キジカクシ科ヤブラン(リリオペ)属。 多年草、耐寒、耐暑性ともに強い。葉は細く先は垂れる。園芸品種には斑入りのものもあり、庭の木陰で栽培され花期以外でも鑑賞される。草丈20~40㎝。 別名:リリオペ、サマームスカリ、ヤマスゲ(山菅)。 原産地:日本、中国、朝鮮半島、台湾。 ヤブランは日本各地の林床など普通に見られる常緑性の多年草。ほぼ一年中同じ草姿を持ち、性質が強く丈夫で手のかからない植物なので、古くから緑化や造園の植栽材料として広く利用されています。耐寒耐暑に強く日向から日陰まで幅広い環境に適応して、病虫害もほとんど見られず、土質もあまり選びません。 開花期:8月~10月。長い花穂を伸ばして青紫から白色の花を咲かせます。 花は小さなもので穂状に咲く。ジャノヒゲに似ていますが、ジャノヒゲは青紫の実がなり、ヤブランは黒い果実がなるので区別できます。 花色は濃い青紫~藤色、白。 9月20日、10月6日、10月26日の誕生花。 花言葉:「隠された心」、「忍耐」。
写真 ヤブラン(藪蘭) 7月9日・清水公園