このままだと尖閣諸島は奪われる
2/12(金) 13:25配信
138
Japan In-depth
【まとめ】
尖閣諸島の魚釣島 出典:海洋政策研究所 島嶼資料センター
・中国・海警法施行で米専門家が日本に警告。
・敏速で実質ある対抗措置なければ、中国は必ず尖閣奪取進める。
・日本は、主権のためのリスク冒す意欲を誇示せねば、負ける。
尖閣諸島周辺において領海侵入を繰り返す中国海警局の公船 (海上保安庁提供) 出典:令和元年版 防衛白書
中国が日本固有の領土の沖縄県石垣市の尖閣諸島への武力攻勢をまた一段と高めてきた。
中国海警の武装艦艇による尖閣周辺の日本領海への侵入は頻度を増す。そのうえにこの2月1日には中国は一方的な国内法「海警法」を施行して、この日本領海でも海警艦艇に武器使用を認めるという侵略的な姿勢を強めた。
日本はどう対応すべきなのか。
日本では政府首脳も含めて具体的な対策を明確に語る識者は皆無に等しい。日本の主権の一部を武力で奪われるという事態が目の前に迫っているのに、文字通りの右往左往なのだ。言葉のうえでは「遺憾」「懸念」「許さない」「国際世論に訴えて」という空疎な表現だけが飛びかう。だが具体策の提案は出てこない。
そこでアメリカ側の専門家に意見を聞いてみた。本来はアメリカがいかに同盟国であっても主題は日本の主権、日本の領土なのである。だから他国に依存すること自体が正道ではないだろう。
だが悲しいことに、いまの日本は自国の防衛をアメリカという他国に頼っている。尖閣諸島の防衛も同様である。菅義偉首相がバイデン新大統領との電話会談でまっさきに「アメリカは尖閣諸島に日米安保条約第五条が適用されるとみなしている」という言葉をとりつけ、大きな安堵をみせたのもその現実の反映だった。
だからアメリカ側の見解は重要なのである。
トシ・ヨシハラ氏 出典:「戦略予算評価センター(CSBA)」ホームページ
「日本が実質のある対抗措置を敏速にとって押し返さなければ、中国は必ず尖閣諸島の日本の主権の奪取をさらに進めてくる」
アメリカの中国海洋戦略研究の権威トシ・ヨシハラ氏が中国の最近の海警法施行についてこんな警告を発した。
ヨシハラ氏といえば海軍大学校の教授を長年務め、いまはワシントンの安全保障研究の大手機関「戦略予算評価センター」(CSBA)の上級研究員である。中国に精通した日系米人学者としてとくに中国の海洋戦略の研究では全米でも第一人者の定評がある。
尖閣問題についてもヨシハラ氏は中国側の戦略目標を単に領土の軍事拡張だけでなく東シナ海の制覇から米軍の行動の封じ込めと特徴づけてきた。昨年は尖閣に関する一連の研究報告書で、中国海軍の戦力が日本の海上自衛隊を大幅に上回った結果、中国側では尖閣の軍事奪取も米軍の介入を阻んだまま達成できるという思考が強くなったことを指摘していた。
ヨシハラ氏はその報告で中国軍が尖閣諸島を4日足らずで完全に軍事占拠できるという具体的な作戦案を中国側の軍事専門家2人が公表したことも伝えていた。
ヨシハラ氏のこのあたりの報告や見解は一冊の単行本として2020年10月に日本でも出版された。『中国海軍vs.海上自衛隊』(ビジネス社)という書である。海上幕僚長だった武居智久氏が鮮やかな翻訳と説得力のある解説を担当していた。
そうした研究実績を有するヨシハラ氏に中国の今回の海警法施行についての見解を問うてみた。尖閣の究極の防衛をアメリカに依存する日本にとって米側の対応は致命的な比重を持つからだ。
ヨシハラ氏は以下の骨子を語った。
