指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

チベットの仏教音楽

2022年11月14日 | 横浜

映画『セヴェン・イヤーズ・イン・チベット』でも出てきたチベットの宗教音楽は、昔から注目されていたもので、ノンサッチでも何枚か出ていて、私もよく聞いたものだ。

                    

これが、実際に行なわれたのは、1990年3月のみなとみらいのグランモール公園のイベントだった。

グランモール公園というのは、横浜美術館の前のエリアで、シンポジュウムもあり、そこには後に死んでしまう如月小春も出で、つまらないことを言っていた。

そして、この関連イベントとして、横浜美術館の大きなアトリウムで、その公演が行なわれた。

チベットの他、韓国の正農楽も行なわれたが、意外に横浜市の役人にも好評だった。

クラシックとカラオケしか音楽じゃないと思っている連中にも、民族音楽は理解できたのだ。

これは、現代音楽祭の付帯イベントとして、仙台で行なわれたものを田村光男の力で、横浜にも持って来たものなのだ。

だが、翌年ウォーマッド横浜で、都はるみを出すことになったとき、都市計画局の課長からは、

「演歌が出るようなイベントに助成金は出せない」と言われたのだ。

横浜市の役人の文化的レベルは、その程度だったのだ。

 

 


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