サボテン科シュルンベルグラ属。 多肉質植物。花弁の質は薄く後ろ側に反り返ります。 冬に咲く品種を「クリスマス・カクタス」、デンマークで品種改良された大輪で花付きのよい品種群を「デンマークカクタス」と呼ぶことがあります。 よく似ている植物に「カニサボテン」。カニサボテンは突起があまりない小型の茎節が特徴です。本種より遅い1月~3月頃に赤やピンクの花を咲かせます。 別名:シャコバサボテン(蝦蛄葉仙人掌)。 原産地:ブラジル原産。 原産地の岩場やコケ茂した樹上に育ったりする着生植物です。 19世紀初めヨーロッパにて紹介され様々な交配により園芸品種が育成されました。 蕾は育てられた環境が大きく変わると敏感に反応して落下することがありますので、頻繁に場所を変えないで場所に馴染ませましょう。 日本には明治時代に渡来し栽培された。 開花期:9月中旬~12月。(出回り時期は周年)。典型的な短日植物です。日の長さ12時間を切り、気温20℃以下、約1か月続くと花芽が作られます。花色は赤、ピンク、白、黄色、オレンジなど。 12月13日の誕生花。 花言葉:「一時の美」、「美しい眺め」、「冒険」、「波乱万丈」。
寫眞 デンマークカクタス (9月5日・花屋)
キク科センダングサ(ビデンス)属。 和名:キクサキセンダングサ(菊咲栴檀草)。 別名:ビデンス。 多年草です。 キクサキセンダングサの名前を持ちますが、流通名であるウインターコスモスの名前のほうが一般的です。 草丈:30~120㎝。 原産地:メキシコ他世界各地。 メキシコを中心として世界に広く150~250種が分布しています。 種子が衣服つくいわゆる「ヒッツキムシ」がビデンス属の植物で、ウインターコスモスの仲間ということになります。 属名のビデンスの名前はラテン語の「数字の2」と、「歯」から来た合成語で、種子に歯のような2本のトゲがある事に由来します。 日本へは江戸時代に渡来しました。 開花期:10月~12月。 花期になると分枝した茎の頂部に、花径3~5cmほどの頭状花を咲かせます。 花は中心部分の筒状花と、花弁のように見える舌状花からなり花姿はコスモスに似ています。ウインターコスモスの名前はこの花姿に由来しています。コスモスとい入れ替わるように秋から咲き始め、寒さの強まる初冬まで次々と花を咲かせます。花色は黄色、白、複色。 11月27日の誕生花。 花言葉:「調和」、「真心」、「もう一度愛します」、「忍耐」。
写真 ウインターコスモス(10月16日・花屋)
ツバキ科ツバキ属。常緑低木。茶の木は植えて10年位経つと樹高が高くなり、1本1本の枝が細くなるため芽があまり伸びなくなるそうです。 日本では鎌倉時代以降、喫茶の習慣や茶道が広まるとともに、各地に茶産地が形成された。茶畑での栽培が主流であるが、福寿園(京都府木津川市)は温室栽培により新茶を通年収穫することを目指す研究を進めている。 原産地:中国南部原産。 花の名は中国語(広東語)の茶を音読みにしたもので、中国から陸路で、チャ、チャイ、チャーヤ。 海路でテー、ティーと呼ばれて世界中に伝えられました。日本では栽培される以外に山林で見つかることから、古くから栽培されていたため、逸脱している例が多く、山里の人家周辺では、自然林にも多少は入り込んでいる例がある。また、人家が見られないのに茶の木があった場合、かってそこに集落があった可能性がある。 開花期:10月~12月。 椿の花に似た小さい白い5弁のふっくらした花が、あふれんばかりの黄色のオシベを抱いて下向きに咲きます。 11月11日、11月29日、12月3日、12月8日の誕生花。 花言葉:「純愛」、「追憶」。
写真 茶の木(花) 10月10・日楢原町
キク科ツワブキ属。 本州の東北南部より南、四国、九州、沖縄に分布する毎年花を咲かせる多年草です。 主に海にごく近い海岸線に自生します。 日本以外では台湾にも自生が見られます。 原産地:日本、台湾。 日陰でもよく育ち、冬でも緑の葉っぱが枯れずに茂っているので、古くから庭園の下草などに植えられています。 別名:ツワ、ツヤブキ、イシブキ。 鉢植えで楽しむこともでこきます。病虫害も少なく日本の気候にも合い、付き合いやすい植物です。 ツワブキは「フキ」のように食べることが出来ます。あくが強いのでしっかりあく抜きすることが、おいしく食べるポイントです。 開花期:10~12月。 秋から冬に地際から長く花茎を伸ばして、キクに似た一重の黄色の花をまとめて咲かせます。、花後はタンポポの綿毛のような種ができ、風に飛ばされて散っていきます。 変種に大型のオオツワブキが沖縄に分布し、葉っぱが扇形になるリュウキュウツワブキなどが知られています。11月16日、11月27日、12月26日の誕生花。 花言葉:「愛よよみがえれ」、「謙譲」、「困難に負けない」。
写真 ツワブキ (10月18日・中野上町)
ウリ科カラスウリ属。 別名;タマズサ(玉章)、ツチウリ、キツネノマクラ、ヤマウリ。 つる性の多年草。朱色の果実と、夜間だけ開く花で知られている。 地下には塊根を有する。名前は、カラスが好んで食べる。また、熟した赤い実がカラスが食べ残したように見えることから命名された等、諸説がある。 種子は、「打ち出の小槌」にもたとえられ、財布に入れて携帯すると富に通ずる縁起物として扱われる。 果実、種子、塊根ともに生薬として利用されている。 日本ではしもやけの薬として使われ、若い実は漬物にするほか、ぜんそくや、手足のひび切れに使われる。 原産地:中国、日本。 原産地は中国、日本で、日本では本州、四国、九州に自生する。 林や藪の草木に絡みついて成長する。 葉はハート型で表面は短い毛で覆われる。 雌雄異株で、一つの株には雄花か雌花のいずれかの実がつく。 開花期:7月~9月。 果実は10~11月、朱色やオレンジ色に熟す。花は日没から開花する。 雄花の花芽は1か所から複数つき数日間連続して開花する。雌花はおおむね単独でつくが、個体によっては複数つく場合がある、花弁は白色で5弁(4~6弁もある)で、やや後部に反り返り、縁部が無数の白く細いひも状になって伸び、直径7~10㎝程度の網あるいはレース場に広がる。 花は翌朝日の出前に萎む。受粉のため夜行性の蛾を引き寄せるためと思われる。 8月24日、10月7日、11月11日、11月20日の誕生花。 花言葉:「よき便り」、「男きらい」、「誠実」、(二面性」。
写真 (カラスウリ) 烏瓜(10月20日・楢原町)