ゴエモンのつぶやき

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ロンドンパラリンピック「車いすテニス」日本女子チーム等のコーチを務めた 中澤 吉裕さん

2012年09月27日 02時24分26秒 | 障害者の自立
本気になる その一心で

 ○…車いすテニスのナショナルコーチ歴は約12年。自身初のパラリンピックで、女子チームコーチ兼クァード(重度障害者)チームコーチとして、9月中旬まで約3週間ロンドンへ。女子チームは毎年行われる国別対抗戦「ワールドチームカップ」2年連続準優勝の実績を引っ提げて臨んだが、シングル・ダブルスともに準々決勝で敗れ、悲願のメダルには届かなかった。「100%勝つつもりだったが、己を知り、己を信じる他国の底力を見せつけられた」。大舞台への慣れや経験の差だけではない何かを感じた。

 ○…レッスンプロとして一般、ジュニア、車いすテニスを指導。以前は日本リーグ選手として国内大会の出場歴も。車いすテニスの指導を始めたのは十数年前、玉澤紀洋選手との出会いにさかのぼる。「強くなりたい、世界で活躍したいという気迫にあふれていて、ものすごい目をしていた」。その思いに応えようと一対一の指導を続け、全日本制覇を勝ち取るに至った。

 ○…出身は茅ヶ崎。小学生時代はサッカーに興じ、中学から軟式テニスの道へ。高校では硬式・軟式を掛け持ち。卒業後に就職し、1年経たないうちに「本気で熱中できるものをやりたい」と、テニスクラブの門をたたいた。ヘッドコーチに弟子入りし、ボール拾いからトイレ掃除までこなす「丁稚奉公」。朝と夜は皿洗いやガソリンスタンドなどのアルバイトをしながら、日中に練習して約2年半、選手、指導者として基礎を築いてきた。各スクールで指導経験を積み、2003年にエヌ・プランニングを設立。現在は若葉台のわかばテニススクールなど3カ所で、スクール運営等に携わる。

 ○…相模原市で妻と長男、長女との4人暮らし。多忙な毎日でも、家族そろっての朝食は日課だ。目指すスクールは「いろんな立場、年代の人がみんなで楽しめる『テニスパーク』みたいな場」。障害者スポーツが自然に受け止められる。そんな将来を見据えている。




タウンニュース-17 分前--2012年9月27日号


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