保育園と幼稚園は、どう違うのか。福祉施設と教育施設の違いである。
横浜市では、その運営主体に大きな違いがある。
保育園は、神社、幼稚園はお寺なのだ。
もちろん、社会福祉法人や私立学校法人のものもあるが。
近年は、幼保一元化で、変化しているかもしれないが、この棲み分けはきちんと守られていた。
どうして、そうなのか、ある区にいたとき、元は横浜市の課長だったが、父親が急死したので、その跡を継ぎ園長になったと人にきいた。
お答えは、
「神社は貧乏で、お寺は裕福だから」だそうだ。
確かに、大きな神社以外は、お賽銭はなく、そう裕福ではないようだ。
対してお寺は、檀家があり、葬式は大きな「金づる」である。
保育園は、福祉施設なので、国や市町村から「措置費」という公的補助があるが、幼稚園は教育施設なので、今は少し変わっているようだが、基本的に公的補助はなく保護者からの園費のみである。
この棲み分けは誰が考えたのか知らないが、 なかなか上手くできていると思う。