ゴエモンのつぶやき

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ネットで募集の「成人合宿」 初体験のお相手は抽選で決定

2011年05月18日 01時54分15秒 | 障害者の自立
 「本当に開催されるの?」「参加者はいるのか?」

 5月初旬にインターネット上で突如告知された「成人合宿」なるセミナーが、いま大きな波紋を呼んでいる。その内容は、誰もが目を疑う衝撃的なものだった。

 物議を醸すのも無理はない。この「成人合宿」は、セックス経験のない大学生(大学院生含む)を対象に、性生活の学習と体験の機会を、2泊3日の合宿形式で提供するというもの。言い換えれば、童貞・処女の大学生を集め、挿入を伴うセックス、つまり「初体験」をさせてしまうのである。受講申し込みは8月19日で締め切られ、8月29日からの3日間、新潟市内で開催される予定となっている。

 しかし、この「成人合宿」では、セックスのパートナーを自分で選ぶことができない。抽選で決まった相手と絶対にベッドを共にしなければならないのである。抽選で、初体験の相手を決める--。それだけ聞くと、卑猥でいかがわしいイベントではないかと勘ぐってしまうが、企画者は、至って真面目に性の問題と向き合っている人物だった。

 主催するのは、NPO法人「ホワイトハンズ」。脳性麻痺などにより自慰行為ができない障害者に対し、射精介助などを行なっている団体だ。代表の坂爪真吾氏(29)は、東大文学部卒。氏は、「性的介助はあくまでも健康管理のためのケアであり、食事や排泄などの介助と変わらない」との信念のもと、障害者の性の問題に取り組んでいる。

 この活動は、昨年小誌で連載したノンフィクションライター・河合香織氏のルポ『セックスボランティア』でも大きく取り上げた。その団体が、今度は障害者から対象を広げ、健常者の童貞・処女向けにサポートを行なおうとしているのだ。坂爪氏がいう。

「童貞・処女の若者が持つコンプレックスは、非常に大きな問題です。しかし、この『成人合宿』を経験すれば、容姿やコミュニケーションスキル、恋愛経験の有無にかかわらず、健康的な性生活を送る一人前の大人としての勇気と自信を持ってもらえると考えたのです」

※週刊ポスト2011年5月27日号


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