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『キョンシー外伝 月光殺人事件』

2021-04-12 00:11:06 | ドラマ

キョンシー外伝 月光殺人事件
新月魅影 MOONLIGHT(2011年中国)
 監督:ウォン・パッケイ
 脚本:ホ・ジン
 出演:チェン・ロン
    ジャン・ジアナン
    ホァン・ジュンチー

 ■ストーリー■
 警察官が首にキョンシーにつけられたような傷を残し殺される事件が発生する。事件はキョンシーの仕業ではないかとウワサの中、傅田の町に新しい町長がやって来る。町長の妹の傅紫雲(フー・ズーユン)は、死体安置室の看守歩一風(フー・イーフォン)と組んで、事件の調査を始めるのだが・・・。

 ■感想■
 2011年の中国のドラマ。
 キョンシーを題材にしているので、てっきりホラーと思いきや、日本の2時間サスペンスなみのドラマでした。
 それも1980年代のではなく、2000年代以降の日本の2時間サスペンスドラマのような感じといえば作品の雰囲気が伝わりやすいでしょうか??
 
 キョンシーがまるっきり出てこない!!日本タイトルも”キョンシー外伝”ですが、これは日本タイトルだから、まぁしょうがないですけど、、。
 現実にキョンシーなんていたら大騒ぎだから出てこなくて良いんですが、、、ミステリーとしても面白くない、、。

 アクション映画だと、DVDやVHSソフトのパッケージに、本編に出てこないような爆発シーンが描かれていることが多いですが、そういうのには馴れっこのはずでしたが、今作は騙されちゃいました、、、。
 タイトルと言い、絶対にホラー映画(コメディ調の)だと思い込んで観ちゃいました。

 こういう風に騙されるのも、未公開作品を観る楽しみでもあるんですけどね、、。

 もう少しコメディ調で楽しく観れたら良かったのに、、。
 ランニングタイム85分なのに、すごーく長く感じちゃいました、、、。

 2時間ドラマ度 ★★★★★
 キャンシー度  ★
 ミステリー度  ★

 実は、この作品、観たのは2015年くらいだったのですが、記事を書いていなかったので、今回記事にするんですが、観た直後に書かないと印象がうすくなって、記事の内容もうすく、、って、毎回記事の内容はうすいので同じかな??とも思って書いてます。

 キョンシー映画でなく(今作もキョンシー映画でないですが、、)、それこそ1980年代の台湾や香港の武侠映画とかをリリースしてくれたらすごーくウレシイのに、、。

 

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『ザ・パクト 白蜘蛛の呪縛』

2021-04-08 20:27:57 | ドラマ

ザ・パクト 白蜘蛛の呪縛
EL PACTO(2018年スペイン)
 監督:デヴィッド・ヴィクトーリ
 脚本:ジョルディ・ヴァレホ
    デヴィッド・ヴィクトーリ
 オリジナルアイデア:サルヴァドール・ヴィクトーリ
 出演:ベレン・ルエダ
    ダリオ・グランディネッティ
    ミレイア・オリオール
    アントニオ・ドゥラン

 ■ストーリー■
 ある女性が9階から飛び降り、自殺を図るが突然起き上がるのだった。現場にいたその女性の息子フランは「できない」と独り言をつぶやくのだった、、、。
 シングルマザーの弁護士モニカの娘クララは、ある日、偶然出会った友人のフランに車で送ってもらうことに。しかし、その後、クララは昏睡状態で発見されるのだった。
 モニカは、クララがその足取りから古い工場に行くが、そこで、謎の男に契約を持ち掛けられるのだった、、、。

 ■感想■
 誰かを救うために、他人を殺さなければならないという契約を結んだ母親が体験するできごとを描くスペイン製のドラマ。
 
 GEO先行レンタルで借りてきました、、。
 PACTOはスペイン語で、協定とか取引とか契約っていう意味みたいです、、。
 
 誰かを救うためには、誰かを殺す??

 なぜ、そんなコトが出来るのか説明はないです、、。その説明が少しは会った方が、より一層面白かったような気がするんですが、どうでしょう??
 その他の場面はすべてマジメな作品なので、その部分が浮いているような気がしちゃいますが、魔法でも、超能力でも何でも良いので説明が欲しかった、、。
 

 スペイン映画で、他人の運を奪うことが出来る男を描いた『10憶分の1の男』(2001年)という作品がありました、、。確か『10憶分の1の男』でも、その運を奪う能力について説明がなかった気がするんでしたけど、、、。
 スペイン映画って、運を奪う力とか、人を救う力とか、そういう謎の力みたいなの好きなんでしょうか??

 正確には、ジャンルは、ホラー映画とかスリラー映画になるんでしょうが、怖いシーンもないし、ドラマがちゃんとしてたので、記事のカテゴリーは”ドラマ”にしちゃいました、、。
 クライマックスへの盛り上がりとかもない全然マジメな作品でした。
 
 ホラー映画のようなパッケージだったんですが、、、。

 ラストの方の展開は、モニカをつけ狙っていた男を、工場に放置した時点でバレバレですけど、まぁ、OKでしょう。
 ランニングタイム106分、少しもだれないのでそれなりに面白く観れます。

 ■日本語吹替キャスト■
 モニカ  :井上 ひかり
 アレックス:西垣 俊作
 クララ  :安藤 ゆりあ
 ラウル  :高橋 ちんねん
 フラン  :福原 かつみ
 サンデロ :菊池 康弘
 ガリード :川端 快彰
 アンヘル :御子神 孝次
 ラウラ  :阿井 智恵

 

