極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

チューリップの粉茶

2013年04月10日 | 医療健康術

 

 

 【能見マートン、1Q84 Book3】

 

 

 

【チューリップの粉茶】

今朝は、日々の疲れの蓄積かスケジュール通りの仕事を果たさず、途中から別のことを考え出し。と
いうよりか、チューリップの「心の旅」の歌と共に25年前ごろの仕事中の思い出が去来したというの
が実のところだ。というのもこのブログを立ち上げてすぐに「医食同源」をテーマに漢方薬、薬草を
調べていたが、いろいろと試してみた結果、緑茶が一番という結論に落ち着いた。釈迦に説法なのだ
が、茶葉に含まれるポリフェノールの一種のカテキン類は、お茶の苦味と渋味成分で、すべての味成
分のうち最も多く含まれている。特に強力なのは抗酸化作用で、ビタミンCやビタミンEの数十倍か
ら数百倍にもなる。その他に、リフレッシュ効果をもたらす爽やかな甘みと旨味成分のテアニン、利
尿や体脂肪分解をうながすカフェイン、そしてビタミンCが含まれる。それだけでない、カテキンの
一種と男性機能不全(ED)治療薬を併用投与することで、正常な細胞を傷つけずにがん細胞のみを殺
し、高い抗がん作用を発揮することが突き止められている(『抗癌最終戦観戦記Ⅰ』)。




今夜はその話ではない。プラザ合意以降のわたしの職場は増産につぐ増産で、文字通り飛ぶ鳥を落と
す勢いだった。記憶は当てにならないが、どういう訳か頻繁にコンタクトするようになった(商売に
余りならないのにだが)。来るもの拒まずで、ソーダニッカの若き営業マンとその後数年間関係がつ
づく。
その彼が静岡出身といこともあり、ある日、お茶の話になりお茶のレクチャを受けていた時、
「茶葉
だけでなく、小枝を含めてミーリングして販売すれば、無駄なく、有効成分の品質も落とすこ
となく
結構な売り上げになるのでは?」と話を持ちかけたことを記憶している。いまでこそ、回転寿
司では
粉茶が当たり前に出されているが、当時は、そんなどころでなく、緑茶の売り上げの最低を記
録する
1992年前の市場状態だったから、話だけで終わるのだが、今ならさらに用途は拡大する状態だ
から、
二人で世界市場をにらみ、飲料水だけではなく医療、畜養の食餌向けに顧客として相当の事業
ができ
ていたはずだとそんなことを考えた。 

 


そこで、粉茶製造機について、リフレッシュ感覚でネット検索する。医療品業界や健康⾷品業界など
で数ミクロンから数10ミクロンの微粉末原料を用いた新規カテゴリー商品の開発や現有商品の付加価
値向上が大きな流れとなっているが、1つには、食材の微粉化が現在の健康志向の高まりに合致した
新たな価値を新商品に付与でき、さまざまな食材をこれまで以上に細かな微粉末にすることで、従来
商品では達成できなかった食材が本来有する有効成分の摂取が可能となり、新商品の魅力的な付加価
値にできる。また食材の微粉化が食品廃棄物低減の有効な手段となり、廃棄物がもたらす環境への負
荷は大きな社会問題で製造過程で、大量発生する食品廃棄物の減少が重要テーマとなっている。高度
な度な粉砕技術、粉砕するときに発生する熱で素材の変性や異物混入可能な限り抑制する微粉砕技術
が求められている。これまで食品原料の粉砕に使用されてきた粉砕機には回転衝撃式、ロール式、媒
体式、石臼式、カッター式などあるが、原料に衝撃、圧縮、摩擦、せん断といった機械的外力を加え
素材を細かく粉砕しようとすればするほど、粉砕時の熱の発生が避けられず食品原料を熱の発生を抑
えて微粉末化することはきわめて困難とされてきた。それを解決する装置が上図のドリームミルであ
る(図をクリック)。 

また、上図(図をクリック)は、植物の生の葉にマイクロ波を一次照射した後、一定の休止期間をお
いて水分と
温度を均してからマイクロ波を二次照射し、次いで粉砕処理することによって微粉末化し、
生葉の葉
緑素を容易に、効果的に摂取又は抽出可能な方法で、生葉全体に均一に内部の水分が外部に
発熱移行
して蒸発させ効果的に乾燥させ、次いで行われる微粉末化処理が円滑かつ効果的に行う。休
止期間を
おくと歩留りが向上し、二次照射による焙煎効果によって香りが増し、また葉緑素や有用成
分の吸収
が容易となり植物の生葉から効果的に機能し易い活性化葉緑素を量産すると共に、活性化葉
緑素を摂
取し易いような生葉の微粉末を簡易な方法で効率的に、均質に製造可能な技術を実現する。
いわば、
電子レンジの大きくしたものを利用するのだが、25年前はまだ電子レンジが普及していな
かった時
代だ。因みに、1966年のシャープ(早川電機工業)の国産初のターンテーブル式のR-600 は
198,000円
だった。

さて、植物の葉に含まれている葉緑素(クロロフィル)は、タンパク質などの頑固な汚れを分解する
作用がある。石鹸やクレンジングなどに配合すると洗顔料などとして適し、小腸の絨毛間を掃除する
ので、小腸内のデトックス効果も期待でき、また、紫外線を防ぐ作用があるので、化粧品などに含ま
せると、肌への進入を防げる。さらに、傷んだ肌の再生を早めるので、皮膚の組織が活性化し、自然
治癒を促すほか、インターフェロンを増やして免疫力を強化する作用やコレステロールの抑制作用も
注目され、加えて、葉緑素の化学式は、人間のヘモグロビンの化学式と極めて近似し、血液サラサラ
作用や造血作用、抹消血管拡張作用、血液をきれいにするので自然治癒力も向上。お茶をはじめ多く
の緑色植物の特徴とする「葉緑素」は植物の「葉」の部分に多く含まれて、今日多くの企業がこの葉
緑素の抽出による健康食品や化粧品、医薬品等への利用を目論み様々な抽出法の取り組みが行われ、
桑の葉の粉末はじめ多くの緑色葉の粉末商品が市販されているが、細胞壁が障害となりその特有とす
る各成分が十分に抽出されない。この新規考案の特徴は、新鮮な植物としての水分が残存した状態の
生の葉から、葉緑素としての効能を発揮し易い活性化状態の生葉粉末と各種生葉特有の有用成分を均
質にかつ安価に抽出採取又は製品化可能なマイクロ波加熱乾燥法を実現すると共に生産した生葉微粉
末の効果的な活用法を実現することにあり、この応用に薬用的有効成分の他、葉に由来する赤、黄色、
紫など花の色素も抽出することができ、この色素原料の粉末化も可能となる。



ところで、その後彼はどうしているか?年賀状が届く程度だが、相当優秀な若者という印象が残って
いる。しかし、余り欲張ってもしかたないが、もっと楽しいビジネスを彼のために展開させたかった
という思いが残った。その当時、金星社(LEG)のプラント建設のスーパーバイズで朴大統領の出
身地の亀尾市の工業団地出張などで忙しくしていたが、そんなときに大阪で彼らと食事して、カラオ
ケでチューリップの“心の旅”を歌っていた記憶がクロスした。

コメント
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