「国内法を使って対外的な領土の主張の拡大を進めることは中国の常套手段だといえる。南シナ海の全域や尖閣諸島の領有権を一方的に主張した1992年の領海法、台湾への武力行使とその領土奪取を正当化した2005年の反分裂国家法などはその代表例だ」
「その一方、国際政治では国家の主権と武力行使の権利は緊密に結ばれている。中国が自国の主権内とみなす領域の防衛に武力を使うと宣言すること自体はその現実に合っている。ただし今回の措置は日本が年来、主張してきた尖閣諸島の主権を侵害して、その一部を削り取るサラミ作戦だといえる」
「中国は海警法施行により情勢を決定的に変えうるレッドラインを露骨に越えることなしに日本の立場を突き崩す措置をとった。その措置には尖閣情勢全体を不安定にする危険もあるわけだが、中国はそのリスクを計算の上でこの行動に出たのだ」
「もし日本が遺憾や懸念を表明するだけで、押し返しのための実質的な行動をなにもとらなければ、中国は尖閣の日本の主権を奪うための次のサラミ作戦を必ずとってくる。国家主権のためのリスクをとるという点で中国が日本より強い意欲を有する限り、日本はこの争いで負けていくだろう。それを防ぐには日本もリスクを冒す意欲を誇示せねばならない」
なんとも深刻な警告である。
尖閣諸島の施政権は明白に日本側が保ち、その防衛には自国も出動すると言明している同盟国の超党派の専門家の見解なのだ。
そのヨシハラ氏は中国の尖閣への攻勢が軍事を中心としながらも行政、法律、外交、情報、メディアなどの総合要素を含んでの日本に対する闘争だとも強調したのだった。
日本が敏速に実効のある対抗措置を取らなければ、中国は確実に次のサラミ切りに出てくる。そしてその先にあるのは尖閣諸島の軍事的な奪取であることは明白なのである。こんな状況をまさに国難というのだろう。
だがわが日本の政府も与党も、そして野党もこの国難には背を向けたという感じなのだ。
古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授)

nsuisese | たった今
ズルズルと追いかけっこしててどうなるのさ。
レーダーとは言わないが常設の有人灯台くらい作らないと結局取られるよ。
天文台でも良いかもね。
結果的に向こうがブチ切れるならまだ今がマシ。
10年後なら冗談抜きで開戦するくらいの自信過剰を積み上げるよ。
この件に関しては先送りすればするだけ事態が重くなる。
中華の軍備は着実に増えて近代化することだけは確定事項。
人も予算もジリ貧の日本はこの先大きな防衛力の増強は望めないのでいづれ詰む
返信0
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sssxxxx | 4分前
何れ日本漁船が拿捕され船員の帰還交渉に望む事になるだろう。如何なる事態が起きてもその事案に対して日本から『お願い』する構図を絶対につくらない事だと思う。この構図をつくった時点で負けだろう。逆なら勝ちだ。残るは自衛隊上陸させて、中国の方から外交ルートで島から退避させてくれと『お願い』があれば日本の勝ちだろう。中国が攻撃してきたなら覚悟きめて戦うしかない。
返信0
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dai***** | 4分前
既に中国の実行支配に入っているいずれ尖閣諸島は中国の領土になる
とほほ、手も足も出せない主権国家
返信0
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kim***** | 7分前
自衛隊を常駐させれば済む話。すぐやりましょう。てか、やれ!
