実に、寒びー一日だった。
朝から曇り、その内に陽がチョロッと出て、また、曇り。 その内に吹雪になった!!! 見る間に庭は真っ白!
この時、サテアンに入り込み、「イワチドリ」の植え替えをしていた。
12鉢掘り上げては、鉢と受け皿を洗い、芋を消毒、植え替え。 そして、給水をして湿気を与えると同時に微粉末を洗い落とす。 そして、元あった場所にセット。 午前中は鉢が凍っているので作業不可! 午後からやって24~5鉢がいい所だ。
昔から作っている種類は、馬鹿増えしているが、昨今仕入れた新種は、増えが悪い! 交配の善し悪しが歴然としている!!! 何に起因しているのだろう?
栽培方法は、何ら変わらないがこのような差が出てしまう!!!
交配の相性が伺える?????
こんな事がここ4~5年の間に判って来た!
ここ2年ばかりの間に偉大なるお師匠さんに出会えた!!! 大阪の鬼面児さんである!
まだまだ、面識はないが、電話や文通で色々な事を伝授して下さるので自分勝手にお師匠さんと呼ぶ事にしている。 実に、博学な方で、植物の生理、栽培のみならず色々な事を知っている。 こちらから電話をする事もあるが、電話を下さる事が多い。
師匠は、交配のセルフを殊の外嫌っている。 近親交配による血の濃度を挙げておられる。 近親交配品の多くは、短命だ! 病気に弱い! 例外はあるものの、矢張りセルフや兄弟交配による近親交配 は、1~3年で消えて行く事を薄々知り始めていた矢先だった。 成程!!!と、膝を打った。 老い耄れ爺の経験値とピタリ一致していたからである。
「ウチョウラン」に至っては、図星で、近在の植物園から買って来る逸品は、悉く、1~2年で消滅する運命にあった。 聞く所に依ると、「ウチョウラン」の場合、イイ物が出るとセルフ交配が主流だという!!! 折角、ウン万円と投資しても、翌年、芽を吹く品物は半分以下?と、踏んでいる・・・ そして、1~2年の内には消えてしまう!!!
動物の世界でも近親交配の弊害を言う御仁が多い!!! これは、家畜にしろ、ペットにしろ常識中の常識になっている。 人類に至っては、法律で禁止されている。
昨夜も鬼面児さんに色々と交配の裏話を教えて貰った。 当に、以上述べた内容を話されていた!!!
そう言えば、「イワチドリ」のボトル苗を購入しているDSの社長さんも、何がしかの例外はあるが、一般的に近親交配を何代も続けると鞘が出来ない!!!鞘が出来ても発芽しない!!!と、話されていたっけ!!! 近親交配は厄介なモノだという!!! 何せ、物凄い数の交配をされているブリーダーさんが話されている事だから実感が湧く!!! そして、異種間交配の優位性がyの所でも実証され始めて居る!
ここに面白い話がある!
老い耄れは、「ヘボ」ちゃんの場合でもこの論法は嵌るのでは?と、考え続けていたが、2年前の「大町「ヘボ・サミットの席上、岐阜大学の先生が、遠隔交配の弊害を説いていた!!!
この時、多くの質問がフロアーから続出したが、十分に納得のいく回答は得られなかった。 素人には解り難いDNA鑑定で証明されているという話だった。 「アシナガバチ」で実証されているという事で、これは「スズメバチ」全般にも適用されるでしょう!と、言う事だった。 これを遺伝子汚染というらしい?
そう言えば、このブログにも遺伝子汚染を唱え警告を発して呉れる御仁が居た事があったが・・・同意見なんだろう。。。
果たして?????
この話を聞いてから、「ヘボ」ちゃんの閉鎖空間内での交配:交尾は、遠距離種交配を避けているが、まだ、結論を得るまでに至っていない!!!
こんな事を思い出しながら垂れ下がる鼻水を吊るしながら受け皿や鉢洗いをしていた・・・
未だ、主流品種の植え替えまで至っていないが、選別品の増球はどんなだろう?
寒び~一日だった!