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『ガーンジー島の読書会の秘密』

2021-03-02 22:11:08 | ドラマ

ガーンジー島の読書会の秘密
THE GUERNSEY LITERARY AND POTATE PEEL PIE SOCIETY(2018年フランス、イギリス)
 監督:マイク・ニューウェル
 脚本:ドン・ルース
    ケヴィン・フッド
    トーマス・ベズーチャ
 原作:メアリー・アン・シェイファー(「ガーンジー島の読書会」(イースト・プレス))
    アニー・バロウズ
 出演:リリー・ジェームズ
    ミキール・ハースマン
    グレン・パウエル

 ■ストーリー■
 1941年、第2次世界大戦中のイギリスのガーンジー島はドイツの占領下にあった。ある夜、4人の島民が飲んで歩いていると夜間外出を禁止されていたためドイツ兵に呼び止められる。4人はとっさに、ガーンジー島読書とポテトピールパイ会の集まりの帰り道と言って言い逃れる。その場は4人のうちの1人エベンがゲロを吐いたため難を逃れるのだった。
 1946年、ロンドン、イジーシリーズを書いた作家のジュリエットは、ある日ドーシー・アダムスというイギリスのガーンジー島の住人から手紙をもらう。戦時中に入手したチャールズ・ラムの随筆集にジュリエットの名前があったため手紙を送ってきたのだった。チャールズ・ラムの本で笑うことができたとのコトだった。ガーンジー島では今も本屋がない状態だった。ジュリエットはドーシーが欲しがっていた本を送り、ドーシーが入っていると言うガーンジー島の読書とポテトピールパイの会について手紙をやりとりしだすのだった、、。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 メアリー・アン・シェイファー、アニー・バロウズの「ガーンジー島の読書会」(イースト・プレス)を映画化したドラマ。
 主演は『シンデレラ』のリリー・ジェームズ。
 監督は『鉄仮面』(1977年)、『ピラミッド』(1980年)、『サイレント・ボイス 愛は虹にのせて』(1987年)、『フェイク』(1997年)、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2005年)、『プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂』(2012年)のマイク・ニューウェル。
 マイク・ニューウェルの作品は、『ピラミッド』しか観てないぞ!と思っていたら、けっこう観てました!!
 それにしても、1980年代の作品が1番最初に思い出されてしまうなんて、、、。
 年齢のせいでしょうかね??
 
 ブラム・ストーカー原作のホラー映画ですが、あまり話題にならずホラー映画ファンからも評判があまり良くない、、、。
 大して期待もしないで観たのが良かったのか、けっこう好きな作品です!!


 なぜか、ミステリーにもジャンル分けされている本作『ガーンジー島の読書会の秘密』ですが、ミステリー度はかなり低いです、、、。ジャンルで言えばミステリーでなくドラマでは??


 感動度    ★★
 ミステリー度 ★
 読書好き度  ★★★★★

 ヒロインのジュリエットは、ガーンジー島の読書とポテトピールの会を作ったエリザベスのことを知りたくなり、ガーンジー島へ行きます。
 でも、でも、もう観はじめた多くの映画ファンが気づいていると思います。

  エリザベスは、もうすでにいない、、、。戦時中のガーンジー島はドイツ軍に占領されていたし、どう考えても元気に生きているとは思えない、、、。

  ここからは悲劇が描かれるんだろうなぁ、。と思っていると、なぜか、島の読書好きなメンバーがみんないい人で、感動的な話に、、、。観るまえから、感動的なストーリーなんだろうなぁと思っていると、その通りに、、。

 たまには、こういう素直な作品も良いですね、、。

 

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『デンジャラス・プリズン 牢獄の処刑人』

2021-01-22 22:28:13 | ドラマ

デンジャラス・プリズン 牢獄の処刑人
BRAWL IN CELL BLOCK 99(2017年アメリカ)
 監督:S・クレイグ・ザラー
 脚本:S・クレイグ・ザラー
 出演:ヴィンス・ヴォーン
    ジェニファー・カーペンター
    マーク・ブルカス
    ムスタファ・シャキール
    ドン・ジョンソン
    ウド・キア

 ■ストーリー■
 仕事をクビになったブラッドリーは早く家に帰り、妻ローレンが浮気していることに気づく。ブラッドリーはローレンとやり直すため、ブラッドリーは出来る仕事としてギルの麻薬を運ぶ仕事につく。
 1年半後、運び屋として成功したブラッドリーだったが、あるとき新たな取引相手エリエイザーとの現場に警察が現れ取引が失敗、銃撃戦になるのだった。ブラッドリーは警察に発砲していたエリエイザーの部下2人を殺すが警察に捕まり刑務所送りになるのだった。
 刑務所にエリエイザーの使者が面会に現れ、ローレンを人質にして、脅迫をしてくるのだった。重犯罪者を収監するレッドリーフ刑務所の独房棟99号棟にいるクリスファー・ブリッジを殺せというものだった。

 ■感想■
 『トマホーク ガンマンvs食人族』(2015年)の監督&音楽、S・クレイグ・ザラーが監督&脚本&音楽のバオレンスな犯罪ドラマ。

 S・クレイグ・ザラー監督は、『トマホーク ガンマンvs食人族』以外では、精神の不自由な患者の病院で厨房に閉じ込められた主人公たちが停電によって事件に巻き込まれるスリラー映画『ザ・インシデント』(2011年)の脚本も書いています。

 ランニングタイム132分という長さで、日本版のタイトルにもなっているデンジャラス・プリズンになかなか舞台が移りません、、、。
 仕事の解雇、奥さんの浮気、運び屋の仕事と淡々と主人公ブラッドリーの生活が描かれていきます。淡々としていても、無駄なシーンは全然ないので、だれることなく面白く観ていられます、、、。
 
 主演のヴィンス・ヴォーンは、今作の役のため15ポンド(7キロ弱)体重増やしてトレーニングしたようです。
  筋肉、すごすぎ。
 元ボクサーっていう設定ですけど、いかにも強そうな体格になっています。
 冒頭から車を素手で壊しちゃうって、オカシイでしょ。
 でも、そうじゃないとラストの暴力的なシーンの説得力が弱まっちゃう??
 (そんなコトないとおもいますけど、、)


 S・クレイグ・ザラー監督、これからも要チェックです!!
 面白すぎ!!
 重犯罪者を収監する刑務所に移送されるあたりから、なんとなくネタが割れちゃうんですが、、想像通りの展開ですが、それでも面白いです。

 数多くの映画祭でノミネートされました!