返信0
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myu***** | 13分前
米中の軍事バランスが変わったとたんの変容振り、豹変と言ってよい。ジェスチャーでなく完全に取りに来ている。
国際社会が味方するムードがあるとか、米国が後ろ盾になる、は妄想に過ぎないと考えた方が良い。
後々後悔する位なら、先ずは憲法改正を急ぐべきで、本来の自衛権を迷いなく行使できる様改めるべきである。
当然、中国は過去を蒸し返し中国世論や周辺国を煽って民衆に暴動を起こさせるなど汚い手を使って阻止しようとするだろう。日本は毅然と、そして粛々と作業を進めれば良い。
いま憲法改正は日本のアキレス腱と化していて必ずその弱みを突いてくる。はっきりと言えば、日本全体が改憲ムードに傾くことを非常に恐れている。その方向で纏まらない限り中国には日本を揺さぶり続ける有効な手立ては幾つも持っていることになる。いまの日本は中国としては組し易い。
日本人はもっと地政学を知り、歴史を含めて真実に目を向けるべきだ。
返信0
1
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blu***** | 15分前
菅爺が、アメリカに日米安保を尖閣にと、胸張って言ってますが、日本国が、指くわえて、アメリカに泣きついても、アメリカ領では、無いのだから、先ずは、日本の方針を示さないと、おんぶに抱っこでは、面倒みないです。
何回も周辺に来ていても、遺憾や厳重注意では、暇潰しにしか、日本国民には、思えないです。
誰が、動くのか?2階など親中派のくだらない議員に忖度しないで、国益に全うする議員は、出ないなら
皆んな税金泥棒だな
返信0
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toy***** | 17分前
尖閣は間違いなく日本の地なのだから、無人の対艦対空防御システムを未完成のまま配備し、他国に日本の領土に近づかないように警告すべき。
それでも近づいて死傷者が出ても、警告済みの上未完成のシステムなんだから「誤射」はあり得る。
その後は、得意の遺憾砲を発射しておけば済む話。
返信0
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********z | 17分前
反社会国家との付き合いをやめなければ
返信0
2
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nyl***** | 25分前
尖閣諸島米軍とともに基地建設台湾も守る為必要!
返信0
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te2***** | 26分前
それが今の政治家にできないには何故?意気地なしにしか映らない。いるだろ強権派が、今こそ道理を通すべきだろ。国民として情けなく歯がゆく失望の念を覚える。

yon***** | 1時間前
中国は日本との戦争を避けたい。米国も巻き込んだ全面戦争は、共産党政権を崩壊させる恐れがあるから。だから脅迫で日本が譲歩してくれるのを待っている。そのための宣伝戦を仕掛けている。日本が怯えて譲歩してくれれば、戦わずして成果を国民に誇示できる。共産党の権威が上がる。ますます増長する。
日本は中国の思惑の逆を行けばよい。とにかく道理に合わない脅迫には屈しない。その態度を貫いていれば、そのうち共産党指導部のメンツが立たなくなる。弱い立場に置かれているのは向こうだ。今が正念場。経済への配慮だとか、変に原則をねじ曲げればどんどん、中共は増長していくだけ。
返信7
523
17
yum***** | 1時間前
領土を奪われると真摯に懸念するならば
憲法九条の改憲を行い、自衛隊を国土防衛軍に
昇格させた上で尖閣周りに配置されてはいかがか。
このままバンザイを続けているだけでは懸念が
現実のものとなるのは時間の問題。
返信4
343
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japan-thai | 1時間前
日本は中長期的な視野に乏しいよね。専門家を養成して専門家の意見も取り入れた政権運営していかないといけない。尖閣が取れたら、次は沖縄、台湾もそうだけど、九州や対馬にだって手を出してくるよ。間違いなく。どこで気づくんだ?それとも飲み込まれたいのか?目先の金で誤魔化して将来のことなど考えもしないなら、CO2削減やクリーンエネルギーだって考える必要がない。年金だって、今ある金で湯水のように使って将来は知りません、でよくなるんだが?そこは将来を考えるのに尖閣は考えない?明らかに矛盾だな。特に野党。
返信4
339
17
dog***** | 2時間前
なぜ尖閣に施設を造らない?
なぜ人を常駐させない?
なぜ尖閣に向かう日本漁船を検査、制限する?
