国際線ターミナルではANA/JALの両CAによる補助犬のデモンストレーション
全日本空輸(ANA)は10月31日、補助犬(身体障害者補助犬)を伴った障がい者が航空機の利用を体験するツアーを実施した。このツアーは日本身体障害者補助犬学会の学術大会が、羽田空港で開かれることに合わせて実施された。
日本身体障害者補助犬学会の学術大会は「補助犬が拓く楽しい旅、やさしい社会~2020年に向けて~」をテーマに、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、すべての障がい者が快適に日本国内の旅行や移動が出来るように、学会と航空関係者が協力し実施された。
補助犬は、視覚や聴覚、手足に障がいのある方の生活を手伝う存在で、身体障害者補助犬法に基づき認定された特別に訓練された犬。公共交通機関をはじめ、人が立ち入ることが出来るさまざまな場所で、受け入れるように義務付けられている。
今回のツアーでは、介助犬3頭、盲導犬と聴導犬がそれぞれ1頭と、視覚や聴覚が不自由な方や普段車椅子を使用している方が参加し、空港での搭乗手続きや保安検査、航空機への搭乗から到着後までの一連の流れを体験した。
ANAでは、搭乗の際にお手伝いが必要な利用客の窓口として「ANAおからだの不自由な方の相談デスク」を設けている。羽田空港では「スカイアシストカウンター」を用意し。搭乗手続きから保安検査場、航空機までの搭乗を専門のスタッフがサポートする。
スカイアシストカウンターは保安検査場Cの横にあり、カウンターから直接専用の保安検査場へ向かうことができる
ANAスタッフとツアー参加者
2015年10月31日 実施 トラベル Watch
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