 【サターン賞】2018年
  ノミネート、スリラー映画賞、優秀俳優賞(ヴィンス・ヴォーン)
 【ハワイフィルム批評家協会賞】2018年
  ノミネート、HFCS賞
 【トロント国際映画祭】2017年
  ノミネート、観客賞

 とにかく面白い!!
 『トマホーク ガンマンvs食人族』に比べるとエンターテイメント度が少しなくなって、普通のドラマっぽいですが、それでも一般的なアクション映画よりゴアな描写が激しいです。

 エンターテイメント性が、あまり一般的でないんで、地上波の映画枠(そんな枠、すでにTV東京くらいしかないですが、、、)で放送して欲しいとは思いませんが、劇場公開はして欲しかった気はしちゃいます。

 DVDスルーだと、こんな面白い作品に気づかない映画ファンも少なくないんじゃないでしょうか??

 

 

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『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』

2021-01-10 00:03:15 | ドラマ

ディック・ロングはなぜ死んだのか?
THE DEATH OF DICK LONG(2019年アメリカ)
 監督:ダニエル・シナート
 脚本:ビリー・チュウ
 出演:マイケル・アボット・Jr
    ヴァージニア・ニューコム
    アンドレ・ハイランド
    サラ・ベイカー
    ジェス・ワイクスラー

 ■ストーリー■
 田舎町の売れないバンド仲間のジークとアールは、ある原因でケガをした仲間のディック・ロングを緊急病棟の前に置き去りにして逃走する。しかし、その後ディックは死亡してしまう。直腸からの出血と頭を鈍器で殴られたような傷から保安官は殺人事件として捜査を進めるのだった。
 ジークとアールは、証拠隠滅を図るのだが、、、グダグダ、ユルユルの行動で窮地に陥っていくのだった、、、。

 ■感想■
 ある原因で死んだ仲間のことを隠そうとする男たちを描くドラマ。

 当事者たちにとっては大変な事件ですが、グダグダ、ユルユル、その場しのぎの言い訳で主人公ジークは窮地に陥っていきます、、、。
 
 「もう少しうまく言い訳すれば??」

 と思わず思っちゃいます、、、。

 アメリカで実際に起きた事件にインスパイアされて作ったそうです。実際って、いろんな人がいるアメリカ広すぎ、、、。

 事件らしい事件もなく、主人公のグダグダの行動だけでランニングタイム100分飽きさせないのはさすがですが、、、。
 あまりにも映画的な意味でのエンターテイメント性のある事件が起きないので1度観れば十分って感じの作品でした。

 ミステリー度    ★
 主人公のグダグダ度 ★★★★
 驚きのオチ度    ★
 コメディ度     ★★

 途中で、ディック・ロングの死因が分かっちゃうんですが、そこからのやはりグダグダの展開で楽しめるかどうかで評価が分かれちゃうかも??

 ディック・ロングのサイフの免許証を抜いたもののカードを入れたまま警官に届けたり、血がついた車を沼に落としたら沈まず半分出たまんまとか、、、。

 そういうのに笑えたり、ニヤニヤ出来る人には面白いかもしれないです。

 自分は面白くもなく、つまらなくもなく、ごくごく普通でした、、、。 

 

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『獄狼 制裁の掟』

2021-01-09 00:17:47 | ドラマ

獄狼 制裁の掟
LONE WOLVES(2019年スペイン)
 監督:セルジ・アルナウ
 脚本:セルジ・アルナウ
 出演:ジョエル・ミンゲ
    パウ・パレード
    ホセ・アントニオ・マリン
    ジョアン・マッソクライナー
    フレッド・アデニス

 ■ストーリー■
 刑務所にいれられた刑事のヴィックとトニーは、刑務所長に強要されドレクサーを殺すのだった。ドレクサーは実業家ソマーの密輸の証人だった。

 ■感想■
 スペインの刑務所を舞台にした犯罪ドラマ。
 
 ストーリー、合ってますでしょうか??
 ストーリーがおかしいのか、字幕がおかしいのか、全然理解できませんでした、、、。

 2021年、最初のZ級映画でした、、、。
 Z級でなくZZ級でしょう、、、、。

 普通に映像化したら20分くらいのストーリーでは??
 ランニングタイム80分が3時間くらいに感じるくらいつらかったーーー。

 もう、明日には今作を観たことを忘れたい、、、。

 自分がバカなのかストーリーが全然わかりませんでした、、、。
 全然内容がないのに、時間軸をずらしたりして余計に難しくなってました、、、。

 大事な証人なのに、なぜ普通に刑務所に??
 大事な証人でないなら、ワザワザ殺さなくても良かったでしょうし、、、。

 刑務所長が証人を殺すために刑事2人を刑務所に入れたってコトですよね??
 見た感じ、かなり物騒な刑務所なんで、わざわざ刑事に殺させなくても良かったのでは??

 警部や、刑事らしき男も殺されちゃいますがスペインでは警官殺しは罪は重くないんでしょうか??

 最後は投げっぱなしのまま終了??ヒットしたら続編でも作るつもりだったんでしょうか??

