NTTの電話番号案内「104」で案内された番号にそのままつないでもらう接続通話サービス「DIAL(ダイヤル)104」が、31日で終了する。30円の手数料が掛かるものの、番号を記録してダイヤルする作業に手間を要する視覚障害者にも、便利なサービスだった。利用減による終了だが、県視覚障害者福祉協会の須藤平八郎(すとうへいはちろう)会長は「障害者への配慮で続けてもらえないだろうか」と話している。
NTT東日本広報室によると、終了理由は、設備更新の時期を迎える中、携帯電話の普及やインターネットなど情報収集・伝達手段の多様化で利用が減っているため。利用は全国で2014年度が102万件。ピーク時の07年度592万件から大きく減っている。
また事前に行った視覚障害者団体へのヒアリングでは「点字メモが取れる、ボイスレコーダーがある」といった声があり、継続の要望もなかったという。番号案内サービスは継続する。
7月31日 朝刊 下野新聞