三好市池田町の障害者支援施設「箸蔵山荘」(竹田公二施設長)の利用者ら約30人が27日、施設近くのほ場(40アール)で、生薬の原料となるドクダミの栽培を始めた。
農作業を通じて障害者の自立を支援する県の「チャレンジドファーム」事業の一環。施設を利用する障がい者と職員は県三好農業支援センターの職員らの指導を受けながら、畝に直径10~12センチ、深さ4センチほどの穴を約30センチ間隔で掘った後、長さ約4センチのドクダミの地下茎約800本を次々と植え付けていった。
今後、利用者らが2日に1度のペースで水やりや雑草抜きをして育て、来年5月下旬頃には高さ30~40センチに成長した茎や葉を収穫。東みよし町の生薬会社が1キロ・グラムあたり60円で買い取り、健康茶の原料として使用するという。
竹田施設長は「太陽の下で楽しみながら農作業をすることで、やりがいの発見につながれば」と話している。
苗を植え付ける障害者支援施設の利用者と職員(三好市で)
2015年07月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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