すべて中国への過度な忖度。
忖度は、中国の侵略へのステージをアシストしているようなもの。
返信3
247
2
∮∮∮ | 1時間前
このまま何もしなければ竹島の二の舞になるでしょうね。
国会でも野党は尖閣諸島より政権批判と追及ばかり、自民党の議員が少し動いているだけで菅政権は抗議だけ、これでは奪われてしまうでしょうね。
野党議員は沈黙は賛同と言われますが、尖閣諸島が奪われる事に賛同しているのと同じだよね。都合が悪いと黙る政治家は与野党全員辞任してくれ。
返信1
195
4
com***** | 1時間前
ここまで中国の自由を許してきた以上挽回は無理。挽回できる唯一の手段は尖閣への強制上陸または領海侵犯を宣言し海警艦船の撃沈あるのみ。ただし開戦覚悟で。そこまでひっ迫した状況。
返信2
131
2
whttps | 1時間前
抗議と遺憾砲だけの日本の外交力は情けない限りですね。
悲しいかないつの世も世界は弱肉強食です。
最低限の抑止力としての軍事力は持つべきです。
軍事力でかなわなければ核保有も必要かと思います。
中国に経済的にも依存し過ぎていて強く出れないと中国に見透かされてます。
中国通の遠藤誉氏を外相にしろ!
返信1
106
5
kis***** | 1時間前
中国・海警法施行で米専門家が日本に警告。敏速で実質ある対抗措置なければ、中国は必ず尖閣奪取進める。・・・いくら日本人に尖閣の危機を説得してもダメですよ。米専門家の方は、こんなことを指摘しないで実際に日中で武力衝突が起こって逃げ惑う日本人やどんどん殺されていく日本人を見ている方が面白いと思う。また国民を助けることのできない紙屑同様の憲法を改憲して、とにかく理想論やきれいごとを今は控えて改憲して核を保有し、中印のように日中戦争が起これば相打ちになると中国に思わせるようにしない限り日本はいつ消え去るか分からいぐらいの状況にあることを認識するべきだと思う。

返信0
96
2
gek***** | 1時間前
日本は、1972年の田中角栄首相と中国の周恩来首相の日中国交正常化から数兆円の経済援助、技術支援を続けてきた。
中国への忖度で台湾とは断交。
この1972年の日中国交正常化した直後に、当時の田中角栄首相から「尖閣諸島の領有権について日中双方が棚上げを確認した」という話がある。
これを理由に、日本は及び腰のようだがアチラは守る気はない。
1995年にオーストラリアを訪問した中国の李鵬首相は、当時のキーティング豪首相に「日本は取るに足らない国だ。30~40年もしたら、なくなるだろう」と語っている。
2013年6月、新たな中国の指導者となった習近平氏がアメリカを訪問
「太平洋には中国とアメリカをを受け入れる十分な空間がある」当時のオバマ大統領に伝えた言葉。
米中による太平洋分割統治論とも呼ばれるが、ハワイを境に東太平洋をアメリカが、西太平洋を中国が統治するという考えだ。
返信1
94
1
agz***** | 1時間前
南沙諸島人工島に行政区をつくり、ベトナム・フィリピン。
東沙諸島には台湾侵略のための威嚇行為。
そして、2月1日に『海警法』を成立させ、事実上、尖閣・竹島海域での
攻撃可能にした行為はもはや、尖閣諸島も侵略の予定の感がうかがえる。しかし、アメリカ、日本、オーストラリア、インドのクアッド構想
に中国は警戒を感じたのかもしれない。そのクアッドにイギリスも参加する予定。
日本は、クアッド構想により憲法9条を抜きに、尖閣・竹島・沖縄
これらの島に攻撃や侵略をされた場合は攻撃可能対象。
そして、尖閣諸島には基地建設や空母2隻配備。戦闘機も出来るだけ豊富に常駐。日本政府も平和ボケから目を覚ます事です。
