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『スパニッシュ・ホラー・プロジェクト』産婦人科

2007-01-03 01:01:22 | 外国テレビシリーズ
 スペインのTVのホラーアンソロジー「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」も今回で最後になりました!第2シーズンとかが始まれば別ですけどね。スペインのTV番組のシステムが良くわからないんで、どうなんでしょう、第2シーズンってあるんですか??(無くて良いんですけど)

 で、今回はナルシソ・イバニエス・セラドール監督の「産婦人科」です。ナルシソ・イバニエス・セラドール監督は今シリーズ「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の監修もやってます。でも、ナルシソ・イバニエス・セラドール監督は『象牙色のアイドル』(70年)、『ザ・チャイルド』(76年)の監督としてホラー映画ファンには馴染み深い監督です。(とかいって、実は、「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の話を聞くまで、名前を忘れてました!

産婦人科
LA CULPA
 監督 ナルシソ・イバニエス・セラドール
 出演 ニエベ・デ・メディーナ、モンセ・モスタサ、アレハンドロ・ロレンソ
 
 ■ストーリー■
 看護婦グロリアは、子どものビッキーを連れ、職場の女医アナに誘われアナの診療所を兼ねたアパート住むことになる。ある日、グロリアは、アナから診療所でおこなっている仕事を手伝ってくれるよう頼まれるが、それは中絶手術だった。

 ■感想■
 テーマが重すぎ!ホラー映画なんて、エンターテイメントで良い筈なのに、今作の重要なテーマが中絶!見てて落ち込んじゃいます。
 でも、そこが今作のテーマになってるんで、そこは変えられないからしょうがないんですけどね。

 『ザ・チャイルド』のナルシソ・イバニエス・セラドール監督なんで、どうせカワイイ女の子ビッキーがオカシイんだ!な~んて思ってると、
 「やられたーっ!」
 こんなオーソドックスな、ストーリーなのに、全然気がつかなかったです!
 「ハハハ、「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」のシリーズをなめてました!」
 って、それぞれのエピソードに、作品のデキに波がありすぎ!面白いエピソードと、どうでもいいエピソードの差が激しすぎです!でもまぁ、面白いエピソードも、普通に面白いってレベルですけどネ。

 今作の場合(って、他の「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」のエピソードもですけど)、オカルトなのか、ミステリーなのかどっちか、ストーリーを最後まで見るまでわからないっていうトリックに、見事にひっかかちゃいました!


  
□□□  □□□  □□□  □□□  □□□
 
 
 スパニッシュ・ホラー・プロジェクト」の6つのエピソードを見ましたけど、一応、好みで順位をつけてみました。
 
1位「クリスマス・テイル」
 
このエピソードには、やられちゃいました。見事です!ストーリーの中で、何回もTV番組が出てくるんで「なんか無駄なTVのシーンやってるなぁ。時間かせぎして」とか思ってると、そのTV番組が物語にちゃんとリンクしてくるんだから!面白かったです。

2位「産婦人科」

 このエピソードにもやられちゃいました。見る順番が良かったのかも。このエピソードの前に見た作品が、あまりにもオーソドックスな作品が多かったから、まさか想像もしてなかったです。

3位「悪魔の管理人」

 本当に良くありがちな作品で、ヒネリも無いですけど、まぁ及第点ってことで。

4位「ベビー・ルーム」
 
 このエピソードも、ごくごく普通のホラー映画にありがちなエピソード。「早く引っ越せ!」って感じ。

5位「リアル・フレンド」

 このオチ!ダメです。いくらTVでも。

6位「エル・タロット」

 オーソドックスすぎでした!
 
コメント
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