 一応リンクはっておきます、、。

 

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『ジョジョ・ラビット』

2020-12-15 08:06:52 | ドラマ

ジョジョ・ラビット
JOJO RABBT(2019年ドイツ、アメリカ)
 監督:タイカ・ワイティティ
 脚本:タイカ・ワイティティ
 原作:クリスティン・ルーネンズ "Caging Skies"
 出演:ローマン・グリフィン・デイヴィス
    トーマシン・マッケンジー
    タイカ・ワイティティ
    サム・ロックウェル
    スカーレット・ヨハンソン

 ■ストーリー■
 第2次世界大戦中のドイツ、ヒトラーを空想上の心の友人にしているジョジョは、青少年団ヒトラーユーゲントの軍事訓練中、ウサギを殺すよう言われるが、殺すことができなかった。教官のクレンツェンドルフ大尉からウサギのジョジョと呼ばれてしまう。
 2日目、心の友人アドルフに励まされ、手りゅう弾の投てき訓練に走って参加するものの、投げた手りゅう弾が木に跳ね返り近くで爆発!大けがを顔と足に負ったジョジョは、ヒトラーユーゲントで奉仕活動に従事することに。
 ある日、ジョジョは亡くなった姉インゲの部屋で隠し部屋を見つけ、そこで母親のロージーにかくまわれたユダヤ人の少女エルサを発見するのだった。

 □■□ネタバレあり□■□

 ■感想■
 『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2014年)のタイカ・ワイティティ監督の描く戦争ドラマ。

 なんと主人公はナチスドイツにあこがれ、ヒトラーが空想上の心の友人の10歳の少年。
 ナチスドイツの言うことは正しいと信じきいています。
 ナチスドイツ正しい!
 アーリア人優秀!
 実際、当時の国民の多くはそうだったんでしょうが、、まさかそんな考えの少年を主人公にするなんて。 
 

 しかも、今作は軽いコメディ調とはいえ、主人公の少年の身近な人間も殺されるというリアルな展開もあり。
 色調がカラフルです!登場人物たちが着ている服装とか。

 靴ひもを結ぶエピソードも感動的!
 母親に結んでもらっていた靴ひもを、最後エルサにむすんであげるシーンとかも成長したっていうことを象徴するようなシーンで感動的、、。
 靴ひもといえば、靴も重要なアイテムで、母親の靴をある場所で発見するシーンとかも悲しいシーンです。

 悲しいシーンもありますが、ジョジョの友達のヨーキーのバズーカ暴発とか笑えるシーンもあって、絶妙なバランスです!!

 ヒトラーユーゲントの教官、キャプテンKことクレンツェンドルフ大尉がカッコ良すぎです。最初の教官のスピーチのシーンで、すでにドイツ軍の敗戦することをみんなに言っちゃってます、。本当は、こんなコト当時ではあり得なかったんでしょうが、、、。
 ジョジョの死んだ姉インゲになりすましたエルサの誕生日を聞くシーンとかも、思わず感動、、、。そのシーンでなく、感動的なのは誕生日が間違えていたことにエルザが気づくもう少しあとのコトですが、、、。

 こういう感動的な映画ってあんまり観ないんですよね、、もっと悪意のあるブラックユーモアの作品と思っていたので、こんな直球の感動的な作品だとは、、。

 

 

 

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『ボーダー 二つの世界』

2020-12-07 00:05:37 | ドラマ

ボーダー 二つの世界
GRANS(2019年スウェーデン、デンマーク)
 監督:アリ・アッバシ
 脚本:アリ・アッバシ
    イサベラ・エクルーフ
    ヨン・アイヴィデ・リンクヴィスト
 原作:ヨン・アイヴィデ・リンクヴィスト(「ボーダー 二つの世界」(早川文庫))
 出演:エヴァ・メランデル
    エーロ・ミロノフ
    ステーン・リュングレン

 ■ストーリー■
 税関で働くティーナは醜い容姿だったが、特殊な能力を持ち違法なものを感じ取るコトが出来た。羞恥や罪悪や怒りを嗅ぎ分けることが出来るのだ。ある日、違法なビデオをメモリーカードに入れていた男性を発見し証拠物件を押収する。携帯電話の記録からその男性がスヴァーネホルムに行き来していることが判明する。警察と協力して違法ビデオを作成した犯人を捜すことに、、、。
 そんなある日、ティーナは自分と同じような容姿のヴォーレを税関で調べるが何も出てこなかった。ヴォーレはその後も税関を通り抜けようとし取り調べるが何も出てこなかったのだが、、、。

 
 □■□ネタバレしてます□■□

 ■感想■

 「モールス」(ハヤカワ文庫)のヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの同名小説(短編)の映画化作品。
 「モールス」はスウェーデンで『ぼくのエリ 200歳の少女』(2008年)として映画化。その後、ハリウッドで甘めに(観やすくなって)クロエ・グレース・モレッツ主演で『モールス』(2010年)としてリメイクされました、、。
 
 「「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者が書いた小説の映画化だー」という情報しかなく鑑賞しました、、、。 
 観終わってから調べたら、カンヌ映画祭のある視点賞受賞作品でした、、、。

 知ってたら観なかったのにッ!!!

 【カンヌ映画祭】のある視点賞!!もうこれだけで、自分が絶対に好きじゃない確率が95%!!
 やはり知らずに観てしまったのが『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』(2014年)、、、もうすでにどんな作品か忘れてしまいました、、。確か、動物パニック映画だと思って観たら全然そんなことない作品だったという記憶しかない、、、。
 観終わって3日後にはどんな作品だったのか覚えていない、、、。

 ボカシシーンもしっかりあり、意味が分からないのでは??
 それは、『ぼくのエリ 200歳の少女』も同じですが、、、。『ぼくのエリ 200歳の少女』について言えば、物語の大事なシーンが分からない状態にッ!!