中国は問答無用で来ます。侵略します。日本には恨みがあるだけに。
早期に自衛隊の配備を望む。

2/12(金) 13:25配信
138
Japan In-depth
【まとめ】
尖閣諸島の魚釣島 出典:海洋政策研究所 島嶼資料センター
・中国・海警法施行で米専門家が日本に警告。
・敏速で実質ある対抗措置なければ、中国は必ず尖閣奪取進める。
・日本は、主権のためのリスク冒す意欲を誇示せねば、負ける。
尖閣諸島周辺において領海侵入を繰り返す中国海警局の公船 (海上保安庁提供) 出典:令和元年版 防衛白書
中国が日本固有の領土の沖縄県石垣市の尖閣諸島への武力攻勢をまた一段と高めてきた。
中国海警の武装艦艇による尖閣周辺の日本領海への侵入は頻度を増す。そのうえにこの2月1日には中国は一方的な国内法「海警法」を施行して、この日本領海でも海警艦艇に武器使用を認めるという侵略的な姿勢を強めた。
日本はどう対応すべきなのか。
日本では政府首脳も含めて具体的な対策を明確に語る識者は皆無に等しい。日本の主権の一部を武力で奪われるという事態が目の前に迫っているのに、文字通りの右往左往なのだ。言葉のうえでは「遺憾」「懸念」「許さない」「国際世論に訴えて」という空疎な表現だけが飛びかう。だが具体策の提案は出てこない。
そこでアメリカ側の専門家に意見を聞いてみた。本来はアメリカがいかに同盟国であっても主題は日本の主権、日本の領土なのである。だから他国に依存すること自体が正道ではないだろう。
だが悲しいことに、いまの日本は自国の防衛をアメリカという他国に頼っている。尖閣諸島の防衛も同様である。菅義偉首相がバイデン新大統領との電話会談でまっさきに「アメリカは尖閣諸島に日米安保条約第五条が適用されるとみなしている」という言葉をとりつけ、大きな安堵をみせたのもその現実の反映だった。
だからアメリカ側の見解は重要なのである。
トシ・ヨシハラ氏 出典:「戦略予算評価センター(CSBA)」ホームページ
「日本が実質のある対抗措置を敏速にとって押し返さなければ、中国は必ず尖閣諸島の日本の主権の奪取をさらに進めてくる」
アメリカの中国海洋戦略研究の権威トシ・ヨシハラ氏が中国の最近の海警法施行についてこんな警告を発した。
ヨシハラ氏といえば海軍大学校の教授を長年務め、いまはワシントンの安全保障研究の大手機関「戦略予算評価センター」(CSBA)の上級研究員である。中国に精通した日系米人学者としてとくに中国の海洋戦略の研究では全米でも第一人者の定評がある。
尖閣問題についてもヨシハラ氏は中国側の戦略目標を単に領土の軍事拡張だけでなく東シナ海の制覇から米軍の行動の封じ込めと特徴づけてきた。昨年は尖閣に関する一連の研究報告書で、中国海軍の戦力が日本の海上自衛隊を大幅に上回った結果、中国側では尖閣の軍事奪取も米軍の介入を阻んだまま達成できるという思考が強くなったことを指摘していた。
ヨシハラ氏はその報告で中国軍が尖閣諸島を4日足らずで完全に軍事占拠できるという具体的な作戦案を中国側の軍事専門家2人が公表したことも伝えていた。
ヨシハラ氏のこのあたりの報告や見解は一冊の単行本として2020年10月に日本でも出版された。『中国海軍vs.海上自衛隊』(ビジネス社)という書である。海上幕僚長だった武居智久氏が鮮やかな翻訳と説得力のある解説を担当していた。
そうした研究実績を有するヨシハラ氏に中国の今回の海警法施行についての見解を問うてみた。尖閣の究極の防衛をアメリカに依存する日本にとって米側の対応は致命的な比重を持つからだ。
ヨシハラ氏は以下の骨子を語った。
