「知能レベルの低いこと」習近平主席母校の教授が個人崇拝批判 異例の事態

2018年07月31日 | 国際紛争 国際政治 
「知能レベルの低いこと」習近平主席母校の教授が個人崇拝批判 異例の事態

7/30(月) 20:49配信 産経新聞
 【北京=藤本欣也】中国の習近平国家主席の母校、清華大の教授が7月下旬、指導者への個人崇拝を厳しく批判し、国家主席の任期復活や天安門事件の再評価を要求する論文を発表、中国内外で波紋が広がっている。体制側の知識人が中国共産党指導部に“反旗”を翻すのは異例の事態だ。

 発表した清華大法学院の許章潤教授(55)は安徽省出身。西南政法大を卒業後、オーストラリアのメルボルン大に留学し法学の博士号を取得した。

 7月24日、北京の民間シンクタンクを通じてインターネット上に公開した論文で、許氏は「国民は今、国家の発展や家族の安全に対し途方に暮れている」と指摘。3月の全国人民代表大会(国会に相当)で国家主席の任期を撤廃した憲法改正などを問題視した。

 任期撤廃に関しては「改革開放(の成果)を帳消しにし、恐怖の毛沢東時代に中国を引き戻し、滑稽な、指導者への個人崇拝をもたらすものだ」と非難。任期制に復帰するよう求めた。

 特に、指導者への個人崇拝については「まるで時代遅れの強権国家のようだ」「今すぐブレーキをかけなければならない」と主張。「なぜこのような知能レベルの低いことが行われたのか、反省する必要がある」と痛烈に批判した。

 さらに1989年に大学生らの民主化運動を武力鎮圧した天安門事件に関し、「今年か(発生30年を迎える)来年の適当な時期の再評価」を要求。「これらのことは現代政治の一般常識であり、国民全ての願いだ」と党に再考を促した。

 許氏の論文について、天安門事件で失脚した趙紫陽元総書記の側近だった鮑●(ほうとう)氏は賛意を示す一方、許氏の安全を危惧している。

 現在、中国本土では許氏の論文がネットで閲覧できなくなっている。

 中国では最近、習氏への個人崇拝に対する批判が表面化している。5月にも名門、北京大で「毛沢東は個人崇拝を推し進め…人民は無数の災禍を経験した」「習氏は個人崇拝を大々的に推進している…警戒を強めるべきだ」などとする壁新聞が出現、関心を集めた。



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密輸撲滅 高級車6億円分破壊 フィリピン政府

2018年07月31日 | フィリピン原住民のはなし 南方民族は阿呆だらけ
密輸撲滅 高級車6億円分破壊 フィリピン政府
7/30(月) 23:26配信 テレ朝 news

All Nippon NewsNetwork(ANN)

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 フィリピン政府が密輸された高級車両を破壊するイベントを行いました。

 ヘルメットをかぶったドゥテルテ大統領が見守るなか、並べられた高級車やバイクにブルドーザーが乗り上げて次々に破壊していきます。フィリピン政府は30日、北東部のアイリーン港で、違法な輸入を撲滅するキャンぺーンとして密輸業者から押収した高級車両を破壊するイベントを行いました。地元のメディアによりますと、壊されたのはハーレーダビッドソンのバイクやベンツやランボルギーニ、ポルシェなどの高級車約80台で、日本円で約6億円相当になるということです。ドゥテルテ大統領はおととしの就任以来、強硬な手法で麻薬犯罪を取り締まるなど厳格な治安政策で知られていて、3月にも高級車を破壊する反密輸イベントを行っています。
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街にあふれる「香害」で体調不良に 「誰もに起こり得る」化学物質過敏症に注意

2018年07月31日 | 消費者情報
街にあふれる「香害」で体調不良に 「誰もに起こり得る」化学物質過敏症に注意

7/31(火) 10:24配信 産経新聞
街にあふれる「香害」で体調不良に 「誰もに起こり得る」化学物質過敏症に注意
柔軟剤臭に関する国民生活センターへの相談件数
 衣類の柔軟剤や制汗剤に含まれる香料が原因で体調不良を訴える人が増えている。NPO法人「日本消費者連盟」(東京都新宿区)によると、消臭剤を避けるために外出先のトイレを我慢したり、無臭の職場が見つからずに生活困窮に陥ったりする人も。街中にあふれる過剰な臭いの元を「香害」だとして、消費者の意識改革や規制を求める動きも出ている。(社会部 植木裕香子)

■「目の前真っ白で意識遠のく」

 埼玉県に住む主婦(73)が最初の異変を自覚したのは約5年前の平成25年10月。隣家のキッチンの換気扇から自宅リビングに漂ってきた芳香剤の臭いをかいだ時に強くせき込んだ。

 以来、近所の洗濯物で使われた柔軟剤の臭いなどをかいだ際もせき込むようになった。ひどい時は5分以上もせきが止まらず、この主婦は「息苦しくて目の前が真っ白になって意識が遠くなることがある」などと訴える。

 外出する際は花粉対策用マスクに加え、放射性物質も遮断できるマスク、活性炭フィルターを重ねて着用。携帯用酸素も持ち歩いているが…。「病院へ通うために電車を使っているのに、その電車内で柔軟剤の香りなどに触れるリスクがある。通院もままならない時があり、本当に困る」と頭を抱えている。

■「生理現象我慢」「通勤難しい」

 この主婦同様に、柔軟剤などの香りが原因で体調不良を訴える人は近年、後を絶たない。

 24年度に国民生活センターに寄せられた柔軟剤の臭いに関する相談は計65件だった。日本消費者連盟が29年7、8月の2日間設置した電話相談「香害110番」には、その3・3倍にあたる計213件の相談が寄せられた。

 苦痛を訴える声は増える傾向にある。

 《外出時のお手洗いが消臭剤などで充満しているため、生理現象を我慢することもある》

 《柔軟剤臭が蔓延(まんえん)する電車の車両を移動しながら外出している。通勤も難しい》

 《相談窓口で、香料のない職場を求めても理由や状況が理解してもらえない。(職に就けず)現在は父の遺族年金で生活している》

 同連盟によると、こうした深刻な事例も報告されている。

■誰もに起こり得る可能性

 「そよ風クリニック」(東京都杉並区)の宮田幹夫院長(82)は、においによる被害の多くが「化学物質過敏症」(CS)の発症と指摘する。

 CSは化学物質を一度に大量に浴びたり、少量を繰り返し浴びたりすることで体内の許容量を超え、突然発症するという。いったん発症すると、微量の化学物質でも頭痛やめまい、吐き気、目のかすみ、鬱、記憶低下などの症状を起こす。

 宮田氏は「嗅覚(きゅうかく)は命を守るための感覚。本能が『逃げろ』と命じている香料に耐えることで、体がパニックを起こしている」と説明する。ただ、病名の認知度の低さから、周囲に「個人のわがままだ」と一蹴されたり、医師から「精神障害」と勘違いされたりするケースもあるという。宮田氏は「根拠のある病気で、世界的にも公認されている」と話す。

 これに対し、国の動きは鈍い。厚生労働省は、製品に含まれる香料は国際香粧品香料協会(IFRA)の基準に適合したものが使われているとの認識で、「症状と香料との因果関係が証明されていない」とし、患者らについては「情報収集に努める」との姿勢にとどまる。

 ただ、被害の増加とともに規制を求める声も年々高まっている。宮田氏は「誰もに起こり得る可能性がある。人ごとと思わず、今、使っている柔軟剤が自らの体に悪影響を及ぼすかもしれないとの認識に立って買い物をすべき」と警鐘を鳴らしている。
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