経理・経理・経理マンの巣窟

大・中・小あらゆる企業で経理実務経験約40年の蔵研人が、本音で語る新感覚の読み物風の経理ノウハウブログです

日経平均が超乱高下

2024-08-07 16:43:30 | 経済ニュース編

 2024年8月5日、なんと日経平均株価が前日より、4451円も値下がりしてしまった。これは1987年のブラックマンデー翌日に記録した値下がり幅を大きく超える史上最大の値下がり幅である。一体何があったのだろうか、とくに企業業績が大きく落ち込んだと言う報道もない。

 考えられるのは、米国景気が後退するとの懸念が高まり、日銀が更なる利上げを表明したことから、円相場が一時1ドル=142円台をつけるなど円高が一段と進行したことが要因だという。もちろん経済関係者の多くが1ドル=110円台が適正為替水準だと考えているので、いずれ日経平均は110円時代の3万円前後に落ち着くことは誰でも想像できるだろう。

 だから今後株価はジリジリと下がってくるだろうと考えていた。ただこれほど極端かつヒステリックな「パニック売り」の嵐が吹き荒れるとは誰も予測していなかったはずである。もちろん投機筋がかなりの悪戯を仕込んでいるので、翌日はかなり回復するだろうと睨んでいた。

 やはりというか当然のように、翌6日になると思っていた通りいやそれ以上に日経平均は3217円も回復してしまった。もちろんこの上げ幅も史上最高である。さらにその翌日の7日に、なんとまだ414円の値上がり幅を記録し、結局は3日間通算で僅か820円だけの下落幅に収まってしまったのだ。同様に為替相場も日経平均暴落前の1ドル=146円台に戻ってしまったのである。

 明日以降はどうなるか分からないが、いつも脅され踊らされて馬鹿を見るのは資金力のない個人投資家ということになる。まあ先に述べた通り、いずれ為替が適正化されれば株式が値下がりすることは自明の理なので、当面の間はおとなしくしているほかないだろう。


作:蔵研人

 

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