「国内法を使って対外的な領土の主張の拡大を進めることは中国の常套手段だといえる。南シナ海の全域や尖閣諸島の領有権を一方的に主張した1992年の領海法、台湾への武力行使とその領土奪取を正当化した2005年の反分裂国家法などはその代表例だ」
「その一方、国際政治では国家の主権と武力行使の権利は緊密に結ばれている。中国が自国の主権内とみなす領域の防衛に武力を使うと宣言すること自体はその現実に合っている。ただし今回の措置は日本が年来、主張してきた尖閣諸島の主権を侵害して、その一部を削り取るサラミ作戦だといえる」
「中国は海警法施行により情勢を決定的に変えうるレッドラインを露骨に越えることなしに日本の立場を突き崩す措置をとった。その措置には尖閣情勢全体を不安定にする危険もあるわけだが、中国はそのリスクを計算の上でこの行動に出たのだ」
「もし日本が遺憾や懸念を表明するだけで、押し返しのための実質的な行動をなにもとらなければ、中国は尖閣の日本の主権を奪うための次のサラミ作戦を必ずとってくる。国家主権のためのリスクをとるという点で中国が日本より強い意欲を有する限り、日本はこの争いで負けていくだろう。それを防ぐには日本もリスクを冒す意欲を誇示せねばならない」
なんとも深刻な警告である。
尖閣諸島の施政権は明白に日本側が保ち、その防衛には自国も出動すると言明している同盟国の超党派の専門家の見解なのだ。
そのヨシハラ氏は中国の尖閣への攻勢が軍事を中心としながらも行政、法律、外交、情報、メディアなどの総合要素を含んでの日本に対する闘争だとも強調したのだった。
日本が敏速に実効のある対抗措置を取らなければ、中国は確実に次のサラミ切りに出てくる。そしてその先にあるのは尖閣諸島の軍事的な奪取であることは明白なのである。こんな状況をまさに国難というのだろう。
だがわが日本の政府も与党も、そして野党もこの国難には背を向けたという感じなのだ。
古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授)

nsuisese | たった今
ズルズルと追いかけっこしててどうなるのさ。
レーダーとは言わないが常設の有人灯台くらい作らないと結局取られるよ。
天文台でも良いかもね。
結果的に向こうがブチ切れるならまだ今がマシ。
10年後なら冗談抜きで開戦するくらいの自信過剰を積み上げるよ。
この件に関しては先送りすればするだけ事態が重くなる。
中華の軍備は着実に増えて近代化することだけは確定事項。
人も予算もジリ貧の日本はこの先大きな防衛力の増強は望めないのでいづれ詰む
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sssxxxx | 4分前
何れ日本漁船が拿捕され船員の帰還交渉に望む事になるだろう。如何なる事態が起きてもその事案に対して日本から『お願い』する構図を絶対につくらない事だと思う。この構図をつくった時点で負けだろう。逆なら勝ちだ。残るは自衛隊上陸させて、中国の方から外交ルートで島から退避させてくれと『お願い』があれば日本の勝ちだろう。中国が攻撃してきたなら覚悟きめて戦うしかない。
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dai***** | 4分前
既に中国の実行支配に入っているいずれ尖閣諸島は中国の領土になる
とほほ、手も足も出せない主権国家
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kim***** | 7分前
自衛隊を常駐させれば済む話。すぐやりましょう。てか、やれ!
