指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

「名曲殺し 2」

2021年02月02日 | 音楽
続いて、なぎら健壱がリベンジしたというので、「名曲殺し」。
今度はなぎら組は、なぎらとYOU、タモリ組は萩原健太。
まずは、マイケル・ジャクソンの『ビート・イット』で、これは石川秀美とは驚き。LPを埋める曲がなかったからなのだろうか。

あいざき進也のグランド・ファンクや伊藤咲子のジャニス・イアン、川崎麻世の『ジンギスカン』などは、自分が好きなので、入れたのかもしれないが。
しかし、この回で、一番の驚きは、映画『史上最大の作戦』のミッチー・ミラー合唱団の曲を、林家三平が歌っていたことで、これはテレビでも歌っていたような気がする。

        
この回の最後は、田中健のボズ・スキャッグスだったが、やはり本家は上手いと思った。


「名曲殺し タモリクラブ」

2021年02月02日 | 音楽
『タモリクラブ』は、音楽もののときが面白い。
このところ、ずっと録画していなかったが、昔のユーチューブで見たのは、欧米の名曲の日本のカバー特集で、非常に面白かった。
まず、ママス&パパスのヒットの『カルフォルニア・ドリーミン』で、なんと麻丘めぐみ。インスト曲のベンチャーズの『10番街の殺人』に詩を付けて歌ったアン・ルイスや、ギルバート・オサリバンの名曲『アローン・アゲイン』を歌った九重祐美子。
だが、なんといっても凄いのは、『スター・ウォーズ』で、子門真人のクセの強い歌い方。これは、日本公開以前に作られたので、内容と相当に乖離しているものらしいが。
                 

こういう時局便乗レコードは、SPレコードの大コレクターの岡田則夫さんによれば、「あやかりもの」と言って、SP時代からあったものだそうだ。
私も、1枚だけ持っていた。
『こどもオリンピック』というもので、1936年のベルリンオリンピックの時の、「前畑頑張れ、」の河西アナウンサーの放送をそっくり女の子が真似したものだった。さらに、これが不思議なのは、前畑の名を言っていないことで、「日本の女子頑張れ」と言っている。これは、ショウチクという会社のレコードで、NHKとは無関係だったのだが、どうしてなのだろうか。
この変なSP盤は、私が持っていても意味がないので、岡田則夫さんに進呈した。