指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

古畑弘二だった 『20歳の恋』

2023年07月09日 | 映画

先日、トリフォーも監督したオムニバス映画『20歳の恋』の日本編の主人公の青年は、石崎浩二だろうと思っていたが、今のウィキペディアを見ると、古畑弘二になっているので、どちらが正しいのか、確かめたくて、日本ATGのパンフがネットにあったので、買う。

 

                   

するとやはり古畑弘二で、女優は田村奈己だった。

そして、驚くことに、そのパンフレツトには、券が入っていて、日劇文化で、1963年4月20日、14時40分の回で、4列目7番の席にどうぞ、と書かれていた。

この頃の映画館のチケットは、いちいち手で書いて発券していたのだと思う。

この『20歳の恋・日本編』の脚本・監督は、石原慎太郎で、小松川女子高校生殺題材なのだがなのだが、あまり明確ではない。

しかし、後に大島渚が『絞首刑』で描いたように、慎太郎も、当時は多少は反社会的だったのだと思った。


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