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myu***** | 13分前
米中の軍事バランスが変わったとたんの変容振り、豹変と言ってよい。ジェスチャーでなく完全に取りに来ている。
国際社会が味方するムードがあるとか、米国が後ろ盾になる、は妄想に過ぎないと考えた方が良い。
後々後悔する位なら、先ずは憲法改正を急ぐべきで、本来の自衛権を迷いなく行使できる様改めるべきである。
当然、中国は過去を蒸し返し中国世論や周辺国を煽って民衆に暴動を起こさせるなど汚い手を使って阻止しようとするだろう。日本は毅然と、そして粛々と作業を進めれば良い。
いま憲法改正は日本のアキレス腱と化していて必ずその弱みを突いてくる。はっきりと言えば、日本全体が改憲ムードに傾くことを非常に恐れている。その方向で纏まらない限り中国には日本を揺さぶり続ける有効な手立ては幾つも持っていることになる。いまの日本は中国としては組し易い。
日本人はもっと地政学を知り、歴史を含めて真実に目を向けるべきだ。
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blu***** | 15分前
菅爺が、アメリカに日米安保を尖閣にと、胸張って言ってますが、日本国が、指くわえて、アメリカに泣きついても、アメリカ領では、無いのだから、先ずは、日本の方針を示さないと、おんぶに抱っこでは、面倒みないです。
何回も周辺に来ていても、遺憾や厳重注意では、暇潰しにしか、日本国民には、思えないです。
誰が、動くのか?2階など親中派のくだらない議員に忖度しないで、国益に全うする議員は、出ないなら
皆んな税金泥棒だな
返信0
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toy***** | 17分前
尖閣は間違いなく日本の地なのだから、無人の対艦対空防御システムを未完成のまま配備し、他国に日本の領土に近づかないように警告すべき。
それでも近づいて死傷者が出ても、警告済みの上未完成のシステムなんだから「誤射」はあり得る。
その後は、得意の遺憾砲を発射しておけば済む話。
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********z | 17分前
反社会国家との付き合いをやめなければ
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nyl***** | 25分前
尖閣諸島米軍とともに基地建設台湾も守る為必要!
返信0
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te2***** | 26分前
それが今の政治家にできないには何故?意気地なしにしか映らない。いるだろ強権派が、今こそ道理を通すべきだろ。国民として情けなく歯がゆく失望の念を覚える。

yon***** | 1時間前
中国は日本との戦争を避けたい。米国も巻き込んだ全面戦争は、共産党政権を崩壊させる恐れがあるから。だから脅迫で日本が譲歩してくれるのを待っている。そのための宣伝戦を仕掛けている。日本が怯えて譲歩してくれれば、戦わずして成果を国民に誇示できる。共産党の権威が上がる。ますます増長する。
日本は中国の思惑の逆を行けばよい。とにかく道理に合わない脅迫には屈しない。その態度を貫いていれば、そのうち共産党指導部のメンツが立たなくなる。弱い立場に置かれているのは向こうだ。今が正念場。経済への配慮だとか、変に原則をねじ曲げればどんどん、中共は増長していくだけ。
返信7
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yum***** | 1時間前
領土を奪われると真摯に懸念するならば
憲法九条の改憲を行い、自衛隊を国土防衛軍に
昇格させた上で尖閣周りに配置されてはいかがか。
このままバンザイを続けているだけでは懸念が
現実のものとなるのは時間の問題。
返信4
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japan-thai | 1時間前
日本は中長期的な視野に乏しいよね。専門家を養成して専門家の意見も取り入れた政権運営していかないといけない。尖閣が取れたら、次は沖縄、台湾もそうだけど、九州や対馬にだって手を出してくるよ。間違いなく。どこで気づくんだ?それとも飲み込まれたいのか?目先の金で誤魔化して将来のことなど考えもしないなら、CO2削減やクリーンエネルギーだって考える必要がない。年金だって、今ある金で湯水のように使って将来は知りません、でよくなるんだが?そこは将来を考えるのに尖閣は考えない?明らかに矛盾だな。特に野党。
返信4
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dog***** | 2時間前
なぜ尖閣に施設を造らない?
なぜ人を常駐させない?
なぜ尖閣に向かう日本漁船を検査、制限する?
