラーの像が建っている。
真っ直ぐ行くとタウヌスアンラーゲ駅だが、右へ回ってゲーテ広場に出てきた。
ゲーテハウスはそこからすぐだった。1749年に生まれたゲーテが26歳まで過ごしたところだ。
4階建ての建物を順次見学する。たまたま神戸から来たというご夫婦に出会った。お二人はこれから2週間ほどドイツを旅行するとのことだった。調理室には銅製の鍋が沢山置かれていた。どう使うのか井戸から水を汲み上げる装置もある。
父親の書斎には巨大な本がびっしりと並んでいた。
現在でも正確に時を刻んでいる掛け時が掛かっていた。一通り見て回ったあと、庭に出る。柏葉アジサイが美しく咲いていた。イチジクの実が膨らんできていた。
ゲーテハウスをを出てから、レーマー広場を目指す。あたりは工事中で、かなりうるさい。レーマー広場の手前で中華料理のレストランがあったので、食べたくなって入った。
麻婆茄子を注文すると、どんぶり一杯のご飯がついてきたので驚いてしまった。この麻婆茄子は四川風で実に美味しい。ご飯はいまひとつだが、それでもご飯はご飯だ。付いているご飯のことをウエイトレスに聞くと、no payとのことだ。そんなことを知らなかったので、合わせて焼き飯を頼んだのが失敗で、満腹になってしまった。
レーマー広場へ行くと、木組みの家が並んでいたが、どうも真新しく作られたようだ。ニコライ教会も、「ペンキ塗りたて」のような感じ。これはどいうことなのだろうか。広場の中を縁取って、レストランのテーブルが並んでいる。土産物屋さんも多いが、これといったものがない。ぶらぶら歩いていると午後7時半過ぎになった。今日はこれくらいにしておこう。
「ゲーテハウス」は、宮殿と言うほどの邸宅ではないですが、がっちりした4階建ての建物でした。
妹と一緒に「人形劇」をした舞台装置なども面白いですね。ハイジの話は全く知りませんでした。
フランクフルトは、古い町と最先端の町、が混在しています。マイン川の南岸、ザクセンハウゼンがいい感じでした。
リンゴ酒のレストランは、大衆酒場の雰囲気でドイツ人らしい陽気さ、フレンドリーさで楽しかったです。
ドイツ旅行記を楽しく配読させて頂きました。
長旅、お疲れ様でした。
ゲーテハウスはアニメ「アルプスの少女ハイジ」のハイジが連れてこられたクララの家=ゼーゼマン家のモデルになった邸宅だそうです。
4Fの詩人の間がハイジが過ごした部屋だとか。
私も一度は行きたいと思っている所で~す。