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『プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星』

2013-04-22 02:29:55 | SF

プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星
THE INHABITED ISLAND(2008年ロシア)
 監督          フョードル・ボンダルチュク
 脚本          セルゲイ・ディアチェンコ
              マリーナ・ディアチェンコ
              エドアルド・ヴォルダルスキー
 原作          アルカジイ・ストルガツキー
              ボリス・ストルガツキー
 出演          ワリシー・ステバノフ
              ピョートル・フョードロフ
              ユーリヤ・ガルマッシュ

 ■ストーリー■
 西暦2157年、地球では争いが無くなり自由に宇宙へ行けるようになっていた。宇宙探査中のマクシムは宇宙船が隕石と衝突したことにより、近くの惑星に不時着するのだった。マクシムはその星サクラシで、親衛隊に入り、ニュータイプと呼ばれる反乱軍を取り締まるようになるのだった。

 ■感想■
 『ストーカー』の原作者アルカジイ・ストルガツキー、ボリス・ストルガツキーの「収容所惑星」の映画化作品。
 本国ロシアでは、2008年、2009年と2部作で公開された大長編の作品でしたが、日本ではオリジナル版を編集して1本にした<インターナショナル版>の119分版での公開となりました。  

 200分を超える作品を120分にしたせいなのか、ストーリーが良く分かりませんでした!
 良いシーンもあるにはあるんですが、なんか途中で、次のシーンに飛んでしまうような感じが、次から次へと!!
 首都に連行された主人公が首都を見たシーンの次のシーンでは、なんか研究所で研究対象のような感じになっているし・・・。
 展開が速すぎるのか?シーンが飛び飛びなのか?
 今作は世界配給のための<インターナショナル版>なんですよね??
 いくら、なんでも、短くしすぎなんじゃないでしょうか??
 3時間の作品でも、実質90分にしてしまうかつて多く存在していた日本の地上波の「映画劇場」の製作スタッフに頼んで編集してもらえば良かったのに。せめてあと40分くらい長いくらいが良かったんじゃないでしょうか??たとえ、あと40分くらい長くなってテンポが悪くなっても、それがオリジナル版の作風なんでしょうからね。
 今作では、「観た」っていう印象しか残らない感じです!
 「面白い」とか「つまらない」とか言えるレベルでもなっていない気が。

 でも、たとえ今からオリジナル版の2008年、2009年の2作品がリリースされても、観なおそうとも思わないレベルの作品でした。
 ストーリーも、町のカフェで知り合うヒロインが、自分を首都に移送してきた親衛隊のガイの妹だったり、どうにかならないの?みたいな感じです。これって原作がこんな感じなんでしょうか??

 あと、原作が書かれたのが昔ということもあって、なんか、主人公が地球人という設定だけで何の説明も無く不死身だったり、運動神経がメチャクチャ良かったりするのって、まるでクリプトン星から地球に行ったら超人になってしまう「スーパーマン」のような感じですね。今の目で観ると、正直、そんな主人公に魅力をあまり感じなかったですね。
 

 まぁ、カットされているであろうシーンを想像しながら点数をつけるなら、50点ってところでしょうか。


プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星 [DVD]
ワシリー・ステパノフ,ピョートル・フョードロフ,ユーリヤ・スニギーリ,フョードル・ボンダルチュク
TCエンタテインメント


原作はこちら

収容所惑星 (ハヤカワ文庫SF)
深見 弾
早川書房

 

コメント
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