指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

これです 『ウォーマッド横浜 歴史に消えた日本のビッグフェステイバル』

2022年12月03日 | 

12月21日に、Pヴァイン社から出ます。

                                                       

1991年夏に横浜で始まったウォーマッド横浜、同時に富山県南砺市で始まった『スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド』

前者は、1996年で終わったが、後者は今も行われている。

そして、1997年から「フジロック・フェステイバル」が始まるのだ。

この本は、ウォーマッド横浜を企画して、実行へと導いた私の本である。

多数の写真の他、ピーター・バラカンさんや松村洋氏らの寄稿もいただき、日本におけるフェステイバルの意義、経過等もきちんと記述しています。

また、こうしたフェステイバルが、1950年代以降の世界的なサブ・カルチャーの興隆の中で起きたことも書いています。

音楽のみならず、映画、演劇等の状況にも触れています。

ぜひ、お読みください。


排砂管事業

2022年12月03日 | 横浜

横浜市港湾局の管財第一係長になった時は、いろいろな事業に会ったが、中で珍しいものの一つが「排砂管事業」で、たぶん誰も知らないだろうと思う。

これは、市の事業ではなく、国(建設省河川局)の事業で、鶴見川の土砂を大型パイプで排出して、大黒ふ頭の埋め立て土砂とするものだった。

                  

当時、鶴見川の脇を大きなパイプが置いてあって、大黒ふ頭まで延ばし、埋め立てに使っていたのだ。

ここには、もちろん、土地の使用料と残土を捨てるときの料金ももらうという、横浜市にとっては、大変においしい事業だった。

そして、国は、我々の言うままに、きちんと料金を払ってくれた。

大黒での、首都高と357号線の建設については、生意気な建設省の出先の係長と喧嘩したこともあったが、ここでは非常に平和的に事が進んだものだ。

鶴見川整備の一つとして紹介しておく。