指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

山下ふ頭には、中劇場と野外音楽堂を

2024年01月26日 | 横浜

横浜の山下ふ頭の再開発が話題となっているが、私はここに「中劇場」と「野外音楽堂」を作るべきと考えている。

               

実は、その運営にいろいろと意見はあるだろうが、現在、横浜市ではかなり文化施設は整備されてきている。

中で、完全にないのが野外音楽堂であり、実はこれは、日比谷野音のように、横浜公園に昭和初期から1990年代まであったのだ。

そこでは、外国のミュージシャンの公演も行われており、サルサのファニア・オールスターズのライブも行われたそうだ。

だが、公園内の平和球場を改築して横浜スタジアムを作る時に、建蔽率が足りないとのことで、有無を言わさずに壊されてしまったのだ。

そこで、再開発が計画されている山下ふ頭の基部に整備するのが良いと私は思う。

また、基部の反対側の山下公園側には、横浜ボートシアターが接岸しているが、私はこれを包み込む中劇場を整備するのが良いと思う。

横浜ボートシアターでは、せいぜい客席は100人なので、経営的に成立しない。

そこで、ここの甲板を劇場のステージにして、それを包含する600人くらいの中劇場を作って一体的に運営するのが良いと思うのだ。

600人と言うのは、先例があり、宝塚には大劇場の他に、座席600人のバウホールというのが付設されていて、二番手スター等の若手公演に使用されている。

そして、中劇場で芝居をする時には、主人公らの内面の独白のシーンだけは、下のボートシアターで演じさせて、それを映像で中劇場でも見る、と言った演出も可能だと思うのだ。

東京にも、大・中・小の劇場が混合した劇場があるが、個々別々に運営されており、一体的に運営されるのを見たことがない。

また、中劇場のホリゾントは、上下できるようにしておき、ラストシーンでは、かつての唐十郎の状況劇場のように、幕を上げて、海辺に去っていくヒロインらを見おくる、と言った具合にすればよいと思う。

あるいは、夏の花火大会とときは、席を有料で販売して鑑賞すると言ったことも可能だと思うのです。

いかがでしょうか。

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