指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

『哀しい気分でジョーク』の横浜ドリームランド

2016年02月07日 | 横浜

以前もDVDで見て、

「これは」と思ったが、京浜蒲田のビデオ安売り店で280円で買ってきたビデオで確認すると、やはり横浜ドリームランドだった。

                   

 

作品の真ん中あたりで、自分の子供と一緒で、息子が指揮をする中学のコーラスのシーンである。

映画では、西麻布中となっているが、最後のタイトルで見ると大船中学になっており、明らかに横浜ドリームランドの屋外ステージでの撮影である。

話は、妻と別れて息子と二人暮らしだが、人気コメディアンで女と遊びで暮らしているたけし、一応恋人は若手DJの中井貴恵。

ところが、息子が悪性の脳腫瘍であることが分かり、仕事を減らして少ない時間を息子と過ごそうとする。

製作時期は、1985年4月で、浦安の東京ディズニーランドはオープンしていたが、横浜ドリームランドも一応は営業を続けていた。

その中での、撮影である。

脚本は松竹のベテランの吉田剛、監督は瀬川昌治で、たけしの他、プロダクション社長の石倉三郎、マネージャーの柳沢慎吾も良く演じている。

別れた妻は大谷直子で、今はシドニーにいるとのことで、親子でオーストラリアに行くと結婚式を挙げる時で、その相手は(タイトルにはないが)なんと清水紘治で笑ってしまう。このころは、夫婦だったのだ。

たけしも、多くの映画に出ているが、良い方だと思う。やはり、よき脚本と監督が必要であるという証拠だろう。



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