指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

あれは『一人ぼっちの二人だが』だったろうか

2006年03月13日 | 映画
『流星に捧ぐ』のラストでは、認知症の山本学が、風間杜夫らを息子と間違え、思わず車椅子から立ち上がって抱きつき、そのまま歩き出してしまう。

このシーンは、なかなか感動的なのだが、どこかで見たような気がした。
考えると、舛田利雄の坂本九主演の日活映画『一人ぼっちの二人だが』で、精神的ショックで歩行できない渡辺トモ子が、坂本の励ましで歩けるようになるシーンがあったと思う。
意味は多少違うが、このシーンと同様の感じがした。

『流星に捧ぐ』では、ずっと固定されて動かなかった屋根の上の風見鶏もくるくると廻る。

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