すべて中国への過度な忖度。
忖度は、中国の侵略へのステージをアシストしているようなもの。
返信3
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∮∮∮ | 1時間前
このまま何もしなければ竹島の二の舞になるでしょうね。
国会でも野党は尖閣諸島より政権批判と追及ばかり、自民党の議員が少し動いているだけで菅政権は抗議だけ、これでは奪われてしまうでしょうね。
野党議員は沈黙は賛同と言われますが、尖閣諸島が奪われる事に賛同しているのと同じだよね。都合が悪いと黙る政治家は与野党全員辞任してくれ。
返信1
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com***** | 1時間前
ここまで中国の自由を許してきた以上挽回は無理。挽回できる唯一の手段は尖閣への強制上陸または領海侵犯を宣言し海警艦船の撃沈あるのみ。ただし開戦覚悟で。そこまでひっ迫した状況。
返信2
131
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whttps | 1時間前
抗議と遺憾砲だけの日本の外交力は情けない限りですね。
悲しいかないつの世も世界は弱肉強食です。
最低限の抑止力としての軍事力は持つべきです。
軍事力でかなわなければ核保有も必要かと思います。
中国に経済的にも依存し過ぎていて強く出れないと中国に見透かされてます。
中国通の遠藤誉氏を外相にしろ!
返信1
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kis***** | 1時間前
中国・海警法施行で米専門家が日本に警告。敏速で実質ある対抗措置なければ、中国は必ず尖閣奪取進める。・・・いくら日本人に尖閣の危機を説得してもダメですよ。米専門家の方は、こんなことを指摘しないで実際に日中で武力衝突が起こって逃げ惑う日本人やどんどん殺されていく日本人を見ている方が面白いと思う。また国民を助けることのできない紙屑同様の憲法を改憲して、とにかく理想論やきれいごとを今は控えて改憲して核を保有し、中印のように日中戦争が起これば相打ちになると中国に思わせるようにしない限り日本はいつ消え去るか分からいぐらいの状況にあることを認識するべきだと思う。

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gek***** | 1時間前
日本は、1972年の田中角栄首相と中国の周恩来首相の日中国交正常化から数兆円の経済援助、技術支援を続けてきた。
中国への忖度で台湾とは断交。
この1972年の日中国交正常化した直後に、当時の田中角栄首相から「尖閣諸島の領有権について日中双方が棚上げを確認した」という話がある。
これを理由に、日本は及び腰のようだがアチラは守る気はない。
1995年にオーストラリアを訪問した中国の李鵬首相は、当時のキーティング豪首相に「日本は取るに足らない国だ。30~40年もしたら、なくなるだろう」と語っている。
2013年6月、新たな中国の指導者となった習近平氏がアメリカを訪問
「太平洋には中国とアメリカをを受け入れる十分な空間がある」当時のオバマ大統領に伝えた言葉。
米中による太平洋分割統治論とも呼ばれるが、ハワイを境に東太平洋をアメリカが、西太平洋を中国が統治するという考えだ。
返信1
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agz***** | 1時間前
南沙諸島人工島に行政区をつくり、ベトナム・フィリピン。
東沙諸島には台湾侵略のための威嚇行為。
そして、2月1日に『海警法』を成立させ、事実上、尖閣・竹島海域での
攻撃可能にした行為はもはや、尖閣諸島も侵略の予定の感がうかがえる。しかし、アメリカ、日本、オーストラリア、インドのクアッド構想
に中国は警戒を感じたのかもしれない。そのクアッドにイギリスも参加する予定。
日本は、クアッド構想により憲法9条を抜きに、尖閣・竹島・沖縄
これらの島に攻撃や侵略をされた場合は攻撃可能対象。
そして、尖閣諸島には基地建設や空母2隻配備。戦闘機も出来るだけ豊富に常駐。日本政府も平和ボケから目を覚ます事です。
中国は問答無用で来ます。侵略します。日本には恨みがあるだけに。
早期に自衛隊の配備を望む。