 
 でも、今作はボカシシーンよりなにより観てて疲れちゃいました、、、。

 エンターテイメント作品ではないです!

 人類とは違う種族トロルを描いていますが、あくまでもドラマ!ドラマ!ドラマ!観ている人に色んなコトを考えさせるドラマ!!観る人を選ぶ作品でしょうか??
 映画評論家(一般的な)には、受けそうな作品になっています、、、。
 自分はキライな作品です。
   トロルのヴォーレも人類から見るとひどいヤツですが、、、。種族が違うので罪悪感がないという。考え方が違う。人類もトロルに対して同じなんでしょうが。
 ヴォーレも結局生き延びちゃうし(多分)、、ヒロインも映画の最後で満足そうな表情だし、、。
 後味悪い作品でした、、、。
   
 短編でも原作は自分は未読です。
 原作者みずから脚本書いているので、こういう作品なんでしょうか??

 ランニングタイム108分も長すぎ、、、。あと15分くらい短くても、、、。

原作は短編(らしいです)

同じ原作者のヴァンパイア物。

ハリウッドでリメイク(すごく観やすいです、、。)

『ぼくのエリ 200歳の少女』『モールス』の原作(上下巻の長編)

 

 

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『アンダーフィールド』

2020-06-05 22:12:09 | ドラマ

アンダーフィールド
THE INFORMANT(1997年アメリカ、アイルランド)
 監督:ジム・マクブライド
 脚本:ニコラス・メイヤー
 原作:ジェラルド・シーモア
 出演:アンソニー・ブロフィー
    ケイリーエルウィズ
    ティモシー・ダルトン
    マリア・レノン
    

 ■ストーリー■
 1983年アイルランド、武器の輸送で5年服役したあと、南部地方で身を潜めていたジンジーことショーン・マカナリーの元にIRAのメンバーが呼び戻しにくる。
 拒否するジンジーだったが断ることは出来ず、妻ローシンと子どものもとへと帰って来るのだった。IRAからの指示は白昼ロケット弾を使った暗殺だった。ロケット弾は残り1発しかなく、使いこなせるジンジーが呼び戻されたのだった。
 
 暗殺は、ロケット弾は命中、判事と2人の警官、3人が爆殺されるのだった。逃走中にイギリス治安兵のフェリス中尉に顔を見られ、すぐに逮捕されるが、戻ってきて2日で逮捕されたことでジンジーの妻はIRAに密告者がいると言い出すのだった。アルスター警察の警部レニーも、容疑者の逮捕したのは密告者がいたとニセの情報を流すのだった。

 ジンジーが逮捕されるとき、暴力的だったイギリス兵から救ったフェリス中尉を使い、レニー警部はジンジーを寝返らせて転向させて情報を得ようとするのだった。
 レニー警部の思惑通り、ジンジーは、恩赦で終身刑になるのを避けるため、IRAのベルファスト支部の師団長の名前を伝えることにするのだが、、、。


 ■感想■
 今回も、未DVD化、古い作品を記事にします。
 最近、昔観た映画をまとめていたノートが出てきたので、そのノートをもとに、記事にします、、、。

 ストーリー、細かくチェックしてました、、、。

 

 新作もそれなりに観ているんだから記事にしたいなぁと思いつつ、、、。

 今作は、ジェラルド・シーモア原作「テロリストの荒野」の映画化作品です。
 TVムービーのような作りなんですが、どうなんでしょう??

 今作は【ヴェネチア国際映画祭】1997で、金獅子賞でノミネートされました。
 脚本のニコラス・メイヤーは【ペン・センター・USA・ウエスト】文学賞受賞しました。TELEPLAYで受賞なんで、TVムービーなんでしょうか??
 
 ヴェネチア国際映画祭でノミネートされているんで劇場作品なんでしょうが、、。

 そうそう、ヴェネチア国際映画祭でノミネートされるような作品なんで、自分はハッキリ言って苦手、、、です。
 TVムービーだとしたら良く出来ているとは思うのですが、、、。

 
 ストーリーは、どこかで観たコトあるような、、、想像通りの展開!!!と、思ったら映画を観る前に原作読んでました(⇐単なる字数かせぎ、、汗)。
 でも、原作も細かい部分忘れまくり、、、。

 原作を読まないで観たら、もっと面白く観れた気もするんですが、、、。

 VHSはアクション映画のようなパッケージだったと思うのですが、ジャンルは、完全にドラマ。すこーしアクションシーンもありますけど、、。
 

 ジェラルド・シーモア原作の映像化作品は、

 「襲撃指令」(ハヤカワ文庫)を映像化した『グローリー・ボーイズ』(TV題:『暗殺者の影 恐怖の殺人計画』)(1984年)
 「暗殺者のゲーム」(ハヤカワ文庫)を映像化した『ハリーズゲーム』(1982年)
 「レッドフォックス」(新潮文庫)を映像化した『二重誘拐』(1991年)と、今作が日本では公開されてますが、、、(TV公開、ビデオスルーですが)

 今作のあと映像化された作品は2作あって、"The Waiting Time"(1999年)と"A Line in the Stand"(2004年)がありますが、ともに未公開。

 ジェラルド・シーモアの作品自体、いつまにか邦訳されなくなっちゃいました、、、。
 ヴォリュームがあって、読むのがけっこう大変なわりに、ストーリーがすごくイギリス的、、

 って、全然 オススメでない文章になってしまいました。

 今作のVHSに日本語吹替版が存在していたのか不明ですが、こういうこじんまりした作品を地上波のTVの映画枠で日本語吹替で放送して欲しいです、、、。
 でも、地味で見せ場がないから、チャンネル変えられちゃうんでしょうねぇ

