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発達障害の子対象に療育教室開く

2018年08月15日 09時56分42秒 | 障害者の自立

 発達障害のある主に高校生以下を対象にした療育教室「キンダーコスモス」が大分市下判田にできた。言語訓練に特化した民間の施設で、県内では珍しいという。コミュニケーションが苦手な利用者が、個別のプログラムで言葉と生きる力を磨いている。

 大分市下判田で不登校児童・生徒のフリースクールなどを運営する「若葉会」(佐伯和可子代表)が4月に開いた。語彙(ごい)が少ない、言いたいことが伝わらない、集中力が持続しない―。現在、さまざまな特性のある3~19歳までの15人が通っている。これまでも発達障害の児童、生徒はいたが「対人関係や学習が困難な子どもへの専門的な支援が必要だと感じた」と佐伯代表。
 授業は1回50分。言語聴覚士の喜舎場(きしゃば)国夫さん(69)と桑原早紀さん(21)がマンツーマンで指導する。プログラムは喜舎場さんが発達心理学や言語学、療育経験を基に40年かけて作り上げたもの。一人一人の特性に応じ、イラストを描いたカードや積み木などを使って文法を中心に楽しく学んでいく。
 「自分で考え、問題を解決する力を身に付けるには、できるだけ早い時期から療育を始めることが大切」と喜舎場さん。思いを伝える喜びや課題解決の達成感を積み重ね、自信につなげるという。
 保護者は別室のモニター越しに授業を観覧できる。6月から通う小1女児(6)の母(40)は「専門家に任せることで読み書きの遅れや発音を改善し、日常生活での困り事がなくなれば」と期待。佐伯代表は「言語能力が育てば子どもの人生は豊かなものになる。親の不安を解消する場にもなれば」と話している。
 見学や体験を随時受け付けている。問い合わせは若葉会(TEL090・4340・5530)。

積み木を使い療育をする言語聴覚士の喜舎場国夫さん(左)と児童
積み木を使い療育をする言語聴覚士の喜舎場国夫さん(左)と児童

 ※この記事は、8月13日大分合同新聞朝刊13ページに掲載されています。 大分合同新聞

 

 


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