 

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『タイム・ラヴァーズ 時空を繋ぐ指輪』 R・ジョフィ脚本&監督

2016-09-30 13:09:49 | ドラマ

タイム・ラヴァーズ 時空を繋ぐ指輪
THE LOVERS(2015年ベルギー、インド、オーストラリア)
 監督          ローランド・ジョフィ
 脚本          ローランド・ジョフィ
 原案          アジェイ・ジァンカー
 出演          ジョッシュ・ハートネット
             ビバシャ・バシュ
             タムシン・エガートン
 
 ■ストーリー■
 海底調査をしているジェイは海底で指輪の入ったポーチを発見する。妻のローラは結婚記念日だということで無謀にもポーチを取りに。ジェイはローラを助けるために裸で海底に??
 ローラを助けることができたもののジェイは意識不明に。
 一方、東インド会社が植民地化している18世紀のインド。クーデターが発生、王妃クリシュナを護衛する役目を英国スチュアート大尉が担うことに。

 ■感想■ 
 ローランド・ジョフィ監督&脚本のドラマ。
 少しだけファンタジー要素も…。

 現代から始まるものの、ジョッシュ・ハートネットが裸で海底に潜って奥さんを助けに行くってすごい!
 当然、ムリがたたって意識不明の状態に…。   

 すぐに場面が変わり18世紀のインドが舞台に。

 意味が分からない!
 
 現代と18世紀のストーリーがまるっきり関係ないッ!!
 主人公を演じているのがジョッシュ・ハートネットというところが同じなだけで、2つの時代がなぜ交互に描かれるのかが意味不明!! 

 指輪が大事な要素にでもなっているかというと、そうでもないッ!!

 何??何??何言いたいの??

 この意味不明さは『バーバリアン 怪奇映画特殊音響効果製作所』(2012年)なみの意味不明さ!!『バーバリアン 怪奇映画特殊音響効果製作所』はランニングタイムが92分でしたが、今作は、2時間近い109分!!

 長い!
 長い!
 長すぎ!

 あと45分短くても良いのにッ!!
 意味不明で、長い…。

 監督が『キリング・フィールド』(1984年)『キャプティビティ』(2007年)のローランド・ジョフィだから、期待しないで観たのに、期待度をはるかに下回るデキ!!

  ブライアン・シンガー監督が巨匠に思えてきます。
 
 ジョルジョ・セラフィーニ監督なみにエンターテイメント作品を撮って欲しくない!もう2度とエンターテイメント要素を感じさせる作品は監督しないで下さい。  0点

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ベン・ノット,ローランド・ジョフィ,ジョン・スコット,アジェイ・ジャンカー,アジェイ・ジャンカー
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『アデライン、100年目の恋』 歳をとらなきゃ、ず~と映画が観れる

2016-08-03 20:52:36 | ドラマ

アデライン、100年目の恋
AGE OF ADALINE(2015年アメリカ、カナダ)
 監督          リー・トランド・クリーガー
 脚本          J・ミルズ・グッドロー
             サルヴァドール・パスコヴィッツ
 原案          J・ミルズ・グッドロー
             サルヴァードール・パスコヴィッツ
 出演          ブレイク・ライヴリー
             ミキール・ハースマン
             キャシー・ベイカー
             ハリソン・フォード

 ■ストーリー■
 アデライン・ボウマンは、1908年に生まれ、21歳で結婚。娘にも恵まれたものの夫は事故で死亡。ある日、運転中に事故にあい冷たい川に転落、身体が冷えた状態で落雷にあい目覚める。その影響でそれ以降歳をとらない身体へと変化してしまうのだった。
 若いままの姿に気づきFBIは彼女を連れ去ろうとするが、彼女は逃走。10年ごとに名前や姿を変えて生活するようになるのだった。そして、現代…、ある日、パーティでエリスという青年から猛烈にアタックされるのだが…。


 ■感想■
 歳をとらなくなった美女を描く恋愛映画。
 
 恋愛映画!!
 恋愛映画!!
 
 自分が最も観ないジャンルの1つ!
 コメディ要素もなく、青春物でもなく、普通の恋愛映画!
 歳をとらないという要素が少し特殊ですが…。
 
 今まで観た作品で、自分が観た恋愛映画って、コールドスリープを題材にしたスペイン製の『熱愛』(1975年)くらいでは??
 今まで観た作品が5000~7000本として、わずか1本!少なすぎ!


 ヒロインが歳をとらない身体になったというところが気になり鑑賞。
 まぁ、普通に面白かったです!
 ランニングタイム103分、退屈もせずちゃんと観れました。

 恋愛映画が苦手な自分も、普通に面白く観れました!!
 大した事件もなく、淡々とエピソードが描かれていくだけなんですが引き込まれていきました。
 嫌みのない淡々としたエピソードと、ヒロインのブレイク・ライヴリーのしつこくない魅力がうまく融合していたんでしょうか??

 って、ブレイク・ライヴリーって、今作ではどちらかというとおとなしめな印象ですが、チャック・ホーガン原作の「強盗こそ、われらが宿命」を映画化した『ザ・タウン』(2010年)のときはヒロインのクレア役でなく、クリスタ役だったんですね!
 すっかり忘れていました!! 
 さすが女優ですね、出演する作品で、イメージが全然違う!!

 でも、今作のヒロインは歳をとらないことで悩んでますが、こんな美貌なのに、悩みすぎでは??
 モテモテでしょうに!
 娘とかが歳をとるのを見るのはツライでしょうけどね。娘は子ども(アデラインの孫)は生まなかったんでしょうかね??

 

 恋愛映画が苦手な人でも大丈夫です!(たぶん)  50点

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『女神は二度微笑む』インド映画は二度楽しめる

2015-12-07 22:48:40 | ドラマ

女神は二度微笑む
KAHAANI(2012年インド)
 監督          スジョイ・ゴーシュ
 脚本          スジョイ・ゴーシュ
              スレシュ・ネアー
             ニキール・ヴィアス
 原案          スジョイ・ゴーシェ
             アドヴェイタ・カラ
 ダイアローグ      リテッシュ・シャー 
 出演          ヴィディヤ・バーラン
              ポロムブロト・チョットバッダエ(パラムブラト・チャテルジー)
              ナワーズッディーン・シッディーキー

 ■ストーリー■ 
 ある日、インドのコルカタに、身重の女性ヴィディヤが、仕事でコルカタにやってきたものの突然連絡のとれなくなった夫アルナブを探しにやってくる。ヴィディヤは、遠くロンドンからやって来たのだった。地元の警官ラナは、ヴィディヤに協力しながらアルナブを探すのだが、手がかりは一向に見つかる気配がなかった…。

 ネタバレあり。
 今作は何も情報なしに観た方が面白く観れるので、観てから読んでください!
 
 ■感想■
 美しい妊婦が、連絡の取れなくなった出張中の夫を探すヒロインを描くサスペンス調のドラマ。

 「歌も踊りもないインド映画で、サスペンス的な女性映画なんだよねぇ」と、思って軽い気持ちで観ました。
 
 映画の冒頭、何かの実験室で毒ガスを作る男が映し出されます。
 「エーッ、何??何??」
 そして次のシーンでは、テロが行われます!!
 
 完全なサスペンス映画でした!女性映画だと思って観出したので、あまりのギャップに驚いちゃいました。
 今作も予告も観ず、事前情報なしで観たので、超驚きのストーリー!!

 行方不明の夫を探す映画で、驚きのオチだろうから、多分『ハネムーンクライシス新妻蒸発』(VHS題:『他人の向こう側私の家に見知らぬもう1人の妻がいる』)(1975年)的なストーリーを想像していたので、驚き度も大きかったです!!
 
 ストーリーを少し知ってる人も驚くような作品なのに、自分はもっと驚いちゃいました!!

 ヒロインを助ける警官ラナの上司のカーンを演じていたナワーズッディーン・シッディーキーの顔が怖すぎ!!
 怖い!怖い!
 街で見かけたら、目が合わないように気をつけちゃいますよ!!

 ランニングタイム123分が、あっという間に過ぎていきます!
 序盤から中盤にかけて、少しダラダラ系なところも本の少しありますが、それも観ている人をだますためにやっているとしか思えない!!
 
 「面白すぎ!!

 ヒロインが探している夫が、テロリストとそっくりというので、中盤からクライマックスにかけて多くの映画ファンは、ヒロインの夫が犯人なんだと思ったはず。
 自分も、そう思いました。
 でも、ヒロインは妊娠しているから、夫が冒頭の事件の犯人だとしたらインドとロンドンを行ったり来たりしているんですよね~。
 ちなみに冒頭の事件は2年前という設定です!!
 でも、回想シーンとかで観る限り、そんな風にも見えないし、多分犯人と本当に瓜二つで別人なんていうオチなんだろうなぁ。とも思ったりして。


 ところで今作はインドの映画賞【インドフィルムフェア賞】で、最優秀監督賞、主演女優賞他5部門受賞しました。ハリウッドにもリメイク化権が売れたようです。

 とにかく、想像もしていなかった展開に、してやられた感が大きくて、ついつい笑っちゃいました!!  90点

女神は二度微笑む [DVD]
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ブロードウェイ
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『100歳の華麗なる冒険』必見100歳の冒険!!

2015-11-10 20:44:18 | ドラマ

100歳の華麗なる冒険
THE 100-YEAR-OLD MAN WHO CLIMBED OUT THE WINDOW AND DISAPPEARED(2013年スウェーデン、ロシア、イギリス、フランス、スペイン)
 監督          フェリックス・ハーングレン
 脚本          フェリックス・ハーングレン
             ハンス・インゲマンソン
 原作          ヨナス・ヨナソン
 出演          ロバート・グスタフソン
             イヴァル・ヴィクランデル
             ダーヴィッド・ヴィーベリ
             ミア・シャーリンゲル
             アラン・フォード

 ■ストーリー■
 100歳の誕生日のお祝いの日に老人ホームを逃げ出したアランは、バスに乗って旅に出発する。バスを降りた駅で、トイレに行くギャングの若者から大金の入ったスーツケースを預かったことから事件に巻き込まれていくのだった。

 ■感想■
 世界40か国で翻訳され、800万部を超えるヨナス・ヨナソンのベストセラーを映画化した100歳の老人の旅を描くドラマ。
 日本でも「窓から逃げた100歳の老人」(西村書店)として原作が邦訳、出版されています。

 主人公のアランが、施設に入れられた理由が、飼い猫をキツネに殺されその復讐に”爆殺”したからという理由ですから、これだけでもアランがただ者でないことが垣間見えてきます。
 
 その後も回想シーンで、ちょこちょこ語られるアランの幼いころから今に至るまでの人生がすごすぎ!!
  
 もう観ている間、ずっとおかしくてニヤニヤしちゃいました!笑いの感じが”ゲラゲラ”って感じでないところも良い感じ!!

 とにかく1人でも多くの映画ファンに観てもらいたいエンターテイメント作品です!!

 まだ未見だったら、何の情報もなく観るのが1番です!!

 自分的には、超オススメの1本です!!

 おかしくてニヤニヤしながら、あっという間に最後まで一気に行ってしまう面白さ!!

 もう少し長く観ていたかったかも??
 
 超マジメな芸術映画を観るような映画ファンや、難病物を観て感動するような映画ファンにはオススメしませんが、エンターテイメント作品が好きなら、要チェックです!!

 何かを書いてもネタバレになっちゃうので、あまり多くのことを記事にしないので、エンターテイメント映画に興味ある方はぜひ鑑賞を!! 80点

100歳の華麗なる冒険 [DVD]
ロバート・グスタフソン,イヴァル・ヴィクランデル,ダヴィド・ヴィバーグ,ミア・シュリンゲル
KADOKAWA / 角川書店
100歳の華麗なる冒険 ブルーレイ [Blu-ray]
ロバート・グスタフソン,イヴァル・ヴィクランデル,ダヴィド・ヴィバーグ,ミア・シュリンゲル
KADOKAWA / 角川書店

原作も発売中!

窓から逃げた100歳老人
Jonas Jonasson,ヨナス ヨナソン,柳瀬 尚紀
西村書店
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『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』だから何??

2015-11-04 00:59:33 | ドラマ

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分
LOCKE(2015年イギリス、アメリカ)
 監督          スティーヴン・ナイト
 脚本          スティーヴン・ナイト
 出演          トム・ハーディ

 ■ストーリー■
 明日に大事な仕事を控えた現場監督のロックはあることが原因で仕事を休むことに。また、家族が待つ家にも帰らずロンドンへと向かうのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 あと、今作が好きな方は、ほめていないので今回の記事は飛ばしてください。


 ■感想■
 スティーヴン・ナイト脚本&監督のドラマ。
 『堕天使のパスポート』(2002年)『イースタン・プロミス』(2007年)の脚本を書いて、最近では『ハミングバード』(2012年)の脚本&監督をしたスティーヴン・ナイトが、主演にトム・ハーディを迎え、たった1人の登場人物が車を運転するだけという作品を作り上げました!

 自動車の中からの電話の会話で何が起きているのかが、徐々に観客に分かってくるようにドラマが進んでいきます。

 「えっ、でも何???」

 「だから、何???」

 わざわざ劇場映画で、この内容??

 遠くの職場に行っている間に、秘書とHしちゃって子どもができちゃった!!それで、その彼女が出産したので病院に行くよ!!

 っていうだけのストーリーです!!

 これって、TVドラマの1エピソード??(それでも内容なさすぎですが…)
 劇場作品で、こんなの作って楽しいの??悪い意味で10年後も、20年後も語られる作品を作りたかったの??

 主な登場人物が1人だけっていう作品、今作が初めてでもないし、実験的な作品って意味でも価値があるのかどうか??
  
 今作『オン・ザ・ハイウェイ その夜86分』ですが、実際に当事者だったら、本当に大変なコトでしょうが、映画的には全然面白くない…。
 大体、電話で浮気したこと、奥さんに報告しないでしょ!!
 ありえない…。
 「愛していない過ちの相手の子ども認知するよう」とかって、奥さんも子どももかわいそすぎ!!
 仕事を放りだして、クビになるのも自業自得!!

 こんなホームドラマの中の1要素みたいな内容で映画作らないで欲しかったです。

 0点

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 [DVD]
スティーヴン・ナイト,スチュアート・フォード,デヴィッド・ジョーダン,スティーヴン・スクランテ
アルバトロス
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『リメイニング』そして誰もいなくなる??

2015-11-03 04:26:36 | ドラマ

リメイニング
THE REMAINING(2015年アメリカ)
 監督          ケイシー・ラ・スカラ
 脚本          ケイシー・ラ・スカラ
             クリス・ダウリング
 原案          ケイシー・ラ・スカラ
 出演          アレクサ・ヴェガ
             ショーン・サイボス
             ジョニー・ペイカー
 
 ■ストーリー■
 ダンとスカイラーの結婚式呼ばれた友人たちは、祝福ムードでいっぱい。しかし、突然人々が倒れ、生き残った人々たちはその場から逃げ出すのだったが…。

 ■感想■
 『カンパニー・マン』(2002年)製作のケイシー・ラ・スカラが脚本&原案&監督したドラマ。
 POV形式と普通の撮影方式を両方とりいれた良いとこどりを目指しています。
 自分はPOV形式は観にくいだけと思っているので、全然効果的とは思いませんが、こういうのをやりたかったんでしょう!!

 パニック映画かホラー映画のように始まる今作ですが、すぐにキリスト教的な宗教色に染まって、最後は立派な宗教映画になってしまいます。
 クリスチャンが多い国では受けるのかもしれませんが、キリスト教が生活に根づいていない国では受けるんでしょうか??
 
 ヨハネ黙示録が始まったと言って、平和な風景から90分弱で人類絶滅間際に!!

 いくら何でも展開早すぎで観ている観客も、アッと言う間のラストで置いてけぼりでは??
 でも、宗教色の強い作品なんで、延々と続くより今作くらいの長さがちょうど良いのかも。

 ホラー映画、スリラー映画を観るつもりで観た人は、神様や信仰心のコトを考えさせられ、しんみりとした気分に。

 エンターテイメント映画風に見せておいて、実は、”しっかり生き方を考えて下さいね”映画は、ちょっとイヤかも??

 まぁ、こんな映画があっても良いですけど、もう少しマジメ風なエンターテイメントでない作品で作って欲しかった気もしないではないです。でも、エンターテイメントのジャンルのホラー映画で作った方が観る人が多いのも確かですからね。 30点

リメイニング [DVD]
アレクサ・ヴェガ,ショーン・サイポス,ジョニー・ペイカー,イタリア・リッチ
TCエンタテインメント
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